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平成30年度以降入学者 | 心理情報処理実習2 | ||||
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平成29年度以前入学者 | 心理情報処理実習 | ||||
教員名 | 芳賀道匡・玉木賢太郎・堀川佑惟 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(9回:1~9回目)と集中授業(6回:10~15回目)により行う |
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授業概要 | 心理学では実験や調査によって測定したデータを統計的な手法を用いて,分析することが求められる。本授業では,2年次までに習得したデータ分析方法を復習し,発展的内容に取り組む。心理学の実証研究に欠かせないデータの統計処理について,専門的なソフトであるSPSSを用いて,実践的に学ぶ。実験データと調査データの両方の統計処理や出力の見方,レポートでの書き方についても説明する。 |
授業のねらい・到達目標 | ・相関分析,回帰分析,t検定や分散分析,カイ2乗分析などのデータ分析の手法を用いて,与えられたデータ(おもに実験データ)について適切な統計分析の方法を選択し,SPSSを用いて適切に分析し出力結果を読み取ることができる。 ・因子分析,重回帰分析といった多変量解析法について理解し、与えられたデータ(おもに調査データ)について、SPSSを用いて適切に分析し出力結果を読み取ることができる。 ・解析を行うだけでなく,結果の解釈と記述ができ,他者にわかるように伝えることができる。 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応している。 なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP5,6及びカリキュラムポリシーCP5,6に対応している。 ・心理学に解決が託された課題に取り組むために,必要な情報を収集し,それを分析して,その課題を明確にすることができる(A-5-3)。 ・他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重した上で,自分の考えを伝えることができる(A-6-3)。 |
授業の方法 | オンデマンド型の遠隔授業(9回:1~9回目)と集中授業(6回:10~15回目)により行う。 オンデマンド型の遠隔授業の1~9回目については,授業実施日にBlackboardを通して配信される教材をダウンロードして,教科書を見ながら学習する。また,授業時間中には,疑問点に関してBlackboardの掲示板を介して教員に質問をする。授業内容に関する確認課題やレポートがある場合は,教員の指定する時間までに,Blackboardに提出する。 集中授業の10~15回目については,大学にて対面授業を実施する。実施日については,後日連絡する。 フィードバック方法等については,授業開始時に提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認し,2年次の「心理学実験」で習った統計処理を復習しておくこと。 【事後学習】授業の進め方についてよく理解しておくこと。わからないことがあれば,質問を準備しておくこと。 |
2 |
カイ2乗分析と1要因分散分析の基礎(カイ2乗分析と1要因分散分析に関する基礎的知識を学ぶ)(A-5,A-6)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第3章,第7章,第9章を復習しておくこと。先週までの授業内容を理解し,理解しきれなかったことがあれば授業時間中に質問できるようにしておくこと。 【事後学習】確認課題を行い提出すること |
3 |
2要因分散分析の基礎(2要因分散分析に関する基礎的知識を学ぶ)(A-5,A-6)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第10章,第11章を復習しておくこと。前回までの内容を復習しておくこと。先週までの授業内容を理解し,理解しきれなかったことがあれば授業時間中に質問できるようにしておくこと。 【事後学習】確認課題を行い提出すること |
4 |
共分散分析(共分散分析に関する基礎的知識を学ぶ)(A-5,A-6)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第16章を事前に学習しておくこと。先週までの授業内容を理解し,理解しきれなかったことがあれば授業時間中に質問できるようにしておくこと。 【事後学習】レポートを提出すること |
5 |
重回帰分析の基礎1(重回帰分析に関する基礎的知識(理論と手続き)を学ぶ)(A-5,A-6)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第13章,第14章を学習しておくこと。先週までの授業内容を理解し,理解しきれなかったことがあれば授業時間中に質問できるようにしておくこと。 【事後学習】確認課題を行い提出すること |
