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権利擁護と成年後見制度

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令和元年度以前入学者 権利擁護と成年後見制度
平成28年度以前入学者 権利擁護と成年後見制度1
教員名 山田祐子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンライン(Zoom)3回・オンデマンド5回・課題研究3回・対面授業(8月に1日集中・4回分)を行う、ハイブリッド方式で実施します。
学生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ます。その際は、Blackboardで連絡するので、注意してください。
対面授業は8月に、1日間の集中授業で行いますが、日時・場所は、感染拡大の状況を配慮して決定するとともに、後日、Blackboardで連絡します。対面授業が不可能な場合は、オンライン(Zoom)・オンデマンド・課題研究の形態から実施を検討し、後日、Blackboardで連絡します。
授業概要 権利擁護にかかわる法と支援を理解する科目です。
権利擁護の基本的理解を深めると共に、社会福祉士として、背景と課題を科学的に把握、分析した上で、関連法を理解し活用しての具体的なソーシャルワーク実践について講義します。
一人ひとりの存在と権利を尊重した福祉社会・共生社会を目指し、人に寄り添い支える支援理論と法制度を学ぶとともに、自分自身の支え方も実践的に学修していきます。
授業のねらい・到達目標 人権尊重と尊厳の確保は社会福祉の究極の目的である。DV,児童、障がい者、高齢者への虐待とともに、認知症、老老介護、介護殺人、社会的排除等、人権福祉の重要性は増すばかりであり、取り組むべき喫緊の課題となっている。本講義のねらいは、権利擁護の基本的理解を深めると共に、社会福祉士として、背景と課題を科学的に把握、分析した上で、関連法を理解し活用しての具体的なソーシャルワーク実践を行うことができるようになることを目的とする。
【到達目標】
・権利擁護(アドボカシー)活動における成年後見活動実践を理解し、ソーシャルワーク実践ができる(A-5-3)(A-6-3)。
・社会福祉士が初めて必置となり活動が非常に期待される地域包括支援センターにおける高齢者虐待防止実践を中心に、権利擁護にかかわる法を理解し活用してのソーシャルワーク実践ができる(A-5-3)(A-6-3)。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP5・6及びカリキュラムポリシーCP5・6に対応しています。
*令和元年度以前の入学者:この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2、及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 (1)授業は講義形式で進めるが、より実践的な理解を深めるため演習を行う場合がある。ペアワーク・グループワークを行う。
(2)授業は、板書、パワーポイント、配布資料、視聴覚メディア等を使用する。
   2020年度はマルチ・ラーニングシステムで実施する。

*本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とするが、到達目標に達するために必要十分な時間をかけ取り組んでください。

