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令和元年度以前入学者 | 保健医療サービス論 | ||||
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平成28年度以前入学者 | 保健医療サービス論 | ||||
教員名 | 上之園佳子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 主として同時双方向型授業(Zoomによるオンライン授業)にて実施する。また、Blackboardを通じた講義資料配信と課題研究(課題の提示、回収等)を組み合わせる。 |
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授業概要 | 保健医療福祉のサービス制度の体系と課題を明らかにし、地域包括ケアシステムでの保健医療制度の動向と包括的な支援のための連携・協働(チームケア)のについて講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | ・社会福祉に関連する保健医療サービスの動向について説明できる。 ・保健医療にかかわる政策、制度、サービスについて理解する。 ・保健医療に関わる専門職の役割とチームケアについて理解する。 ・地域包括ケアシステムで保健医療と介護・福祉の連携体制を説明することができる。 ・医療ソーシャルワーク等の役割と、連携や協働について理解する。 ・保健医療の課題を持つ人に対する、包括的な支援に応用できる。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP2に対応する。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシー DP4,5,6及びカリキュラムポリシー CP4,5,6に対応している。 ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる(A-4-2)。 ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2)。 ・さまざまな人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。 |
授業の方法 | 〇同時双方向型授業(Zoomによるオンライン授業)、〇オンデマンド授業と課題(Blackboardを通じた教材資料配信、課題提出) 〇課題研究(課題の提示、回収等) Blackboard ID :20202165 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:保健医療サービス論の概要と目的の解説、国際的な健康の定義、オンライン授業(Zoom)接続確認する。(同時双方向型授業)
【事前学習】保健医療サービス論のシラバスを確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】健康の定義を整理しノートしておくこと。 (2時間) |
2 |
保健医療の概要と動向:保健医療の基礎知識と高齢化社会と疾病の構造変化、医療費の増加等保健医療に係る社会変化に対応した医療保険制度の動向について学ぶ。(同時双方向型授業)
【事前学習】保健医療に影響を与える社会の変化について調べておくこと。事前に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】医療制度の概要からみえる動向について箇条書きでまとめておくこと。 (2時間) |
3 |
日本の医療制度の特色:日本の医療の特色を患者としての受診体験や海外の医療制度を知ることでと課題を発見し理解を深める。(同時双方向型授業)
【事前学習】身近な医療の受診体験、診療報酬明細書等を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】日本に医療制度の特色と課題を整理し、ノートしておくこと。ておくこと。 (2時間) |
4 |
日本の医療制度の課題:長期入院(社会的入院)と医療の地域移行の動向を学ぶ。精神病院の歴史を題材に社会的入院の現状と課題を理解し、医療制度の課題と地域医療について学ぶ。(同時双方向型授業)
【事前学習】身近な医療受診の体験を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】日本の医療制度の特色と課題を整理しておくこと。 (2時間) |
5 |
医療施設の概要: 病院の分類(特定機能病院、地域医療支援病院等)、診療所と病床機能分化の目的と役割・機能から病院完結型医療から地域医療充実、地域包括ケアシステムへの動向について理解する。(同時双方向型授業)
【事前学習】日本の医療制度の課題を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】病院完結型医療から地域医療への動向について整理しておくこと。 (2時間) |
6 |
診療報酬制度の概要:診療報酬の体系とその変遷から医療制度の課題と医療改革の動向について学ぶ。また、診療報酬での保健医療と福祉の連携・協働の強化体制について理解する。(同時双方向型授業)
【事前学習】病院での診療報酬、自己負担について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】診療報酬と医療制度改革の方向性を整理しておくこと。 (2時間) |
7 |
保健医療に係る倫理:医療に関して主体的に選択をするためのインフォームドコンセントと患者の権利について学ぶ、また、緩和ケアでの場面で、自己決定権の尊重、意思決定支援、アドバンスケアプランニン、家族支援についてグループワークで議論し理解を深める。(同時双方向型授業:中間ヒヤリング)
