検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和元年度以前入学者 | 地理学卒業研究1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 佐野充 | ||||
単位数 | 4 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | Webによるオンデマンド型遠隔授業(12回),研究課題(3回)を組み合わせる。 |
---|---|
授業概要 | 地域・都市空間に関する卒業研究論文の作成。研究テーマに沿って,それぞれの専門知識を高め,高度な調査・分析手法の習得,問題解決能力を身につけることができ,卒業研究論文作成のための具体的な論文作成指導を行う。指導の主たる研究対象は、快適な生活環境整備と地域資産活用、地方都市の中心市街地再生・まちづくり、地域政策・地域創生、景観形成、地域の伝統・文化の復興、都市観光・地域資源活用、GIS地域分析などである。 専門地域調査士として,地方自治体の地政策・地域創生事業へ参画した経験をもとに,地域政策・まちづくり・地域創生・商業地の再生などに関する卒業研究の論文の作成を支援する。 |
授業のねらい・到達目標 | 個別の研究テーマに基づいた都市空間分析をおこなう。地域調査のための調査法と論文作成のための分析法を学びことにより、EXCELを用いた統計データ処理、GISソフトを活用したデジタル地図作成による図表作成の基本技術を習得することができ、研究成果を地理学研究論文にまとめることを目標とする。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5,DP7及びカリキュラムポリシーCP3,CP4,CP7に対応しています。 |
授業の方法 | デスクワークを主とする。BlackboardによるWeb授業。各回の授業を円滑に進めるために、各人の調査・研究の進行状況を随時提示できるようにしておくこと。各自の現地調査は,夏季休み以降に実施することとする。 |
履修条件 | ①総単位数90単位以上を修得していること。②「地理学課題研究1」「地理学課題研究2」を修得していること。③「野外調査法(含実習)を修得していること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス;卒業研究の進め方をモデル地域研究の成果をもとに検討する。
【事前学習】事前に年次研究計画を立て、研究成果発表計画をたてておくこと。 (2時間) 【事後学習】研究計画の確認・修正を確実に行い、計画が遂行できるようにすること。 (2時間) |
2 |
事前調査Ⅰ;研究方針の検討をする。論文テーマの決め、目的を確定する。
【事前学習】論文テーマと目的などについて確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】論文テーマに関する資料・データの整理をしておくこと。 (2時間) |
3 |
事前調査Ⅱ;調査地域(範囲)を決定する。(予察地図の作成・基本統計データの処理・整理)
【事前学習】事前に予察地図を作成しておくこと。 (2時間) 【事後学習】予察地図の検討により調査地域を決定し、基本統計データを確認しておくこと。 (2時間) |
4 |
事前調査Ⅲ;先行文献リストの作成し、主要文献3本の引用文献化と引用部分の抽出をする。
【事前学習】先行論文をリスト化し、その中から関心度の高い論文を3本以上を読み、概要をまとめるとともに、引用可能部分を文章化しておくこと。 (2時間) 【事後学習】引用可能な論文の再確認と引用可能部分を文章化しておくこと。 (2時間) |
5 |
文献解題Ⅰ;主要文献の紹介1 文献データベース作成
【事前学習】先行論文リストのなかから最も関心度の高い論文について、概要をまとめるとともに、引用可能部分を文章化しておくこと。 (2時間) 【事後学習】紹介した先行論文の引用可能な部分をあらためて文章化しておくこと。 (2時間) |
6 |
文献解題Ⅱ;主要文献の紹介2 文献データベース作成
【事前学習】先行論文リストのなかから第二に関心度の高い論文について、概要をまとめるとともに、引用可能部分を文章化しておくこと。 (2時間) 【事後学習】紹介した先行論文の引用可能な部分をあらためて文章化しておくこと。 (2時間) |
7 |
文献解題Ⅲ;主要文献の紹介3 文献データベース作成
【事前学習】先行論文リストのなかから、導入可能な地域調査方法によってデータ収集・分析を行っている研究論文を選び、概要をまとめるとともに、引用可能部分を文章化しておくこと。 (2時間) 【事後学習】紹介した先行論文の引用可能な部分・手法をあらためて文章化しておくこと。 (2時間) |
8 |
個別発表Ⅰ;論文のフレームワークについての発表と討議1 論文構成を決め、研究対象地域をGIS図によって提示する。
【事前学習】事前の地域設定と引用可能文献の活用により、事前に論文の構成を立て、GISを用いて研究対象地域図を作成しておくこと。 (2時間) 【事後学習】論文構成の見直しをし、合わせて研究対象地域の範囲を確定しておくこと。 (2時間) |
9 |
個別発表Ⅱ;論文のフレームワークについての発表と討議2 研究対象地域の基本統計をEXCEL統計処理して提示する.