5月11日から8月1日までの期間は、オンライン授業(Zoom)、Blackboardを通したオンデマンド授業と課題研究を行いますが、シラバスをよく読んで日程に注意してください。8月2日以降に、1日の集中講義(4回分)を行う予定ですが、感染拡大の収束状況を配慮しつつ、日程を調整します(水曜日か土曜日で調整を進める予定です)。集中講義の日程が他の授業と重なった場合は、課題研究等の代替措置を行う予定です。
オンライン授業(Zoom)の際は、必要事項をBlackboardに連絡、告知しますので注意してください。
履修条件 社会福祉士国家試験科目である。社会福祉士および公務員を目指す学生の履修を推奨します。
授業計画
1 (オンライン授業Zoom)1 オリエンテーション(本講義のテーマや到達目標および授業の方法について説明します)(A-5-3)
2 人権とは何かー世界人権宣言にみる人権とその背景
【事前学習】シラバスを読み、何を学びたいか、考えておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、自身の学習課題の明確化をしてください。 (2時間)
2 (オンデマンド)人権と法ー日本国憲法と関連法規(A-5-3)
【事前学習】指示した法の条文について、調べておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について確認して、整理してください。 (2時間)
3 (オンデマンド)1 虐待とは何か(A-5-3)
2 身体拘束とは何か
3 ハラスメントとは何か(アカハラ、パワハラ、セクハラ、デートDV等)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】テーマに関する問題意識の確認と虐待に関する指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について確認して、整理してください。 (2時間)
4 (課題研究)虐待・ハラスメントについて(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】テーマについて問題意識をもって考察し、課題を実施してください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容を簡潔にまとめ、ノート等を整理してください。 (2時間)
5 (オンライン授業Zoom)1 課題の振り返りと共有
2 権利擁護(アドボカシー)とは何か(A-5-3)(A-6-3)
3 虐待防止四法の概要(児童、DV,高齢者、障がい者)(A-5-3)
【事前学習】テーマについて、関係する法制度、ソーシャルワーク理論について調べておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、ノート等に整理してください。 (2時間)
6 (オンデマンド)1 高齢者虐待と権利擁護活動(アドボカシー)(A-5-3)(A-6-3)
2 虐待対応ソーシャルワークモデルとは何か(A-5-3)(A-6-3)
3 地域包括支援センターにおける高齢者虐待防止実践ーセルフネグレクト、孤独死」・「孤立死」等社会的排除、8050問題(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】介護保険法等を調べ、地域包括支援センターの役割と機能について確認してください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、関係する法・条例について確認して、整理してください。 (2時間)
7 (オンデマンド)1 高齢者の消費者被害(A-5-3)(A-6-3)
2 日常生活自立支援事業と権利擁護活動(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】消費者被害の身近な例について考えてください。指示した資料を読んでください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、ノート等に整理してください。 (2時間)
8 (課題研究)地域における虐待防止活動と施策(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】自身の生活する地域について本テーマについて調べ、課題を行ってください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容を簡潔にまとめ、ノート等に整理してください。 (2時間)
9 (オンライン授業Zoom)1 課題の振り返りと共有
2 成年後見制度の概要(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】成年後見に関する指示した資料を読んでください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について確認して、ノート等に整理してください。 (2時間)
10 (オンデマンド)1 市民後見、専門職後見
2 成年後見人の権利擁護実践と専門職後見(A-5-3)(A-6-3)
*3 権利擁護活動の実際ー独立型社会福祉士の権利擁護実践(A-5-3)
【事前学習】成年後見についての基本知識の確認と指示した資料を読んでください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間)
11 (課題研究)成年後見制度における権利擁護活動(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】成年後見と権利擁護活動の実際について整理し、課題を行ってください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、法制度を確認し、ノート等に整理してください。 (2時間)
12 (対面授業・集中授業)人権福祉のワークー*アンガーマネジメント(個人ワーク・ペアワーク)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】あなたの身近な人権に関して、思ったことをメモしておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間)
13 (対面授業・集中授業)人権福祉のワークー*コミュニケーション(グループワーク・ロールプレイ)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】あなたの身近な人権に関して、思ったことをメモしておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間)
14 (対面授業・集中授業)人権福祉のワークー*自己肯定感とメンタルヘルス(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】あなたの身近な人権に関して、思ったことをメモしておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間)
15 (対面授業・集中授業)評価と総括(これまでの学習の評価と復習を行い、授業の理解を深める)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】指示した課題を行ってください。これまでの学習内容を振り返り、自己評価をしてください。 (2時間)
【事後学習】指示した課題を、期限内に提出してください。 (2時間)
その他
教科書 開講時に指示します。
参考書 ミネルヴァ書房編集部編 『社会福祉小六法2020』 ミネルヴァ書房 2020年
日本社会福祉士会 『市町村・地域包括支援センター・都道府県のための養護者による高齢者虐待対応の手引き』 中央法規出版 2011年 第2版
授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:問題意識、分析力、理解力等を総合的に評価する。(30%)、授業内テスト:学生の習熟度により適宜、判断して実施することがある。(10%)、授業参画度:オンデマンドの視聴、オンライン授業と対面授業における問題意識をもった積極的、主体的な参加姿勢を評価する(発表、ディスカッション、リアクションペーパー)等(60%)
・授業中、記入したものは回収し、評価の対象とする場合もあります。事前学修・事後学修として出した課題も評価の対象とします。
・授業参画度については、真摯で誠実な学習姿勢に基づく授業内容の適切な理解も重視します。
・授業内テスト、授業内レポートを実施する場合があります。学生の習熟度により適宜、判断して実施します。
オフィスアワー 山田祐子研究室・時間帯は開講時に指示します。
備考 ・課題レポートは必ずコピーし、データはバックアップをとり、学生本人が責任をもって保管しておいてください。
・社会福祉士国家試験科目です。
・授業に関係のない作業を行ったり、集中しない、資料等を忘れる等、授業態度に課題がある場合は、厳重注意を行います。
・受講者は第1回目から参加してください。
・さらに深く学びたい学生は、「権利擁護と虐待対応ソーシャルワークモデル」の受講を推奨します。
【事前学習】 授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。
【事後学習】 ①授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。②授業内で指示した課題を必ず行うこと。授業計画欄の授業内容には記していない場合でも、出された課題は必ず行ってください。

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