6 |
重回帰分析の基礎2(重回帰分析に関する基礎的知識(出力,結果の解釈)を学ぶ)(A-5,A-6)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第14章,第15章を学習しておくこと。先週までの授業内容を理解し,理解しきれなかったことがあれば授業時間中に質問できるようにしておくこと。 【事後学習】レポートを提出すること |
7 |
因子分析の基礎1(因子分析に関する基礎的知識(理論と手続き)を学ぶ)(A-5,A-6)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第17章を学習しておくこと。先週までの授業内容を理解し,理解しきれなかったことがあれば授業時間中に質問できるようにしておくこと。 【事後学習】確認課題を行い提出すること |
8 |
因子分析の基礎2(因子分析に関する基礎的知識(出力、結果の解釈)を学ぶ)(A-5,A-6)(オンデマンド授業)
【事前学習】教科書第17章を学習しておくこと。先週までの授業内容を理解し,理解しきれなかったことがあれば授業時間中に質問できるようにしておくこと。 【事後学習】レポートを提出すること |
9 |
統計処理のまとめ(これまでの授業の総復習。カイ2乗分析,分散分析,共分散分析,重回帰分析,因子分析への理解の定着)(A-5,A-6)(オンデマンド授業)
【事前学習】先週までの授業内容を理解し,理解しきれなかったことがあれば授業時間中に質問できるようにしておくこと。 【事後学習】対面授業に向けて,これまで習ったことを復習しておくこと |
10 |
カイ2乗分析と分散分析の実践(A-5,A-6)(集中授業)
【事前学習】2~3回の資料や相当する教科書の箇所を復習しておく 【事後学習】教科書や配付資料を復習し,理解しきれなかったところがあれば,教員に質問する |
11 |
カイ2乗分析と分散分析の実践(SPSSを使ってカイ2乗分析と1要因分散分析の実習を行う)(A-5,A-6)(集中授業)
【事前学習】3~4回の資料や相当する教科書の箇所を復習しておく 【事後学習】教科書や配付資料を復習し,理解しきれなかったところがあれば,教員に質問する |
12 |
到達度の確認1(カイ2乗検定,分散分析,共分散分析に関して到達度の確認を行う)(A-5,A-6)(集中授業)
【事前学習】2~4回および,9~11回の資料や相当する教科書の箇所を復習しておく 【事後学習】ここまでの内容を復習し,理解しきれなかったところを明らかにして次回の授業に臨むこと |
13 |
重回帰分析の実践(SPSSを使って重回帰分析の実習を行う)(A-5,A-6)(集中授業)
【事前学習】5,6回の資料や相当する教科書の箇所を復習しておく 【事後学習】教科書や配付資料を復習し,理解しきれなかったところがあれば,教員に質問する |
14 |
因子分析の実践(SPSSを使って因子分析の実習を行う)(A-5,A-6)(集中授業)
【事前学習】7,8回の資料や相当する教科書の箇所を復習しておく 【事後学習】教科書や配付資料を復習し,理解しきれなかったところがあれば,教員に質問する |
15 |
到達度の確認2(重回帰分析,因子分析に関して到達度の確認を行う)(A-5,A-6)(集中授業)
【事前学習】5~9回および,13,14回の資料や相当する教科書の箇所を復習しておく 【事後学習】授業全体を復習し,わからない点をなくしておくこと。 |
その他 | |
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教科書 | 寺島拓幸、廣瀬毅士 『SPSSによるデータ分析』 東京図書 2015年 |
参考書 | 山際勇一郎、服部環 『文系のためのSPSSデータ解析』 ナカニシヤ出版 2016年 教科書は、SPSSの操作方法をメインに簡潔に説明している。より詳しい内容については参考書を見ること。 また、「心理統計法」の授業で指定の教科書も参考書とする。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:合計3回、レポート課題を出す(30%)、授業内テスト:集中授業の間に授業内テストを行う(60%)、授業参画度:確認課題の提出や授業中の質問で評価する(10%) |
オフィスアワー | 担当教員ごとに授業の最初に知らせる。 |
備考 | 遅刻は実習の進行を妨げるので厳禁(遅刻者の入室は原則認めない。電車の遅延等の理由がある場合には証明書を添えて申し出ること)。 毎回出席していることを前提として課題を進めるので,欠席した場合には次の回までにその回の内容を自習しておくこと。実習には,教科書を読むだけでなく,パソコンを使ってSPSSを動かす必要がある。なお,SPSSがインストールされたパソコンは,心理学事務室に行けば借りることができる。 各教員が事前・事後学修として課題を出すこともあるので,指示にしたがい、必ず提出すること。 |