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ゼミナール2

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令和元年度以前入学者 ゼミナール2
平成28年度以前入学者 社会福祉ゼミナール3
教員名 太田由加里
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 通年 履修区分 必修
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)と同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継+教員による指導)を組み合わせる。
BlackboardID:20202254
授業概要 日本では子どもの貧困率の高さが社会問題となり、地域では子ども食堂が開設、児童虐待やいじめのニュースが日々報道されるなど、児童福祉法が謳う「すべての子どもの命や権利」が保障されているとは言い難い。児童福祉法は、戦後、生活に困窮する子どもの救済、そして次代を担うすべての子どもの健やかな育成を図るために制定され、日本で初めて「福祉」という文言が入った法律でもある。我が国で初めて若者を福祉の対象としてとらえた子ども・若者育成支援推進法(2010年)も施行から10年近くが経とうとしている。そのような社会的状況のなかで、子どもや若者の抱える福祉課題を明らかにして、その解決に向けた施策や援助方法について考えていく。
授業のねらい・到達目標 ゼミナール2では、各自が4年間の学びの集大成として興味と関心を持つテーマを決め、そのテーマにそって現時点での知見をまとめる力を獲得する。
さらにテーマに関する現状や問題解決の道筋を探ることができるようになる。さらにすでに積み重ねられている先行研究の知見を調べる方法を学ぶことができる。自身の研究課題について具体的に他者に説明できる力をつける。
この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP4に対応しています。
授業の方法 講義と演習の両形式として同時双方向型授業でZoomを用いる。受講者の身近な関心や実践事例から各自のテーマに関する最新の文献や報告書、新聞記事などを教材に展開し、具体的な事例を基にした実践の検討から実践を研究対象とするために必要な理論について課題研究を通して学ぶ。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
提出物の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 ガイダンス-ゼミの概要・授業のねらい・到達目標及び授業の方法について説明する(オンライン授業)
【事前学習】シラバスを事前に読んで授業全体の流れを理解すること (2時間)
【事後学習】ゼミの概要などを振り返り確認すること (2時間)
2 ゼミの内容と卒業時までの計画・留意点について説明する(オンライン授業)
【事前学習】自分が希望するゼミテーマについて明確にしておくこと (2時間)
【事後学習】卒業時までの計画について考えること (2時間)
3 社会福祉を研究対象とするために学ぶこと1-社会福祉関連のニュースの傾向(オンライン授業)
【事前学習】興味と関心のあることを考えてまとめておくこと (2時間)
【事後学習】社会福祉関連のニュースのなかで自分が興味のあることを把握する (2時間)
4 社会福祉を研究対象とするために学ぶこと2-社会福祉関連の雑誌や書籍を知る(課題研究)
【事前学習】図書館や学科図書室など学内の資料の場所をおさえておくこと (2時間)
【事後学習】図書館や学科図書室に出向き、関連の雑誌や書籍を確認すること (2時間)
5 社会福祉を研究対象とするために学ぶこと3-ゼミ生が関心のあるテーマについて報告する(課題研究)
【事前学習】報告のための準備を行うこと (2時間)
【事後学習】報告後、これからの計画を立案すること (2時間)
6 社会福祉を研究対象とするために学ぶこと4-研究方法(量的調査)(課題研究)
【事前学習】社会調査の資料を読んで研究方法を調べておくこと (2時間)
【事後学習】研究方法について自分で説明できるようになること (2時間)
7 社会福祉を研究対象とするために学ぶこと5-研究方法(質的調査①)(課題研究)
【事前学習】研究方法、特に質的調査方法について調べておくこと (2時間)
【事後学習】質的調査について理解を深めるために配布した資料を読むこと (2時間)
8 社会福祉を研究対象とするために学ぶこと6-研究方法(質的調査②)(課題研究)
【事前学習】質的調査の多様さを調べておくこと (2時間)
【事後学習】どのような研究方法を用いるかを考えてみること (2時間)
9 フィールドワークの実際について-ゼミ生とともに話し合ったフィールドワークを実施する(課題研究)
【事前学習】フィールドワークの領域について調べておくこと (2時間)
【事後学習】実際に出向いたフィールドワークについてノートに整理しておくこと (2時間)
10 フィールドワーク2(課題研究)
【事前学習】子ども食堂などフィールドワーク先について調べておくこと (2時間)
【事後学習】調査結果についてノートやカードに整理すること (2時間)
