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平成30年度以降入学者 | 知覚・認知心理学 | ||||
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平成29年度以前入学者 | 認知心理学 | ||||
教員名 | 厳島行雄 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 主にオンデマンド型の遠隔授業(15回)を行う(スライド、文書、音声情報を利用しての提供を行う)。 Blackboad ID: 金曜1時限 → 20202614 |
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授業概要 | 認知心理学の領域と研究方法、そして認知心理学研究から明らかにされた高次の精神過程の科学的知識を理解することが本授業のテーマである。また認知過程の様々な段階で起こる障害の様相も授業で講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】 認知心理学は、それ以前の行動主義、ゲシタルト心理学、精神分析、近接科学であるコンピュータサイエンス、発生認識論、言語学等の影響を強く受けて形成されてきた。では、認知心理学は他の学派や主義とどのように異なるのか。授業では、それらの学派や主義から認知心理学が何を得て、何を放棄したのか、そして何を目指したのかをまず理解する。その後、認知心理学の展開を,視知覚、注意と意識、そして記憶研究を中心に理解することを目指す。授業では高次の精神過程である記憶がどのように説明されてきたのか、そしてこの記憶が自己を支える機能を持つこと、様々な文脈の影響を受け、変容することを理解してほしい。また授業では適宜、参考書を紹介するので、それらを読んで、認知心理学について理解を深めたい。 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,4及びカリキュラムポリシーCP3,4に対応している。つまり、次の事項が到達目標である。 既存の知識にとらわれることなく,物事を科学的根拠に基づいて,論理的・批判的に考察し,説明することができる。(A-3-3) 資料や事象を注意深く観察し,問題点を発見し,解決策を検討することができる。(A-4-3) |
授業の方法 | 後期授業日程の授業実施日(15回)にBlackboard を通して、オンデマンド教材を配信する(15分x3程度)。受講生はそれらの資料に基づき、視聴し、学修すること。これらの資料には課題も提示しているので、受講者はその課題についてレポートを作成し、期日までに提出すること。特段の指示がない場合には、翌週の講義前までに提出のこと。学修に関する質問はBlackboardの掲示板機能を通して行うこととする。また回答もしかりである。試験日はBlackboardを通して試験問題を配信する。学生諸君の回答は提出可能な形式で受け付ける。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) 知覚・認知心理学の領域、研究法について概説する(オンデマンド授業)。 【事前学習】シラバスを読み、授業全体の流れを把握しておくこと。 (2時間) 【事後学習】認知心理学の形成過程について復習しておくこと。 (2時間) |
2 |
認知心理学の形成:構成主義、機能主義、行動主義、ゲシタルト心理学、精神分析からの影響について(オンデマンド授業)。
【事前学習】心理学各派の特徴について復習指定おくこと。 (2時間) 【事後学習】認知心理学の形成過程について復習しておくこと。 (2時間) |
3 |
認知心理学の領域と方法論について講義する(オンデマンド授業)。
【事前学習】配布した資料の当該箇所を読み疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
4 |
視知覚1:感覚と知覚:感覚の機能と知覚の形成、感覚・知覚の障害について講義する(オンデマンド授業)。
【事前学習】配布資料の該当箇所を読み、参考図書を探しておくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
5 |
視知覚2:オブジェクト認知の理論について講義する(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
6 |
注意と意識1:注意の機能と理論について講義する(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
7 |
注意と意識2:注意処理の限界と注意の障害(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
8 |
記憶1:記憶モデルの発展:ボックスアプローチ、処理水準、転移適切性処理(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
9 |
記憶2:記憶の過程:感覚記憶・短期記憶・長期記憶:記憶の障害を示すケース研究の講義を含む(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
10 |
記憶3:知識の表象と体制化(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
11 |
言語1:言語と思考の心理学(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
12 |
言語2:認知・思考の障害:神経心理学からのアプローチ(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
13 |
現実世界における記憶1:記憶の誤りを科学する:事後情報効果と誘導効果について講義する(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
14 |
現実世界における記憶2:情動と記憶の相互作用について講義する(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
15 |
現実世界における記憶3:記憶における社会的影響:記憶における同調効果研究について講義する(オンデマンド授業)。
【事前学習】参考図書の該乙箇所を学んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】本日の講義について復習しておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しない。 |
参考書 | 小海宏之 『神経心理学的アセスメント・ハンドブック』 金剛出版 2015年 ゴールデン 『高次脳機能検査の解釈過程』 協同医書出版社 2004年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:複数回出すコンパクトな課題に対する回答状況で評価する。(30%)、授業内テスト:期末試験の成績もしくは課題提出の内容によって評価する。(60%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴状況と課題に対する反応(質問等)で判断する。(10%) 授業内テストは各テーマの学習が終了した時点で実施し、それを評価の対象とする。 |
オフィスアワー | 金曜5時限研究室 |