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令和元年度以前入学者 | 体育学基礎演習2 | ||||
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教員名 | 水落 文夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 体育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 主として同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継) Blackboard ID: 木曜2限→20202508 |
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授業概要 | 応用科学である体育学・スポーツ科学が広くカバーする学問領域を理解して,これから専門的に体育・スポーツ科学を自ら学ぶための基礎的スキルを身につける。そのために,体育・スポーツ科学の対象となる様々な問題に対する情報収集とデータ分析に基づき結論を導くプロセスを学修する。 |
授業のねらい・到達目標 | 体育・スポーツに関連する諸問題をとりあげ,これらの問題を理解するための科学的な方法を合理的に設計できるようになる。そのために,Webを使った情報収集とPCを用いた分析およびプレゼンテーションの基礎を身につける。この演習を通して,体育・スポーツ領域の専門家として高めるべき資質や専門性を説明することができるようになる。 この科目は,文理学部(学士(体育学))のDP・CP1,4,5に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる(A-1-2)。 ・問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる(A-4-2)。 ・新しい挑戦への計画を立て,準備することができる(A-5-2)。 |
授業の方法 | Blackboardへアップされた文書,イメージ,動画教材を視聴する。各授業で出題される課題について学修し,提示された期日までにBlackboardを通してレポートを提出する。なお,小テストや小レポートを課すこともある。課題の提示,グループワークによる課題解決,学修内容に関するプレゼンテーションは,主にZoomを利用したオンラインで進める。課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業開始時に提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標および授業の方法,配布資料の説明(同時双方向型授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (1時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え,配布資料「レポートの書き方」を通読しておく。 (1時間) |
2 |
研究レポートを書くための準備(1) 正しい文章をつくるための基本的なルール(同時双方向型授業)
【事前学習】配布資料「文章の書き方」を通読し,科学論文や報告書の書き方を再確認しておく。 (3時間) 【事後学習】配布資料「文章の書き方」の記述と演習内容を振り返り,悪い文章の典型を理解しておく。 (2時間) |
3 |
研究レポートを書くための準備(2) レポートの構成や情報の収集方法(同時双方向型授業)
【事前学習】配布資料「研究報告書の構成」を読み,レポートの大まかな構成を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料「研究報告書の構成」の記述と演習内容を振り返り,良いレポート・報告書の構成を復習して,その原則的な組立てを習得しておく。 (1時間) |
4 |
リサーチクエスチョンの作成(1) 「現象」を探り,問題点をあげる(A-1,A-4)(同時双方向型授業)
【事前学習】スポーツの場でどんなことが起きているのか(現象),新聞,TV,Webなどのメディアで話題となっている,あるいは関心のある体育・スポーツに関わる問題を特定しておく。 (2時間) 【事後学習】1回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。関心のある体育・スポーツに関わる問題が,どのような学問領域と関連するのか確認しておく。 (3時間) |
5 |
リサーチクエスチョンの作成(2) 「問題」を整理し,調査・研究の対象として特定する(A-4,A-5)(同時双方向型授業)