【事前学習】インフォームドコンセントについてこれまで学んだことを確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】インフォームドコンセントと患者・家族との関係と医療職の連携について整理しておくこと。 (2時間) |
8 |
保健医療領域における専門職の役割と連携:保健医療領域における専門職(医師、歯科医師、保健師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、介護福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員、居宅介護従事者 等)の職種と業務役割を理解し、相互の連携・協働について学ぶ。特に社会福祉士が連携・協働の必要性が高い医師と看護師、理学療法士・作業療法士について理解する。(同時双方向型授業)
【事前学習】保健医療専門職の職種と役割について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】医療職との医療ソーシャルワーカーの連携・協働について整理しておくこと。 (2時間) |
9 |
保健医療領域における福祉的支援の実際:医療ソーシャルワーカーの役割と課題について病院での医療ソーシャルワーカーに福祉的視点での実践を踏まえたオンライン講義により、医療ソーシャルワーカーの役割と機能、多職種連携・協働について理解を深めます。(同時双方向型授業)
【事前学習】医療ソーシャルワーカーの業務指針について事前に確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】医療ソーシャルワーカーの役割と倫理について整理しておくこと。 (2時間) |
10 |
保健医療サービスとの連携・協働(事例研究、グループワーク):退院支援での院内専門職連携と地域医療連携(病診連携、病病連携)の場面を設定し、患者・家族、専門職とのロールプレイで信頼関係の形成、連携と協働についての理解を深める。(同時双方向型授業)
【事前学習】退院支援にかかわる専門職について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】退院支援のプロセスを整理しまとめておくこと。 (2時間) |
11 |
保健医療対策の概要:地域医療の指針(医療計画)、5疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患)、5事業(救急医療、災害時における医療、へき地の医療、周産期医療、小児医療)の医療対策と動向について学ぶ。また、それぞれの保健医療対策を含む社会福祉士試験問題で理解を深める。(オンデマンド授業と課題研究)
【事前学習】保健医療対策、5疾病について他授業での学びを確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】地域での医療と介護、保健と介護予防の統合的な連携・協働体制について整理しておくこと。 (2時間) |
12 |
保健(公衆衛生)と地域保健:地域保健としての地域保健、母子保健、学校保健、産業保健、精神保健をになう保健所、保健福祉センター、職場・学校の保健室の役割について理解する。地域包括ケアシステムでの保健医療と介護・福祉の連携について考える。(同時双方向型授業)
【事前学習】学校保健(保健室)について体験も含め確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】地域保健について整理してまとめておくこと。 (2時間) |
13 |
地域保健と母子保健:母子と家族の健康を守る母子保健、母子健康手帳による妊娠から産後ケア、子育て支援の学校保健など継続ケアと保健医療面からの児童虐待防止について学ぶ。(同時双方向型授業)
【事前学習】自分の母子健康手帳を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】母子保健での継続ケアでの社会福祉士の役割について整理しておくこと。 (2時間) |
14 |
地域包括ケアシステムでの保健医療と介護・福祉の連携:在宅医療から地域医療・地域連連携、地域保健の動きと地域包括支援センターと認知症ケア(初期集中支援チーム、地域に見守り支援等)の事例研究(グループワーク)を通じて地域の保健医療と地域住民との包括支援ネットワークと協働体制を理解する。(オンデマンド授業と課題研究)
【事前学習】地域包括支援センターと医療機関の連携について確認をしておく。 (2時間) 【事後学習】地域医療推進のために地域社会資源との連携・協働体制について整理しておくこと。 (2時間) |
15 |
保健医療サービスのまとめ:保健医療制度の体系と課題への対策動向を明らかにし、地域包括ケアシステムでの保健医療と福祉の包括的な支援のための連携・協働(チームケア)を理解する。(オンデマンド型授業・課題研究)
【事前学習】これまでの授業内容をまとめ、確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】保健医療の体系と保健医療を必要な人への支援について整理しておくこと。とめておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 無し |
参考書 | 授業で適宜厚生労働省等の刊行物、公的文書と参考図書について紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(30%) 授業内テストは授業での課題の提出状況及び内容を評価する(40%)。授業参画度は出席・参加状況を評価する(30%)。レポートは学期末総括レポートの提出と内容を評価する(30%)。 |
オフィスアワー | 双方向型授業後に、日程・時間などの相談し設定をします。 |
備考 | 授業で次回テーマについて事前学習としての課題を提示する。社会福祉士国家試験科目でもあるため積極的に関連科目(医学知識、社会保障論など)の復習をすること。 |