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令和元年度以前入学者 | ソーシャルワーク論1 | ||||
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平成28年度以前入学者 | ソーシャルワーク論1 | ||||
教員名 | 久保田純 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド授業(powerpointによるスライド資料配信)(13回)と課題研究(2回)を組み合わせる。 |
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授業概要 | ソーシャルワークとは、社会福祉を体現する方法論である。本講義ではこのソーシャルワークを理解する上で、基礎的な知識となるソーシャルワークの概念や形成過程、そしてソーシャルワークを行う専門職であるソーシャルワーカーの概念について講義する。またソーシャルワーカー経験をもとに、実際のソーシャルワーク実践現場での事例を用いて、ソーシャルワークの理念についての授業を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | ソーシャルワークを理解し実践する上で基盤となる、ソーシャルワークの概念や形成過程について学ぶ。その知識を基盤として、現代のソーシャルワークにおける支援対象者が置かれている社会的状況を的確に把握し説明することができる。さらにその支援対象者に対する実際の支援におけるソーシャルワークの援助関係やジレンマについて理解する。その上でソーシャルワークを体現する専門職についての理解を深めることを目的とする。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 |
授業の方法 | ・5月11日から8月8日までの授業実施日(13回)にblackboardを通してオンデマンド教材を配信する。受講生はその教材を視聴し学修すること。 ・視聴する際はテキストと配布資料も参照しながら視聴すること。配布資料は事前にblackboardからプリントアウトして視聴に臨むこと。 ・またオンデマンド教材内で検討事項や事例などを提示し、自主学習の時間を設ける。 ・毎回の視聴ごとに、期日までにリアクションペーパーを作成し提出すること。講義内容に関する質問などはリアクションペーパー内に記載すること。 ・課題研究については、第9回と第15回に実施する。期日までに所定の方法で提出すること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション 本講義の概要とそのねらい(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスに目を通して、授業の流れを理解しておく (2時間) 【事後学習】「社会福祉士」に関連する記事や書物に目を通す (2時間) |
2 |
ソーシャルワークの概念 (オンデマンド授業)
【事前学習】「ソーシャルワーク」という用語に対する自分のイメージを確認する (2時間) 【事後学習】講義で学んだIFSWの2000年の定義と2014年の定義の差異を整理する (2時間) |
3 |
ソーシャルワークの構成要素 (オンデマンド授業)
【事前学習】「クライエント」という用語に対する自分のイメージを確認する (2時間) 【事後学習】自分の身近で「ソーシャルワーカー」が働いている場所を確認する (2時間) |
4 |
ソーシャルワークの形成過程1(19C〜1930年代) (オンデマンド授業)
【事前学習】イギリスの産業革命前後の世界情勢を理解しておく (2時間) 【事後学習】講義で学んだリッチモンドが強調した部分を整理する (2時間) |
5 |
ソーシャルワークの形成過程2(1940年代〜現代) (オンデマンド授業)
【事前学習】第二次世界大戦後の世界情勢を理解しておく (2時間) 【事後学習】講義で学んだ医学モデルと生活モデルの差異を整理する (2時間) |
6 |
ソーシャルワークにおける価値と社会正義 (オンデマンド授業)
【事前学習】過去の講義で学んだソーシャルワークの概念を再確認しておく (2時間) 【事後学習】ソーシャルワークにおいて「価値」が重要視される理由を整理する (2時間) |
7 |
利用者主体とストレングス視点 (オンデマンド授業)
【事前学習】「ストレングス」という用語に対する自分のイメージを確認する (2時間) 【事後学習】講義で学んだエンパワメントと生活モデルの関連性を確認する (2時間) |
8 |
権利擁護とアドボカシー (オンデマンド授業)
【事前学習】「アドボカシー」という用語の意味を確認する (2時間) 【事後学習】ソーシャルワークにおいて「権利擁護」が重要視される理由を整理する (2時間) |
9 |
ソーシャルワーカーとソーシャルワークの価値(課題研究)
【事前学習】「社会福祉士」という職業の特性を再確認しておく (2時間) 【事後学習】課題研究のレポートを提出する (2時間) |
10 |
ノーマライゼーションと社会的包摂
【事前学習】「ノーマライゼーション」という用語の意味を確認する (2時間) 【事後学習】現代日本において「社会的排除」されている人々の具体的な状況を確認する (2時間) |
11 |
ソーシャルワーカーの倫理とジレンマ (オンデマンド授業)
【事前学習】「ジレンマ」という用語の意味を確認する (2時間) 【事後学習】講義で学んだ価値の優先順位について整理する (2時間) |
12 |
地域を基盤としたソーシャルワーク (オンデマンド授業)
【事前学習】自分の持つ「地域」のイメージを確認する (2時間) 【事後学習】ソーシャルワークが「地域」を基盤する必要性を整理する (2時間) |
13 |
ジェネラリスト・ソーシャルワーク (オンデマンド授業)
【事前学習】「システム」という用語の意味を確認する (2時間) 【事後学習】自分自身のエコマップを作成する (2時間) |
14 |
専門職の概念と範囲 (オンデマンド授業)
【事前学習】自分の身近にいる「専門職」と呼ばれる職業を確認する (2時間) 【事後学習】講義で学んだソーシャルワーカーが「専門職」である必要性を整理する (2時間) |
15 |
到達度の確認(期末レポートの提出)(課題研究)
【事前学習】これまでの講義を復習して期末レポートを作成する (2時間) 【事後学習】講義全体の振り返りを行う (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 社会福祉士養成講座編集委員会編 『相談援助の基盤と専門職(新・社会福祉士養成講座〔6〕)』 中央法規出版 2015年 第3版 |
参考書 | 岡本民夫・平塚良子編著 『新しいソーシャルワークの展開』 ミネルヴァ書房 2010年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第9回課題研究(25%)と第15回期末レポート(50%)の内容をそれぞれ評価する(75%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴状況とリアクションペーパーの内容を評価する(25%) 5回以上欠席がある場合は成績の対象としません。 |
オフィスアワー | リアクションペーパー内の質問に関しては翌週のオンデマンド授業内で回答する |
備考 | シラバスの内容は学生の皆さんの学修の状況を考慮して変更することがある。 |