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令和元年度以前入学者 | 水圏科学1 | ||||
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教員名 | 土原健雄 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業:関連資料(PDF)とPowerPointによる音声解説付授業配信 |
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授業概要 | 地球上の水循環システムにおいて重要な役割を担う地下水を対象に,水資源としての位置付けや地下水の流動特性や水質特性の基礎的項目,調査方法,資源としての保全や管理の必要性について,現地での調査・試験事例を交えて概説する。 |
授業のねらい・到達目標 | ねらい: 地下水の資源としてのあり方や流動・水質の特性,地下水の調査法,水循環における位置付け,地下水資源の開発や保全・管理の基礎について理解し,説明することができるようになることを目的とする。 学科プログラム(JABEE認定プログラムを含む)の学習・教育到達目標:「(G)地球科学の専門知識を修得する」(1~15)に寄与する。 ※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 地球科学科ディプロマ・ポリシー(D.P.): 「(G)地球科学の専門知識を修得している」に対応する。 この科目は⽂理学部(学⼠(理学))のディプロマポリシーDP6, 及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 授業実施日の当日あるいは事前に,Blackboardを通して,オンデマンド教材を配信する。 受講生はその教材を視聴して,学修すること。 また,授業内で課された課題を解き,期日までにレポートとして提出すること。 レポートの提出は,文書ファイル(MS-Word形式),スキャンしたPDFファイルか写真による提出を認める。 なお,課題は第7,14回の授業において配信。翌週授業で課題の解説資料を配信するため,課題提出の締め切りは,翌週授業(第8,15回)の開始時間までとする。 授業実施時間には,Blackboardの掲示板機能を通して質問と意見交換の機会を提供する。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマとねらい・到達目標・進め方,水資源の中の地下水 初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 【事前学習】シラバスの内容を事前に確認する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して水資源としての地下水の役割や日本の地下水事情等について整理する。 (2時間) |
2 |
地下水のあり方(帯水層,不圧・被圧地下水,地下水流動系,湧水,宙水)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して地下水の存在形態,長所・短所や特徴等について整理する。 (2時間) |
3 |
地下水の流れを測る(地下水面図,ダルシー則,透水係数,間隙率)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して地下水面図の描画,ダルシー則,水理定数等について整理する。 (2時間) |
4 |
地下水の水質を測る(水温,溶存物質,水質の分類,水質の変化)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して溶存物質の種類や表現方法等について整理する。 (2時間) |
5 |
地下水流動を知るための環境トレーサー(地下水の起源を知る)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して地下水の起源を調査する環境トレーサーの種類や調査法等について整理する。 (2時間) |
6 |
地下水流動を知るための環境トレーサー(流れのメカニズムを知る)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して流れのメカニズムを調査する環境トレーサーの種類や調査法等について整理する。 (2時間) |
7 |
地下水流動を知るための人工トレーサー(トレーサーの種類とその特徴) <課題>の提示(※提出の締め切りは第8回授業開始まで) 【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して人工トレーサーの種類・特徴・調査法等について整理する。 (2時間) |
8 |
課題の解答の解説,地下水の様々な調査法
【事前学習】課された【課題】を解き,レポートを提出する。 (3時間) 【事後学習】授業内容,課題の結果を整理する。 (1時間) |
9 |
地下水と地表水との交流(失水河川・得水河川)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して地下水の交流現象の種類,用いられる調査法等について整理する。 (2時間) |
10 |
地下水の年齢(滞留時間,涵養年代)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して地下水の滞留時間,その調査法等について整理する。 (2時間) |
11 |
地下水の流れのモデル化(シミュレーションの概要)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用してシミュレーションの種類や有効な使用法等について整理する。 (2時間) |
12 |
地下水の塩水化,地下水開発(地下ダム,淡水レンズ)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して塩水侵入,地下水開発の離島での事例等について整理する。 (2時間) |
13 |
地下水汚染(汚染の種類,実態)
【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して汚染の種類,対策法,事例等について整理する。 (2時間) |
14 |
地下水資源の適正利用と管理(健全な水循環,総合的水管理) <課題>の提示(※提出の締め切りは第15回授業開始まで) 【事前学習】事前に配布する資料を確認し,疑問点等を整理する。 (2時間) 【事後学習】配布資料を利用して地下水保全における歴史的な流れ等について整理する。 (2時間) |
15 |
課題の解答の解説,講義内容の総括
【事前学習】課された【課題】を解き,レポートを提出する。 (3時間) 【事後学習】これまでの授業内容,課題の結果を整理する。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。 関連する資料を教材として配布する。 |
参考書 | 榧根 勇 『地下水と地形の科学―水文学入門―』 講談社学術文庫 2013年 第1版 日本地下水学会・井田徹治 『見えない巨大水脈―地下水の科学― (BLUE BACKS)』 講談社 2009年 第1版 上記に加え,授業の中で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(100%) 授業内に課す課題の提出状況とその成績から,60点以上を合格とする。 |
オフィスアワー | 授業前後の時間にBlackboardを通じて対応 |
備考 | 事前学修として前回の学修内容を確認し,授業後は学修した内容を整理し復習すること。 |