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社会福祉経営論

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令和元年度以前入学者 社会福祉経営論
平成28年度以前入学者 社会福祉経営論
教員名 渋谷篤男
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド授業(Power Pointによる録画授業配信)
Blackboard ID 20202176
授業概要 本科目では、福祉サービスと組織のマネジメントに関して、法人制度、会計制度、人事・労務管理制度などの諸制度及び、サービス提供過程に関する運営基準・リスクマネジメント・第三者評価などの取り組みについて解説する。そのうえで、福祉マネジメント論で学んだ組織論、サービスマネジメント論の知識も活用しながら、福祉サービスや組織のマネジメントの実際の課題を分析し、解決策を検討する。これにより、学生が、福祉サービス組織の経営課題を、マネジメントの理論及び各種制度の知識を活用して総合して分析する視座を習得することをめざす。
担当教員は全国社会福祉協議会における実務経験を有し、また現在も各種団体の委員会等での職務、研修講師等の職務を通じて、各分野の実践者と意見交換を行っている。この経験を踏まえ、現実の政策・実践と結びつけた講義や演習等を行う。
授業のねらい・到達目標 ・福祉サービス組織に関わる代表的な法人制度の特性、共通点と違いについて説明できる。
・社会福祉法人制度の成り立ち、運営ルール、直近の社会福祉法人制度改革の背景と内容について説明できる。
・財務会計の意義、計算書類の種類と連関等について、説明できる。
・労働法規に基づく基礎的・共通的な労務管理のルールについて、説明できる。
・人事管理制度の体系、人事管理のサブシステムの機能、連関について、説明できる。
・福祉サービスの組織運営及び提供過程に係る運営基準等の諸規制と、マネジメントのポイントについて、説明できる。
・以上の知識を総動員し、福祉サービス組織の経営課題を分析できる。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 ・オンデマンド教材をBlackboardを通して配信する(15分程度×3)。
・資料は「Blackboard Learn」にデータを掲載する。オンデマンド授業の前に印刷しておくこと。
・毎回、確認テスト(簡易なテストないしはレポート)を課すので提出すること。
・試験日はBlackboardを通して試験問題を配信する。答案はスキャンしたpdfファイルか写真による投稿を認める。、
・毎回、事前・事後学修を行うこと。各2時間程度の学習を目安とする。
・授業中提示した参考文献等の学習を奨励する。
履修条件 ・本科目は社会福祉士国家試験の「福祉サービスの組織と経営」に対応しており、国家試験受験を考えている者は履修する必要がある。
・国家試験受験を希望していない者でも履修は可能。
授業計画
1 イントロダクション 社会福祉経営をとりまく法令の概観、法人制度の種類、法人の機関
【事前学習】シラバスを確認すること。福祉マネジメント論の復習をして臨むこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
2 法人制度① 法人制度の種類、法人の機関
【事前学習】社会福祉法(第6章社会福祉法人)を読み、制度の基本を予習すること (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
3 法人制度② 社会福祉法人制度-法人の成り立ち
【事前学習】とくに憲法89条、社会福祉法第24条、および第1~4条について理解を深めておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
4 法人制度③ 社会福祉法人制度-社会福祉法人制度改革
【事前学習】とくに地域公益活動(地域における公益的な取り組み)について、予習すること (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
5 法人制度④ 特定非営利活動法人制度、医療法人制度、法人税制
【事前学習】とくに社会福祉法人と他の法人との違いについて、予習すること (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
6 財務会計
【事前学習】とくに貸借対照表、原価償却の考え方について理解を深めておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
7 労務管理制度
【事前学習】社会福祉事業における労務管理の特質について考察しておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
8 サービス提供プロセスへの規制とサービスの質の管理の全体像、サービス情報の公表制度
【事前学習】とくに質の管理のための仕組み、手法の全体像について理解を深めておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
9 リスクマネジメント、苦情解決
【事前学習】とくに苦情解決制度の意義について確認しておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
10 福祉サービスの第三者評価
【事前学習】第三者評価の評価項目の構成と各項目について確認しておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
11 人事管理制度
【事前学習】社会福祉事業における人材管理の特質について考察しておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
12 人材育成と組織学習
【事前学習】社会福祉事業における人材育成の特質について考察しておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
13 福祉サービス・組織の課題にもとづく検討
【事前学習】社会福祉法改正の内容(地域共生社会等)について考察しておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料の該当部分を読み直し、確認テストによって復習すること (2時間)
14 期末試験
【事前学習】第1~13回までの内容を復習すること (2時間)
【事後学習】期末試験の内容を振り返るとともに質問をまとめ提出する (2時間)
15 まとめ(質問を踏まえ、重要事項の復習・解説を行い、授業の理解を深める)
【事前学習】第三者評価基準を読み返すこと (2時間)
【事後学習】社会福祉法を読み返すこと (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 社会福祉士養成講座編集委員会 『福祉サービスの組織と経営 第4版 (新・社会福祉士養成講座)』 中央法規 2017年 第5版
小松理佐子編 『よくわかる社会福祉運営管理』 ミネルヴァ書房 2010年
成績評価の方法及び基準 試験(30%)、レポート(40%)、授業参画度:確認テスト(簡易なテストないしはレポート)の回答状況による(30%)
・提出すべきレポートを提出しない場合、試験で所定の点数に到達しなかった場合は、成績評価の対象としない
オフィスアワー Blackboardを通しての質問は直接回答するか、授業日までの資料に解説を掲載する。

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