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養護原理

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令和元年度以前入学者 養護原理
平成28年度以前入学者 養護原理1
教員名 髙橋幸成
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)を組み合わせる。
授業概要 児童虐待が大きな社会問題となっている。時には子どもたちの尊い命が失われるなど、子どもたちを取り巻く危機的な状況を目の当たりにする。子どもたちの暮らしは「家族に見守られ、安心して成長する」場で営まれなければならないが、その家族から虐待を受け、心身に傷を負ったり、家庭が崩壊してしまうケースが後を絶たない。
児童福祉法第41条において、「保護者のない児童(中略)、虐待されている児童その他環境上養護を必要とする児童」が「要保護児童」と規定されており、こうした状況にある子どもたちを保護・支援する営みとしての社会的養護について、児童相談所、児童養護施設等の現場経験をもとに講義する。
授業のねらい・到達目標 社会的養護の意義と歴史的変遷、児童の権利擁護、社会的養護の制度や実施体系について理解すること及び、社会的養護の現状と課題等について理解することができるようにする。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 ・5月13日から8月19日までの授業実施日(15回)のうち、12回はパワーポイントスライドを中心に各回の資料として配信する。
・授業実施日(15回)のうち3回は、課題研究として各回において課題を提示するので、受講生はレポート形式で解答する。
・テキストを用意しておくこと。授業はテキストと配信資料を併用して受講・学修すること。
・授業内容に関連する動画の配信も視野に入れているが、技術的な問題があり現段階では未定である。
・授業を受講したら振り返りを行い、理解したこと、意見、質問等をリアクションペーパーの形式で提出すること。
・質問への解答は、個別又は全体に対して行う。
授業計画
1 現代社会における社会的養護の意義(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P3-P20を通読しポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】社会的養護の機能、役割、要保護児童の現状等についての理解を確実なものにする。 (1時間)
2 社会的養護の歴史的変遷(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P21-P36を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】ヨーロッパ、アメリカ、日本における児童養護の変遷と展開について理解を確実なものにする。 (1時間)
3 社会的養護の基本(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P37-P51を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】子どもの人権擁護と社会的養護について理解を確実なものにする。 (1時間)
4 社会的養護の制度と実施体系(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P53-P61を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】社会的養護の法制度等について理解を確実なものにする。 (1時間)
5 児童相談所の機能と社会的養護(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P61-P66を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】児童相談所における相談、入所措置等について理解を確実なものにする。 (1時間)
6 (課題研究)
別途提示する課題について考察し、レポート形式で提出する。
7 社会的養護の対象、家庭養護(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P67-P74を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】子どもの養育環境、里親等の家庭養護について理解を確実なものにする。 (1時間)
8 社会的養護の対象、施設養護等(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P74-P93を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】施設養護、社会的養護に関わる専門職について理解を確実なものにする。 (1時間)
9 社会的養護に関する社会的状況、施設の運営と管理(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P95-P104を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】社会的養護に関する社会的状況、施設の運営と管理について理解を確実なものにする。 (1時間)
10 (課題研究)
別途提示する課題について考察し、レポート形式で提出する。
11 社会的養護に関わる虐待防止・権利擁護(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P104-P112を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】入所児童の権利擁護、施設内の虐待等について理解を確実なものにする。 (1時間)
12 社会的養護における子ども理解と支援(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P115-P132を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】子どもの発達に応じた支援、治療的支援等について理解を確実なものにする。 (1時間)
13 施設養護の生活特性および実際(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P133-P147を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】施設での生活等、施設養護の実際について理解を確実なものにする。 (1時間)
14 家庭養護の生活特性および実際(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書P149-P160を通読し、ポイントをメモしておく。 (1時間)
【事後学習】里親制度、ファミリーホームについて理解を確実なものにする。 (1時間)
15 (課題研究)
別途提示する課題について考察し、レポート形式で提出する。
その他
教科書 小野澤昇・大塚良一・田中利則 『子どもの未来を支える社会的養護』 ミネルヴァ書房 2019年 第初版
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート:課題研究として3回、レポート形式で提出を求める。(70%)、授業参画度:各回の授業の理解、振り返りについてリアクションペーパー形式で小レポートの提出を求める。(30%)
課題研究としてのレポート及び各回授業の振り返りの小レポートを総合して評価する。
オフィスアワー 振り返りの小レポートで質問があった場合は、直接本人又は全体に回答する。

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