検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度入学者 | 自主創造の基礎1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 自主創造の基礎1 | ||||
教員名 | 森島済 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 全学共通教育科目、地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | オンライン型授業と課題研究を組み合わせる.Blackboard Collaborate Ultraを利用する.詳しくは下記,授業の方法を確認すること. |
---|---|
授業概要 | この授業は,日本大学全学共通初年次教育科目である。大学で学ぶことの意義を理解し,高校までの受動的な学びから能動的な学びへの転換を図り,専門教育の土台となる基礎的な能力である学術研究の作法(アカデミック・スキルズ)の導入を行う。また,社会人としてのあり方・方向性や将来設計を具体的に考えることで,「自主創造型パーソン」としての学びに繋げる。 導入として,身近に展開してきた地域空間の変化を日本大学の歴史の視点から学び,地理的思考の導入を行う。また,地域の様子を知る基本となる地形図から空間情報を抽出し,それらを整理し,実際に現地でのフィールドワークを行いながら,地理学における地域の捉え方と視点の基礎的な能力を培う。 |
授業のねらい・到達目標 | ・社会人になることの意義やその在り方について授業を通じて理解し,地理学的に考える視点を身に付け,発信するセンスを養うことを到達目標とする. ・空中写真を利用して1次地域情報(生データ)を判読することができること。 ・高校まで利用した地図帳から国土地理院発行の地形図において空間理解の意識転換ができること。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 ・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A-5-1)。 ・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる(A-6-1)。 ・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる(A-7-1)。 ・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A-8-1)。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,DP3~8及びカリキュラムポリシーCP1,CP3~8に対応しています。 |
授業の方法 | 演習と野外実習を含む授業であるが,本年は演習を基本とする授業となる.オンライン授業においては,演習内容の説明と質問・ディスカッションなどを授業時間内で行い,課題研究授業では授業時間中に提示された課題を,別途定める提出期限までに提出することで授業への出席となる.課題研究授業に関する質問や回答は,BlackBoardの掲示板等を利用して行う.詳しくは第1回目の授業で説明するが,第1回目授業の一週間前までにBlack Board(BB)の授業コースに登録し,コース内の連絡事項等の確認を行うこと. BBを利用してオンラインにより授業を行う.「コース画面」->「コースメニュー」->「教材」へと進み,「オンライン授業」の受講日に対応したメニューから入室して授業に参加すること. 演習は,別途送付した資料や地図を利用する.地図作業や提出課題の作成に色鉛筆(少なくとも12色)が必要となる. |
履修条件 | 地理学科1年(開講前に学科で受講調整をおこなう) |
授業計画 | |
---|---|
1 |
スタートアップ(自己紹介,他己紹介)と地理学で自主創造のための学修計画立案(A-1,A-5) 上記,授業の方法を確認すること. 【事前学習】『"自主創造のための" Learning Guide 2020』を熟読しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】大学で知識に臨む姿を考えておくこと(A-5) (2時間大学で知識に臨む姿を考えておくこ) |
2 |
反転授業の実践:地理学的視点を持って日本大学の地域空間的展開を知り,日本大学の歴史を理解し,発表する(A-3,A-4)
【事前学習】日本大学の歴史に関するビデオを学習しておくこと (2時間) 【事後学習】文理学部周辺新旧地形図の比較作業を完成すること (2時間) |
3 |
