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ゼミナール

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令和元年度以前入学者 ゼミナール
教員名 水落 文夫
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 体育学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 主として同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)と対面型授業
Blackboard ID: 金曜4限→20202539
授業概要 身近なスポーツシーンに目を向け,健康や競技を目的とする運動やスポーツを行っている人の心理的な問題を提起する。その心理的問題に対する原因や対処を探るためのスポーツ心理学の理論やモデルを基礎とする研究手法を実践する。
本ゼミナールは,4学年次の卒業論文執筆と学内発表を意識した実践的な問題提起と解決の場でもある。
授業のねらい・到達目標 これまでに提唱されてきたスポーツ心理学関連の理論やモデルを理解し,その構築のために用いられた研究手法とデザインを適用できるようになる。そして,自ら課題を設定して,具体的にデータを収集・処理し,その結果を論理的に解釈するという基本的なスキルを身につける。
この科目は,文理学部(学士(体育学))のDP・CP2,3,4,8に対応している。
・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる(A-2-3)。
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる(A-3-3)。
・問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる(A-4-3)。
・学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる(A-8-3)。
授業の方法 同時双方向型授業では,Blackboardへアップされた文書,イメージ,動画教材を視聴し,提示された課題について学修する。作成した成果物は,指示された期日までにBlackboardを通して提出する。また,主にZoomを利用したオンラインで,スポーツ心理学の研究対象である知覚,学習,動機づけ,心理的スキル,メンタルトレーニング,スポーツ集団などを説明する代表的な理論,モデル,キーワードについて,関連する情報をグループワークにより収集・整理し,プレゼンテーションを行う。プレゼンテーションは学内学会のポスター発表で行う。課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業開始時に提示する。
対面型授業は,後半の授業回で行う。最終課題であるグループでの学内学会発表のために,構内研究室において発表準備のためのグループワーク,ソフトウェア資源の活用を実現する。受講者が多い場合は,いくつかに分けて輪番にて入構し,感染防止を徹底して授業を行う。なお,分けた一方の学生および対面授業を望まない学生に対しては,Zoomによる同時双方向方式を適用する。したがって,その場合は,同時双方向方式と対面方式を併用することになる。
授業計画
1 授業のテーマや到達目標および授業の方法,グループワークの準備(同時双方向型授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え,グループワークのためのグループ(3名以内)を形成しておく。 (1時間)
2 スポーツ心理学の研究対象,スポーツシーンの心理的問題と関心(同時双方向型授業)
身近なスポーツシーンに潜む心理的問題に対する通説や常識と科学的知見の違いを認識する(A-2,A-4)
【事前学習】新聞,TV,Webなどで報道された関心のあるスポーツに関する心理的課題を抽出しておく。 (2時間)
【事後学習】特定したスポート活動者の心理的課題に関する文献を通読しておく。 (2時間)
3 リサーチクエスチョンと仮説(同時双方向型授業)
リサーチクエスチョン(現状,問題,疑問,達成)を具体化して,仮説を設定するための資料を収集する(A-3,A-4)
【事前学習】リサーチクエスチョンと仮説の意味を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】1回目のワークシートを作成して翌週に提出すること。配布した資料「レポートの書き方」を読み,作文に注意しながらリサーチクエスチョンと対立仮説をまとめておく。発表のためのグループ内の役割分担を決めておく。 (3時間)
4 プレゼンテーションの方法と資料作成(同時双方向型授業)
【事前学習】リサーチクエスチョンから対立仮説の設定に至るプロセスを整理しておく。資料冊子pp.121-133を参考にPowerPointの操作を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】次回授業での発表会に向けて,PowerPointでプレゼン資料を完成させておく。 (3時間)
5 第1回報告会(プレゼンテーション:主要文献調査によるこれまでの知見と課題)(同時双方向型授業)
仮説の設定に至るプロセスをプレゼンテーションする(A-3,A-8)
【事前学習】プレゼンするための資料作成および発表を適切に行うための段取りをしておく。 (4時間)
