文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 生命科学科(物理生命システム科学科) > 発生生物学1
日本大学ロゴ

発生生物学1

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 発生生物学1
教員名 外川徹
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 Blackboardを介したPowerPointで作成したスライド資料配信によるオンデマンド型と,Blackboardのチャット機能とZoomを用いた同時双方向型の授業を並行して行う。
授業概要 多細胞生物は,1つの細胞である受精卵が細胞分裂を繰り返して個体を形成し,成長を重ねて次世代へ繋がる生殖細胞を作り,そして死んでいく。この過程で,細胞はただ単に増えるだけではなく,お互いにコミュニケーションを取りながらそれぞれに特殊化し,特定の細胞へと分化していく。また,動物は分類群によって異なる多様な形態を形成するが,そのメカニズムの大原則を見てみると,動物間で驚くほど共通していることに気付く。本講義では,このような発生のメカニズムを解説する。「発生生物学1」では,発生生物学の基本概念を学んだ後,動物の受精卵から器官形成までの胚発生を中心に扱う。
授業のねらい・到達目標 <知識>
・発生生物学の基本概念と初期発生のメカニズムを十分に理解し,説明できるようになる。
・様々な発生生物学的現象に対して,その生物学的意義を考え,説明することができる。

<能力>
この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, 4, 8およびカリキュラムポリシーCP3, 4, 8に対応している。
・物事を既存の知識にとらわれることなく,科学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し,説明することができる(DP3-3)。
・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて解決策を提案できる(DP4-3)。
・学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる(DP8-3)。

各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。
A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力
A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力
A-8 (DP8・CP8): 省察力
授業の方法 ・事前あるいは授業時間の最初に,Blackboardから各回の配布教材(A, B, Cの3種類)をダウンロードする。
・事前あるいは授業時間内に,配布教材Bの説明をもとに配布教材Aに書き込みながら学修する。
・授業時間内には,Blackboardのチャット機能あるいはZoomを用いて担当教員に質問することができる。
・配布教材Cには,各回の内容に関する小問が記載さているので,授業時間内あるいは事後に解答し,授業終了後2時間までにBlackboardを介して提出する。
・詳細はBlackboard上の「発生生物学1履修方法」に記載さているので,確認しておくこと。もし事前にこれを入手することが出来ない場合には,担当教員に連絡すること。
履修条件 生命科学科の1・2年次配当の各必修科目を履修していることを前提とする。他学部・他学科の学生が履修する場合には,相談すること。
授業計画
1 ガイダンス,『発生生物学における基本概念1』(オンデマンド型・同時双方向型)
動物の発生の共通性を学ぶ。
【事前学習】シラバスおよびBlackboard上にある「発生生物学1」履修方法」の内容を十分に把握しておく。配布教材「1. 発生生物学における基本概念1」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「1. 発生生物学における基本概念1」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
2 『発生生物学における基本概念2』:細胞分化(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「2. 発生生物学における基本概念2」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「2. 発生生物学における基本概念2」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
3 『発生生物学における基本概念3』:細胞間コミュニケーション(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「3. 発生生物学における基本概念3」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「3. 発生生物学における基本概念3」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
4 『発生生物学における基本概念4』:形態形成(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「4. 発生生物学における基本概念4」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「4. 発生生物学における基本概念4」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
5 『配偶子』(オンデマンド型・同時双方向型)
動物の配偶子である「精子」と「卵」の特徴について学ぶ。
【事前学習】配布教材「5. 配偶子」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「5. 配偶子」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
6 『受精』(オンデマンド型・同時双方向型)
受精,特に「種特異的な受精」「多精拒否」「卵の活性化」のメカニズムについて学ぶ。
【事前学習】配布教材「6. 受精」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「6. 受精」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
7 『卵割』(オンデマンド型・同時双方向型)
「卵割」の特徴と,その特徴が生じる要因について学ぶ。
【事前学習】配布教材「7. 卵割」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「7. 卵割」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
8 『原腸形成と胚葉の分化』(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「8. 原腸形成と胚葉の分化」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「8. 原腸形成と胚葉の分化」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う (2時間)
9 『ボディプラン1』:ショウジョウバエの体軸形成(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「9. ボディプラン1」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「9. ボディプラン1」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
10 『ボディプラン2』:両生類の体軸形成とオーガナイザー(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「10. ボディプラン2」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「10. ボディプラン2」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
11 『アポトーシス』(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「11. アポトーシス」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「11. アポトーシス」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
12 『器官形成1』:外胚葉性器官の形成(オンデマンド型・同時双方向型)
【事前学習】配布教材「12. 器官形成1」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「12. 器官形成1」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
13 『器官形成2』:付属器官の形成(オンデマンド型)
【事前学習】配布教材「13. 器官形成2」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「13. 器官形成2」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
14 『器官形成3』:中胚葉性器官の分化(オンデマンド型)
【事前学習】配布教材「14. 器官形成3」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「14. 器官形成3」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
15 『器官形成4』:内胚葉性器官の分化(オンデマンド型)
【事前学習】配布教材「15. 器官形成4」をBlackboardからダウンロードし,事前あるいは授業時間内に教材に取り組む。これにより「問題発見・解決力(A-4)」を養う。 (2時間)
【事後学習】配布教材「15. 器官形成4」の「小問」に解答し,Blackboardを介して提出する。これにより「論理的・批判的思考力(A-3),省察力(A-8)」を養う。 (2時間)
その他
教科書 特に使用しない。必要な教材は"Blackboard"を介して配布する。
参考書 東中川徹,八杉貞雄,西駕秀俊 『ベーシックマスター 発生生物学』 オーム社 2008年
阿形清和,高橋淑子 『ギルバート発生生物学』 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2015年
武田洋幸,田村宏治 『ウォルパート発生生物学』 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2012年
これらは講義の内容をより深く理解するための参考書であり,必ずしも必要なものではない。初回の講義で紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
「授業内テスト」として,各回の「小問」の解答内容を評点する。これにより,論理的・批判的思考力(A-3),問題発見・解決力(A-4)省察力(A-8)を評価する。
オフィスアワー 月~金 10:00-17:00
本館6階 生命科学科研究室605

このページのトップ