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令和元年度以前入学者 | 基礎物理学3 | ||||
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教員名 | 浅地哲夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(12回)と課題研究(3回)の組み合わせ 初回講義開始までにBlackBoardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackBoardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
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授業概要 | 分子の力学、および分子と外場の相互作用 |
授業のねらい・到達目標 | 古典力学を復習する。 調和振動子のシュレディンガー方程式と、その固有関数および固有値を理解する。 分子の振動と回転のエネルギー準位を理解する。 電磁波と物質の相互作用について理解する。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 5月11日から8月1日までの授業実施日(12回)にBlackboardを通してオンデマンド教材を配信する。受講者はその教材を視聴し学習すること。 8月1日以降は課題研究とする。課題研究はBlackboardを通して提出させる予定である。 |
授業計画 | |
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1 |
古典力学の復習:Newtonの運動の法則 (オンデマンド授業)
【事前学習】位置座標と速度について調べておく。 (2時間) 【事後学習】Newtonnの運動方程式を円運動に適用する。 (2時間) |
2 |
運動量と角運動 (オンデマンド授業)
【事前学習】ベクトルの内積と外積につて復習しておく。 (2時間) 【事後学習】力のモーメントは角運動量の時間変化をもたらすことを理解する。 (2時間) |
3 |
古典力学から量子力学への移行 (オンデマンド授業)
【事前学習】対応原理を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】定常状態でのSchrödinger の波動方程式を導く。 (2時間) |
4 |
波動関数の物理的意味 (オンデマンド授業)
【事前学習】一次元箱の中の粒子モデルを復習しておく。 (2時間) 【事後学習】波動関数の満たすべき性質について理解する。 (2時間) |
5 |
二原子分子の断熱ポテンシャル
【事前学習】いくつかの二原子分子の結合距離を調べておく。 (2時間) 【事後学習】断熱ポテンシャルの意味を理解する。 (2時間) |
6 |
二原子分子の振動のエネルギー (オンデマンド授業)
【事前学習】調和ポテンシャルについて調べておく。 (2時間) 【事後学習】調和振動子のSchrödinger 方程式の解法の概要を理解する。 (2時間) |
7 |
二原子分子の回転エネルギー (オンデマンド授業)
【事前学習】二原子分子の重心のもとめかたを調べておく。 (2時間) 【事後学習】角運動量と慣性モーメントとの関係を理解する。 (2時間) |
8 |
回転のエネルギーを角運動量と慣性モーメントで表す (オンデマンド授業)
【事前学習】角運動量と慣性モーメントを復習しておく。 (2時間) 【事後学習】回転エネルギー演算子をもとめる。 (2時間) |
9 |
回転エネルギー演算子の球面極座標表示 (オンデマンド授業)
【事前学習】球面座標(三次元の極座標)について復習しておく。 (2時間) 【事後学習】回転スペクトルから分子の大きさが推定できることを理解する。 (2時間) |
10 |
電磁波の波動方程式と電磁波の分類 (オンデマンド授業)
【事前学習】波の方程式を調べておく。 (2時間) 【事後学習】平面波とは何か、偏光とは何かを説明できるようになる。 (2時間) |
11 |
光の干渉と回折 (オンデマンド授業)
【事前学習】三角関数の和を積に変換する公式を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】回折実験から回折格子の格子定数がもとめられることを理解する。 (2時間) |
12 |
エネルギー準位の存在と光の吸収・放出 (オンデマンド授業)
【事前学習】Planck-Einsteinの関係を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】Lambert-Beerの法則を理解する。 (2時間) |
13 |
重力場での物体の運動(課題研究)
【事前学習】重力の加速度について調べておく。 (2時間) 【事後学習】放物体の運動の軌跡を求めることができるようになる。 (2時間) |
14 |
1次元箱の中の粒子のエネルギー準位(課題研究)
【事前学習】対応原理と波動関数の物理的意味を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】各準位の波動関数と粒子の存在確率密度関数を表示する。 (2時間) |
15 |
光散乱の簡単な理論(課題研究)
【事前学習】Rayleigh散乱とRaman散乱について調べておく。 (2時間) 【事後学習】簡単な散乱理論に基づいてRayleigh散乱とRaman散乱の違いを説明する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 寺嶋 正秀・馬場 正昭・松本 吉泰 『現代物理化学』 化学同人 2015年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題研究(50%)、授業参画度:Blackboard利用状況(50%) |
オフィスアワー | Blackboard上の掲示機能を通して質問に答える。 |
備考 | 教科書中の関連事項を各自予習復習のこと。また、わからないことは質問すること。 |