【事前学習】事前に研究対象地域の基礎データをEXCEL統計処理し、グラフを作成しておくこと。 (2時間) 【事後学習】論文内容に合わせて、基礎データを再整理し、グラフ表現を検討した後に図データ化しておくこと. (2時間) |
10 |
参考文献と資料をまとめたレポートを提出し、内容について質疑応答をする。
【事前学習】参考文献と資料の引用部分とその前後の文脈も加筆してレポートをまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】論文作成で不足する参考文献と資料に必要な文献を入手し、読破・データ化しておくこと。 (2時間) |
11 |
予備調査;モデル地域調査から技術を学ぶ。実践的現地調査を実施し、土地利用調査方法を実践的に学ぶ。モデル地域を神奈川県藤沢市中心市街地に設定する。
【事前学習】モデル地域藤沢市の地域属性・経済産業状況・観光資源などの基本的情報を取得しておくこと。 (2時間) 【事後学習】土地利用調査の実践を通して、土地利用調査の設計ができるようにしておくこと。 (2時間) |
12 |
予備調査;地域研究のためのモデル地域での実践的現地調査の実施。調査対象地域の特殊性、独自性の調査を地域資源と地域景観を通して学ぶ。
【事前学習】地域活性化・地域づくり・商店街づくりなどに関する情報を取得しておくこと。 (2時間) 【事後学習】地域資源と地域景観の調査を通じて、対象地域の特殊性、独自性について整理しておくこと。 (2時間) |
13 |
予備調査;地域研究のためのモデル地域での実践的現地調査の実施。アンケート調査法をモデルアンケート票を用いて実践的に学ぶ。
【事前学習】中心市街地においてアンケート調査を実践できる地区・ポイントを設定し、行政・所轄警察の許可を取得しておくこと。 (2時間) 【事後学習】アンケート調査票の整理・とりまとめを行い、調査結果のデータ化しておく。 (2時間) |
14 |
研究に用いる調査方法・分析技術の選択;モデル地域調査の実体験とその結果をもとに、調査対象地域・調査項目を最終決定する。
【事前学習】モデル地域の調査結果を整理し、レポートにまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】モデル地域の調査報告の内容を再検討し、レポートを完成させておくこと。 (2時間) |
15 |
本調査前総括:ゼミ生相互による本調査実施計画の評価・問題点の抽出と再立案を行う。
【事前学習】本調査実施計画を立てておくこと。 (2時間) 【事後学習】本調査実施計画の調整を行い、地理学卒業研究2で実践的に計画を展開できるように再立案しておくこと。 (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 使用しない。 |
参考書 | 随時、進度に合わせて紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:研究推進課題レポート(3回)(30%)、授業参画度:随時、調査研究進行状況報告(20%)、卒業研究論文の作成(50%) Web発表と提出成果物による予備的評価 |
オフィスアワー | line(メーリングリスト)にて随時。 普通授業再開時;金曜日12時15分~13時(地理学研究室) |
備考 | 予備調査は、夏休みから随時行われる本調査を目指して実施されるものである。 |