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令和元年度以前入学者 | 地理情報科学 | ||||
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教員名 | 関根智子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンライン型授業(Webex、Zoomを使用した同時双方向型授業)と課題研究(Blackboard)を組み合わせる。 Blackboardを通じて学習資料や課題等を配信する。 Blackboard ID:水曜5限 20202865 |
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授業概要 | 地理情報システム(GIS)の概念を明らかにし、GISによる地理空間分析の社会に対する応用を講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | さまざまな分野において、空間的諸問題を解決するためにGISがどのように利用されているか、また、GISを使用した地理空間分析がいかに有効であるかを理解できるようになることを目的とする。 この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP4、CP4、地理学科ルーブリックA-3-3、A-4-3に対応している。 ・入手した客観的な情報を基に、論理的・批判的な思考をすることができる(A-3-3)。 ・資料や事象を注意深く観察・検討して、問題を発見し、解決策を考案することができる(A-4-3)。 |
授業の方法 | 講義と論文などの購読。適宜、講義した内容についてGISを使用して確認する。また、講義内容や事前に配布した資料をもとにした質疑応答。及びフィードバックを行う。本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安としている。 提出されたレポートは、添削して返却し、学生が確認後に回収する。 |
履修条件 | 地理情報システム(含実習)を修得していること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業のテーマや到達目標、授業の方法、参考文献の紹介、課題や論文及び地理空間データのファイルを取得する方法について説明する。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解すること。 (1時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、指示されたファイルをダウンロードし、必要に応じて印刷しておくこと。 (3時間) |
2 |
GISの概念と構成、GISと地理情報科学との違いについて
【事前学習】2年生で受講した「地理情報システム(含実習)」を復習して、GISとはどのようなものかについて考えてくること。 (1時間) 【事後学習】GISと地理情報科学との違いについてまとめ、説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
3 |
地理情報科学とはどのような学問なのか?
【事前学習】地理情報科学の概念についての英語の文献を訳してくること。 (3時間) 【事後学習】地理情報科学について、その研究分野、使用する地理情報技術、社会での応用について説明できるようにしておくこと。(A-3-2:DP3,CP3) (2時間) |
4 |
位置情報サービス(LBS)とは何か?
【事前学習】LBSについての論文を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】LBSについて説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
5 |
LBSの最近の動向と応用
【事前学習】LBSの応用事例についての論文を読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】LBSの社会での利用について説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
6 |
GISにおける情報のプライバシィとセキュリティ
【事前学習】GISで利用する地理空間データについて、プライバシィやセキュリティのどのような問題があるのかを考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】プライバシィやセキュリティの問題をまとめ、どのようにすれば問題を回避できるかについて、説明できるようにしておくこと。(A-4-2:DP4,CP4) (2時間) |
7 |
近接性(アクセシビリティ)とは何か?
【事前学習】GISを使用した近接性の論文を読んで、まとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】近接性の概念についてまとめ、説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
8 |
GISによる近接性の測定と社会での応用について
【事前学習】2年生と3年生前期で受講した「GIS分析法(含実習)」や「応用空間分析法(含実習)」のネットワーク分析について復習しておくこと。 (1時間) 【事後学習】GISによる近接性の測定、近接性の社会での応用について説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
9 |
国勢調査とGISによる国勢調査の空間単位の変化について
【事前学習】国勢調査の集計の空間単位について調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】国勢調査の空間単位についてまとめ、GISではどの空間単位がよく利用されているか、また統計のプライバシィの問題についてレポートを作成しておくこと。(A-3-2:DP3,CP3) (3時間) |
10 |
国勢調査小地域集計の地理統計処理からわかること
【事前学習】2年生で受講した「地理情報システム(含実習)」の国勢調査データのダウンロードについて復習し、指定された国勢調査小地域統計のデータをダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】地理統計処理の結果を考察し、レポートを作成しておくこと。(A-4-2:DP4,CP4) (3時間) |
11 |
地理空間データの視覚化(1):レイヤが変化するアニメーション
【事前学習】第10回の授業で指示した地理空間データをダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】レイヤが変化するアニメーションを使用して、どのような地理情報科学の研究ができるのかについて考え、説明できるようにしておくこと。(A-3-2:DP3,CP3) (2時間) |
12 |
地理空間データの視覚化(1):フィーチャが変化するアニメーション
【事前学習】第11回の授業で指示した地理空間データをダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】フィーチャが変化するアニメーションを使用して、どのような地理情報科学の研究ができるのかについて考え、説明できるようにしておくこと。(A-3-2:DP3,CP3) (2時間) |
13 |
WebGISとその社会での利用について
【事前学習】第12回の授業で指示したWebGISを閲覧して、それに対する感想をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】WebGISがどのように社会で応用・利用されているかについて説明できるようにしておくこと。 (2時間) |
14 |
事前に示した国勢調査に関する論文について、質疑応用及びフィードバックを行う。
【事前学習】課題についての質問や意見をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業内での意見をまとめ、国勢調査を使用したGISによる分析についての課題を説明できるようにすること。(A-4-2:DP4,CP4) (2時間) |
15 |
授業内試験と解説
【事前学習】第2回から第14回の内容を復習すること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容の整理をする。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 高阪宏行・関根智子 『GISを利用した社会・経済の空間分析』 古今書院 2007年 第2版 高阪宏行 『ジオビジネス』 古今書院 2014年 第1版 ほかの参考書については、適宜、授業中に指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(40%) レポートは、授業計画に記載してあるものや授業で説明したもので評価する。 授業内テストは、第15回で実施するテストで評価する。 授業参画度は,授業内での発言や発表、ディスカッションなどで評価する。 |
オフィスアワー | 質問等は授業終了後、またはBlackBoadやメールを通じて受け付ける。 詳細は、第1回の授業で説明する。 |