地理学の基本技能となる地形図の説明と理解:学校用地図帳から国土地理院発行の地形図において空間理解の意識転換(A-1,A-3,A-5)
【事前学習】事前に配布された地形図を参照しながら,地形図に関する基本知識を調べておくこと (2時間) 【事後学習】地形図を参照しながら,授業配布資料を復習すること(A-8) (2時間) |
4 |
地形図の利用と作業①:標高区分図の作成と土地利用の判読(A-1,A-3,A-5)
【事前学習】地図記号に関する内容を復習し,色鉛筆等の作業道具を用意しておくこと (2時間) 【事後学習】等高線の判別,標高区分図などの作業を完成すること (2時間) |
5 |
地形図の利用と作業②:尾根線・谷線と景観の類推(A-1,A-3,A-5)
【事前学習】等高線に関する知識を復習しておくこと(A-1,A-5) (2時間) 【事後学習】尾根線,谷線,流域界などの作業を完成すること (2時間) |
6 |
地理学の基本技能となる空中写真の説明と理解:1次地域情報(生データ)を読み取る判読技術を学ぶ(A-1,A-3,A-5)
【事前学習】事前に配布された地形図地形図を読み,同範囲の衛星画像をインターネットで調べておくこと (1時間) 【事後学習】衛星画像,地形図を用いて授業時の作業物を確認すること (1時間) |
7 |
空中写真の利用と作業①:標定図の作成と地形図との対応(A-1,A-3,A-5)
【事前学習】衛星画像,地形図を用いて授業時の作業物を確認すること (2時間) 【事後学習】授業時に未完成の作業を完成すること (2時間) |
8 |
空中写真の利用と作業②:段丘面区分図の作成と土地利用の考察(A-1,A-3,A-5)
【事前学習】事前に配布された地形図を読み,同範囲の衛星画像をインターネットで調べておくこと (2時間) 【事後学習】授業時に未完成の作業を完成すること (2時間) |
9 |
調査地域におけるフィールドワークの実施①:現地調査によって習得した技能を実践するとともにチームワークを学ぶ(A-1,A-3,A-5,A-6,A-7)
【事前学習】第1回~8回の内容を復習し,フィールドワークの事前調査として取りまとめておくこと (3時間) 【事後学習】グループで決めた役割分担を実行すること(A-6,A-7) (2時間) |
10 |
調査地域におけるフィールドワークの実施②:現地調査によって事前調査内容の検証,課題の設定と解決(A-1,A-3,A-5,A-6,A-7)
【事前学習】グループで決めた役割分担を明確しておくこと(A-6,A-7) (2時間) 【事後学習】現地調査の結果をまとめること(A-8) (1時間) |
11 |
調査地域におけるフィールドワークのまとめ(A-1,A-3,A-8)
【事前学習】現地調査の結果をまとめておくこと(A-8) (2時間) 【事後学習】調査レポートを作成すること(A-8) (4時間) |
12 |
地理学の基本技能の応用としてのフィールドワークの方法①:フィールドワークの企画,調査項目の検討ぶ(A-1,A-3,A-4)
【事前学習】巡検対象地域に関する資料を調べておくこと (2時間) 【事後学習】地形図を利用して授業時にまとめた資料を確認すること (2時間) |
13 |
地理学の基本技能の応用としてのフィールドワークの方法②:文献・地図・史資料の収集整理(A-1,A-3,A-4,A-5)
【事前学習】巡検対象地域に関する資料を調べておくこと (2時間) 【事後学習】地形図を利用して授業時にまとめた資料を確認すること (2時間) |
14 |
地理学の基本技能の応用としてのフィールドワークの方法③:土地利用調査・景観調査による地域構造を理解する方法(A-1,A-3)
【事前学習】巡検対象地域に関する資料を調べておくこと (2時間) 【事後学習】地形図を利用して授業時にまとめた資料を確認すること (2時間) |
15 |
地理学の基本技能の応用としてのフィールドワークの方法④:聞き取り調査・質問票調査・資料収集による社会生活を理解する方法(A-1,A-3)
【事前学習】地形図を利用して授業時にまとめた資料を確認すること (1時間) 【事後学習】現地調査ハンドブックを作成すること(A-8) (3時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし |
参考書 | 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、地図作業,文献検索などの課題提出内容(70%) レポートの提出(数回)および現地調査への参加が成績評価の条件となる |
オフィスアワー | 月曜日18時以降 |
備考 | 高等学校地理の教科書を事前に熟読のこと。事後には具体的な事例を調べて,講義内容を理解していくこと。 |