【事後学習】プレゼンを振り返り,研究テーマと仮説を見直し,研究目的をまとめておく。不足している情報を文献検索から補強しておく。 (1時間)
6 スポーツ心理学領域の代表的な実験方法と非実験方法(同時双方向型授業)
スポーツ心理学領域で用いられる生理指標,心理指標による量的研究と面接による質的研究の方法を理解する(A-3,A-4)
【事前学習】資料冊子pp.6-12を読んで,スポーツ心理学領域で行われる代表的な実験と非実験,量的分析と質的分析の概要を確認しておく。 (1時間)
【事後学習】資料冊子pp.6-12の記述と授業内容を振り返り,グループで設定した仮説を検証するための研究方法を想定しておく。 (1時間)
7 研究デザインと具体的な手続き(同時双方向型授業)
人を対象とする研究の課題と配慮について深く理解する
【事前学習】調査,実験,測定に関するデザインを決定して,具体的な研究方法を想定しておく。 (1時間)
【事後学習】2回目のワークシートを作成して翌週に提出すること。サンプリング,倫理的配慮,実験統制などの手続きについて,具体的な計画と実施の可能性を確認しておく。 (3時間)
8 サンプリングと調査・実験のバイアスと統制(同時双方向型授業)
質問紙,行動分析,生理心理的実験,パフォーマンス測定などにおける対象者や環境のコントロールについて理解する(A-4)
【事前学習】研究目的に基づく仮説を検証するための可能性を確認したサンプリング,手続き,評価指標を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】調査用紙,実験機材などを準備して,研究計画に則って調査・実験を行う。 (2時間)
9 Excelによるデータ集計と記述統計(対面型授業と同時双方向型授業)
サンプリングされた集団の平均値や標準偏差といった記述統計の意義を理解する
【事前学習】資料冊子pp.98-120を読んで,Excelによるデータ処理と記述統計の基本的操作を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】3回目のワークシートを作成して翌週に提出すること。資料冊子pp.98-120の記述と演習内容を振り返りながら,調査・実験によるデータの処理を進めておく。 (2時間)
10 SPSSによる推測統計(対面型授業と同時双方向型授業)
効果判定や仮説の立証に用いられる具体的な推測統計のプロセスと意義について認識する(A-3,A-4)
【事前学習】資料冊子pp.147-185を参考に,代表的な統計検定のSPSSによる操作を確認しておく。 (1時間)
【事後学習】資料冊子pp.147-185の記述と演習内容を振り返りながら,調査・実験によるデータの統計処理を進めておく。 (1時間)
11 Excel,SPSS,PowerPointの役割を連携したデータ処理からプレゼン資料の作成まで(対面型授業と同時双方向型授業)
【事前学習】資料冊子の該当箇所を参考に,それぞれの処理ソフトの役割と限界を確認しておく。 (1時間)
【事後学習】次回授業での発表資料をグループ内で分担して作成しておく。 (3時間)
12 第2回発表会(プレゼンテーション:研究結果の状況と考察)(対面型授業と同時双方向型授業)
研究結果とその考察に至るプロセスをプレゼンテーションする(A-3,A-8)
【事前学習】プレゼンするための資料作成および発表を適切に行うための段取りをしておく。 (4時間)
【事後学習】プレゼンを振り返り,データの処理,結果の解釈,研究計画の課題を見直し,処理の不足や修正を行っておく。 (2時間)
13 論文の構成と書き方(対面型授業と同時双方向型授業)
緒言,目的(仮説),方法,結果,考察,結論という一般的な論文構成とそれぞれの内容を認識する
【事前学習】これまでに興味関心を持った先行研究の論文を講読し,全体の構成と方法の情報を確認しておく。 (1時間)
【事後学習】配布した資料と授業の内容を振り返り,得られた結果と考察の論考を行っておく。 (2時間)
14 データ処理,コンテンツ作成,プレゼン資料の構成(対面型授業と同時双方向型授業)
【事前学習】見直されたデータ処理と統計処理を進め,最終発表会用のコンテンツを整理しておく。 (1時間)
【事後学習】最終発表用のプレゼン資料を作成しておく。 (3時間)
15 第2回-第14回授業のまとめと最終発表会(学内学会のポスター発表)のリハーサル(対面型授業と同時双方向型授業)
実際の研究計画から成果発表までのプロセスをプレゼンテーションして,科学的な問題解決の方略と成果についての課題を明確にして,学内発表の準備をする(A-2,A-8)
【事前学習】PowerPointを使って学内学会での発表用のポスターを作成しておく。 (4時間)
【事後学習】最終発表会のプレゼンに対する評価と指摘を共有して,4学年次での卒業論文作成のためのテーマと年次計画を想定しておく。 (1時間)
その他
教科書 資料冊子「スポーツ心理学演習ワークブック」を配布する。
参考書 アン・サール 『心理学研究法入門』 新曜社 2010年 第初版
成績評価の方法及び基準 レポート:第3回,第7回,第9回の計3回のワークシート,および第5回,第12回におけるプレゼンテーションの内容で評価する(60%)、授業参画度:グループワークの参加状況および最終リハーサルのプレゼンテーションを評価する(40%)
A-3,A-4の達成度はレポート,A-2,A-8の達成度は授業参画度にて判定する。
オフィスアワー Blackboardを通しての質問は直接回答するか,授業日までの資料に解説を載せる。

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