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令和元年度以前入学者 | 量子力学2演習 | ||||
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教員名 | 鈴木俊夫 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 物理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 遠隔授業(課題研究) |
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授業概要 | ミクロな世界の物理法則の学習、理解を行う |
授業のねらい・到達目標 | 量子力学は0.1~1nm程度以下のスケールのミクロな世界に適用される物理法則であり、我々のマクロな日常世界に適用されるニュートン力学に比べて種々の点で異なる。量子力学特有の考え方と原理、基本法則を理解することを目的とする。 量子力学固有の法則をミクロ世界の諸問題に適用し、正しい解答を得ることができる。(A-4-3) この科目は文理学部のDP4及びCP4に対応しています。 |
授業の方法 | 講義で学習した基本的な原理と法則を、Blackboard上に提示する演習問題を解くことによって理解を深め、新しい知識を身につける。解法を解説した資料も提示する。演習問題の解答は期日まで(特に指定のない場合は翌週の演習の時間まで)にファイルとして提出すること。ファイルの形式は任意だが、数式を記述するときは写真によるjpgファイル(写メ)がスキャンしたpdfファイルか便利で望ましい。演習問題の解答例は、期日後に提供するので復習すること。また、Blackboard上の掲示板機能を通して「質問」と「議論」の機会を提供する。 Blackboard id: 20203392 本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ブラ・ケット表示による量子力学とシュレーディンガー表示(A-4-3)
【事後学習】状態、物理量、期待値の表示と座標表示の復習 (1時間) |
2 |
ハイゼンベルグ表示と行列力学 (A-4-3)
【事後学習】ベクトルによる状態の表示、行列による演算子の表示の復習 (1時間) |
3 |
生成演算子、消滅演算子(A-4-3)
【事後学習】代数的方法による固有値問題の解法の復習 (1時間) |
4 |
観測と確率解釈、不確定性関係(A-4-3)
【事後学習】観測の物理的意味と確率解釈の復習 (1時間) |
5 |
対称性と保存則(A-4-3)
【事後学習】 並進、回転運動の演算子の復習 (1時間) |
6 |
角運動量の代数(A-4-3)
【事後学習】 角運動量演算子の固有値、昇降演算子の行列要素の復習 (1時間) |
7 |
中間のまとめ(A-4-3) 第1回から第6回までの内容の復習と解説を行い授業の理解を深める 【事後学習】物理量は演算子であること、一般的には可換でないことを習得 (1時間) |
8 |
パウリスピン (A-4-3)
【事後学習】パウリスピン行列の代数計算の練習 (1時間) |
9 |
回転の演算子とスピノール (A-4-3)
【事後学習】演算子の表示、状態に作用させたときの結果について復習する (1時間) |
10 |
磁場中のスピンの運動(A-4-3)
【事後学習】 才差運動の復習 (1時間) |
11 |
2電子系、角運動量の合成(A-4-3)
【事後学習】角運動量の合成則の復習 (1時間) |
12 |
時間に依存しない摂動論(A-4-3)
【事後学習】摂動論の公式を適用する練習 (1時間) |
13 |
時間に依存する摂動論、フェルミの黄金律(A-4-3)
【事後学習】状態密度の求め方の学習 (1時間) |
14 |
フェルミガス模型 (A-4-3)
【事後学習】パウリ原理の復習 (1時間) |
15 |
散乱問題 (A-4-3)
【事後学習】ラザフォード散乱への応用 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 原 康夫 『量子力学 (基礎物理シリーズ)』 岩波書店 1994年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:演習問題の解答状況による評価(100%) |
オフィスアワー | 授業終了時 |