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令和元年度以前入学者 | 地球科学要論2 ー地下水工学ー | ||||
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平成27年度以前入学者 | 地球システム科学要論2 | ||||
教員名 | 三宅紀治 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド授業(Blackboardを通してオンデマンド教材を配信する) Blackboard ID : 20202912 |
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授業概要 | 我が国の都市の多くは、地下⽔位(⽔頭)が⾼く地下⽔が豊富な未固結地盤に⽴地する。このような場所で地下を掘削する場合、地下⽔が原因の様々なトラブルに遭遇し、周辺環境を損なうことがある。それらに関わる課題発見と解決のために、各自がこれまで学んできた内容を含む地下水に関わる基礎知識が、具体的にどのように適用されているのかを学ぶ。講義内容の多くは、⺠間研究機関にて実務に携わってきた教員がその経験を活かしたものである。例えば、授業計画第1,2回の「地下工事現場・周辺のトラブル」、第5回「トラブルを防ぐ地下水対策」、第6,7回の「地盤調査、地下水調査」で示す内容は実務で行ったものを含み、また第12回「地下水対策の事例」では教員が直接担当した実務案件を教材にする。 |
授業のねらい・到達目標 | 上記授業概要に述べたコンセプトに基づき、以下を目標とする。 ・掘削現場及びその周辺で地下水が原因で生じうるトラブルの種類、内容を理解する。 ・掘削現場及びその周辺でトラブル原因となる地下⽔の性質を理解する。 ・掘削現場及びその周辺で地下水が原因で生じるトラブルを防ぐ地下⽔対策が説明できる。 ・地下⽔対策に関連する標準貫⼊試験、⽐抵抗検層など地盤調査の方法と結果の適用を理解する。 ・地下⽔位(⽔頭)の調査⽅法、観測孔、観測井の設置⽅法を理解し、測定結果を評価できる。 ・地下水対策に必要な井戸理論を理解する。 ・地下水対策に必要な帯水層試験の方法を理解し、データを用いて解析も行える。 ・地下水対策の事例にある内容、方法を理解する。 ・揚⽔(採取)規制などによる地下⽔上昇が掘削⼯事や地下構造物に与える影響と対応を理解する。 学科プログラム(JABEE認定プログラム含む)の学習・教育到達目標「(G)地球科学の専門知識を修得する」(1-15)に寄与する。 ※括弧内の数字は授業計画内の講義番号 地球科学科 ディプロマ・ポリシー(D.P.)︓ (G)地球科学の専門知識を修得している.に対応する。 この科目は⽂理学部(学⼠(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | Blackboardを通してオンデマンド教材(音声付き資料、およびpdf資料)を授業計画の第1回~第13回、第15回の順に配信する。なお、教材のうちpdf資料には二種類あり、一つは使用する音声付き資料の主要スライド複数枚分をまとめた「主資料」で第2回~第13回に配信する。もう一つは音声付き資料の中で補足的に使用するスライド資料をまとめた「参考資料」で、これを適宜配信する。これらを予習、復習などに使用されたい(第1回、第14回および第15回にはpdf資料の配信は無し)。また、第2回から第13回の講義については別途配信される「まとめ用Wordファイル」に講義の概要を所定の要領(「まとめ用Wordファイル」に示してある。)でまとめ、第14回講義日までにまとめレポートとして一括提出すること。 初回授業の前に,BlackboardでコースID︓20202912 [2020地球科学要論2(三宅紀治・後・水3)]をコース登録すること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業テーマとねらい、進め⽅(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。これまで学んできた地下⽔に関する基本的な知識をおさらいする。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、第1回の講義で説明があった全体を通した授業内容の流れを理解する。 (2時間) |
2 |
地下⽔による掘削現場のトラブル(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。配信された所定の用紙(「まとめ用Wordファイル」)に講義内容の概要(講義概要)をレポートとしてまとめる。 (2時間) |
3 |
地下⽔による掘削現場周辺のトラブル(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙に講義概要をまとめる。 (2時間) |
4 |
掘削現場や周辺のトラブル原因となる地下⽔の主な性質(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙に講義概要をまとめる。 (2時間) |
5 |
掘削現場および周辺で起こる地下⽔が原因のトラブルを防ぐ地下⽔対策(オンデマンド授業) 、小テスト1
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙に講義概要をまとめる。 (2時間) |
6 |
地下⽔対策に関連する標準貫⼊試験、⽐抵抗検層など地盤調査(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙に講義概要をまとめる。 (2時間) |
7 |
地下⽔位(⽔頭)の調査⽅法、観測孔、観測井の設置⽅法と観測例(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙に講義概要をまとめる。 (2時間) |
8 |
地下⽔対策に関わる井⼾理論(1)︓揚⽔に伴う地下⽔低下、井⼾理論の必要性(オンデマンド授業)、 小テスト2
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙に講義概要をまとめる。 (2時間) |
9 |
地下⽔対策に関わる井⼾理論(2)︓井⼾公式、平衡式と非平衡式(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙に講義概要をまとめる。 (2時間) |
10 |
地下⽔対策に関わる帯⽔層試験(1)︓帯⽔層試験とは︖ 帯⽔層試験の解析式(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙に講義概要をまとめる。 (2時間) |
11 |
地下⽔対策に関わる帯⽔層試験(2)︓試験の⽅法、解析例、結果の適⽤(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (3時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙にまとめる。 (2時間) |
12 |
地下⽔対策の事例(オンデマンド授業) 、小テスト3
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙にまとめる。 (2時間) |
13 |
揚⽔(採取)規制などによる地下⽔上昇が掘削⼯事や地下構造物に与える影響と対応(オンデマンド授業)
【事前学習】pdf資料で予習し⾃らの疑問事項を把握する。 (2時間) 【事後学習】疑問事項が解決されたかを確認する。所定の⽤紙にまとめる。 (2時間) |
14 |
到達度の確認と解説、期末テスト
【事前学習】前回までの授業内容の総復習を⾏う。 (4~5時間) 【事後学習】疑問事項がある場合はそれを整理しておくこと。 (2時間) |
15 |
これまでの復習・解説を⾏い授業内容の理解を深める。(オンデマンド授業)
【事前学習】前回事後学習で疑問事項があることが分かった場合はそれについて理解・解決を図ること。 (2時間) 【事後学習】授業全体を通し、⾃らの疑問事項に関して理解・解決が図られたことを再確認し、不⾜の場合は⾃習により補っておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書はなく、オンデマンド教材を参照のこと。 |
参考書 | 必要に応じて講義の中で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:まとめレポート(「授業の方法」に記したもの)(10%)、授業内テスト:小テスト3回(30%)、授業内テスト:期末テスト(60%) 総合的に判断して60 点以上を合格とする。 |
オフィスアワー | Blackboardの掲示板によって対応する。 |