11 フィールドワーク3(課題研究)
【事前学習】フリースペースや適応指導教室などについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】フリースペースや適応指導教室などについて学んだことをノートに整理しておくこと (2時間)
12 ゲストスピーカーの講義内容とその事前学習(課題研究)
【事前学習】ゲストスピーカーについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】その内容をノートにまとめて質問や感想などの事前準備をしておくこと (2時間)
13 ゲストスピーカーによる講義(課題研究)
【事前学習】ゲストスピーカーについて調べ把握しておくこと (2時間)
【事後学習】講義内容を把握し、省察することで、ノートにまとめておくこと (2時間)
14 夏期休暇に進めるゼミの学びと卒論準備に向けて(課題研究)
【事前学習】夏期休暇の計画を立てる (2時間)
【事後学習】夏期休暇のゼミに関する計画を立案することで卒論準備を進める (2時間)
15 自身の研究課題の設定とこれからの計画について報告(課題研究)
【事前学習】研究課題について報告ができるように準備する (2時間)
【事後学習】夏期期間中の課題を確認する (2時間)
16 後期に向けたガイダンスー授業のねらい・到達目標及び授業の方法について説明する(同時双方向型授業)
【事前学習】シラバスを事前に読んでおくこと (2時間)
【事後学習】ゼミの概要などを振り返り確認すること (2時間)
17 前期に課した課題についての報告・討議1-ゼミ内で順番で報告する1グループ①(同時双方向型授業)
【事前学習】報告のための準備を行うこと (2時間)
【事後学習】報告後、これからの計画を立案すること (2時間)
18 課題についての報告・討議2-ゼミ内で順番で報告する2グループ②(同時双方向型授業)
【事前学習】報告のための準備を行うこと (2時間)
【事後学習】報告後、これからの計画を立案すること (2時間)
19 課題についての報告・討議3-ゼミ内で順番に行う3グループ③(同時双方向型授業)
【事前学習】報告のための準備を行うこと (2時間)
【事後学習】報告後、これからの計画を立案すること (2時間)
20 課題報告を踏まえ、今後の研究計画を立案する1-題目の設定など(課題研究)
【事前学習】事前に研究計画案を作成してみる (2時間)
【事後学習】自身の案を振り返り、加筆修正を行う (2時間)
21 課題報告を踏まえ、今後の研究計画を立案する2-問題の社会的背景など(課題研究)
【事前学習】題目が決まったら、その社会的背景などについて調べておく (2時間)
【事後学習】他学生の報告から自身の研究について振り返り指摘事項を記録しておくこと (2時間)
22 課題報告を踏まえ、今後の研究計画を立案する3-研究目的など(課題研究)
【事前学習】事前に研究目的を文章化してみる (2時間)
【事後学習】研究目的案を振り返り、加筆修正を行う (2時間)
23 課題報告を踏まえ、今後の研究計画を立案する4-研究方法など(課題研究)
【事前学習】前期で学んだ研究方法を振り返る (2時間)
【事後学習】研究方法を振り返り記録しておくこと (2時間)
24 課題報告を踏まえ、今後の研究計画を立案する5-先行研究の把握①(同時双方向型授業)
【事前学習】前期で学んだ先行研究の検索方法を振り返る (2時間)
【事後学習】先行研究文献を記録しておくこと (2時間)
25 課題報告を踏まえ、今後の研究計画を立案する5-先行研究の把握②(同時双方向型授業)
【事前学習】前期で学んだ先行研究の検索方法を振り返る (2時間)
【事後学習】先行研究文献を整理しておくこと (2時間)
26 課題報告を踏まえ、今後の研究計画を立案する5-先行研究の把握②(同時双方向型授業)
【事前学習】前期で学んだ先行研究の検索方法を振り返る (2時間)
【事後学習】先行研究文献を整理しておくこと (2時間)
27 先行研究を踏まえて自身の論文におけるオリジナリティを考える(課題研究)
【事前学習】他学生の報告も聞いて、自分のオリジナリティを考えてみる (2時間)
【事後学習】自分のオリジナリティについて記録しておくこと (2時間)
28 卒業論文報告会の準備(課題研究)
【事前学習】講義の内容を把握する (2時間)
【事後学習】質問などを考えて記録しておくこと (2時間)
29 論文完成に向けた報告を行う(同時双方向型授業)
【事前学習】報告のための準備を行う (2時間)
【事後学習】報告をもとに研究に生かせそうなことをまとめておく (2時間)
30 卒業論文に向けての報告(同時双方向型授業)
【事前学習】報告のための準備を行う (2時間)
【事後学習】報告について振り返り今後の課題を確認すること (2時間)
その他
教科書 特に使用しない
参考書 テス・リッジ著、中村好孝・松田洋介訳、渡辺雅男監訳 『子どもの貧困と社会的排除』 桜井書店 2010年
授業時に適宜紹介をする。
成績評価の方法及び基準 レポート:文献レビューと課題レポートを作成すること(80%)、授業参画度:報告やディスカッションについて評価する(20%)
オフィスアワー 金曜日12:15-13:00 連絡先については授業初回時に提示する

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