【事前学習】その現象は,スポーツの場でどんな問題とされているのか(問題),様々な資料を収集して特定しておく。 (2時間) 【事後学習】2回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。関心のある体育・スポーツに関わる問題が,どのような学問領域と関連するのか確認しておく。 (3時間) |
6 |
リサーチクエスチョンの作成(3) 「疑問」を明確にして,解決のためのプランを設定する(A-4,A-5)(同時双方向型授業)
【事前学習】その問題がなぜ起こるのか,起こす要因は何か(疑問),その疑問に関連するキーワードや解決することに関連する学問領域を試案しておく。 (2時間) 【事後学習】3回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。Webに公開される文献データベースから,必要な文献および調査情報を検索してファイルを入手しておく。 (3時間) |
7 |
リサーチクエスチョンの作成(4) 「達成」すべき課題をまとめ,リサーチクエスチョンを完成する(A-4,A-5)(同時双方向型授業)
【事前学習】最終的に何を調べるのか(達成),大まかな文章を記述しておく。 (2時間) 【事後学習】4回目の小レポートを作成して翌週に提出すること。配布したワークシート「リサーチクエスチョン」に,第4回~第7回の授業内容を踏まえて文章を入力しておく。 (3時間) |
8 |
体育・スポーツ科学の調査(1) 調査目的と仮説の設定(A-5)(同時双方向型授業)
【事前学習】配布資料「研究報告書の構成」をよく読み,リサーチクエスチョンを基礎に目的,仮説,変数,キーワードを記述しておく。 (2時間) 【事後学習】調査目的を達成するための科学論文を収集しておく。 (1時間) |
9 |
体育・スポーツ科学の調査(2) 調査・実験の方法(A-5)(同時双方向型授業) 体育・スポーツ科学の研究とその関連について習熟度テストを行う 【事前学習】配布資料「研究報告書の構成」をよく読み,仮説や変数にあった調査および実験の方法を考えておく。配布した資料を再読して,第1回~第8回の授業内容を振り返っておく。 (1時間) 【事後学習】調査課題に関連する科学論文を検索して,調査・実験の方法を概観しておく。 (1時間) |
10 |
体育・スポーツ科学の調査(3) データの収集と入力(同時双方向型授業)
【事前学習】デザインした方法に基づき,調査および測定してデータを収集しておく。 (1時間) 【事後学習】Excelへのデータ入力と集計,および記述統計を行っておく。 (3時間) |
11 |
体育・スポーツ科学の調査(4) 結果の提示(同時双方向型授業)
【事前学習】Excelを用いてデータの処理結果を表,グラフ,概念図に表現しておく。 (1時間) 【事後学習】配布資料「簡単な統計処理」の記述と演習授業の内容を振り返り,結果と考察の記述を整理しておく。 (1時間) |
12 |
体育・スポーツ科学の調査(5) 考察と結論(同時双方向型授業)
【事前学習】目的を達成するために得られた結果をもとに考察を行い,論述を客観的に補う文献を探索しておく。 (4時間) 【事後学習】配布資料「研究報告書の構成」に基づき,調査成果を報告書にまとめておく。 (1時間) |
13 |
プレゼンテーションの方法(1) PowerPointによるポスター作成(A-1,A-4)(同時双方向型授業)
【事前学習】配布資料「PowerPointによるプレゼンテーション」を通読して,ポスター作成に必要なコンテンツを作成しておく。 (3時間) 【事後学習】コンテンツを精選してポスターの構成を考えてみる。 (3時間) |
14 |
プレゼンテーションの方法(2) ポスターによるプレゼンテーション(A-1,A-4)(同時双方向型授業)
【事前学習】提示するポスターを作成しておく。 (3時間) 【事後学習】ポスター発表を振り返り,プレゼンテーションの方法とスキルについて省察しておく。 (2時間) |
15 |
これまでの授業内容のまとめとレポート作成に対する省察(同時双方向型授業) 体育・スポーツデータの処理と結果の表示について習熟度テストを行う 【事前学習】配布した資料を再読して,第9回~第14回の授業内容を振り返っておく。 (1時間) 【事後学習】省察内容をもとに,体育学・スポーツ科学を学ぶための基礎的スキルを認識しておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 印刷物の資料を配布する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第4回,第5回,第6回,第7回で示す計4回の小レポート,第9回,第15回でチェックする習熟度テストで評価する(60%)、授業参画度:資料の視聴状況と,第13回と第14回のプレゼンテーションの成果物などで評価する(40%) A-4,A-5の達成度はレポート,A-1の達成度は授業参画度にて判定する。 |
オフィスアワー | Blackboardを通しての質問は直接回答するか,授業日までの資料に解説を載せる。 |