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固体化学

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令和元年度以前入学者 固体化学
教員名 名越篤史
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド授業(Powerpointによる資料配信)
Blackboard ID: 月2限→20203626
授業概要 本講義では、特に固体状態における①物質の構造と、②その性質に関して講義する。
授業のねらい・到達目標 固体化学の基礎知識を身につけることが、本講義の目指すところである。
1)基本的な結晶構造
2)固体中の化学結合
3)電気的性質・相図
について、概要を理解し、説明できる。
この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。


また、新カリキュラムにおいて、この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3.4,8及びCP3,4,8に対応しています。
A-3-3)高度な化学知識に基づいて,自然科学に関係する諸現象を論理的・批判的に考察することができる。
A-4-3)さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的化学知識に基づいてそれに対する解決策を考えることができる。
A-8-3)自分の実験経験を振り返り,その成果を他人に分かる形で客観的にまとめることができる。
授業の方法 15回の講義を行う。授業中に、Blackboardを利用して小テストや課題を出し、授業内試験を行う。それらを通じて達成度を確認する。
必要な資料・課題はBlackboardを利用して配布します。課題の提出方法,フィードバック方法等については,授業開始時に提示します。

本授業の事前・事後学習は,平均各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 固体化学の概説
結晶の周期構造
教科書1.1.1
化学結合による結晶の分類
教科書1.2
【事前学習】シラバスを読み,授業全体の流れを理解しておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱った各化学結合についてノートに整理してまとめておく。 (1時間)
2 単位格子とブラベー格子、ミラー指数
教科書1.1.3~1.1.4
【事前学習】単位格子と晶系について、配布資料・参考書を用いてあらかじめ調べておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱った各単位格子と晶系についてノートに整理してまとめておく。 (2時間)
3 X線回折とミラー指数
教科書1.1.5、1.8.1
【事前学習】教科書を読んでおく。X線回折について配布資料・参考書を用いてあらかじめ調べておく。 (1時間)
【事後学習】ミラー指数に関する課題を解く (3時間)
4 最密充填構造と金属結晶
四面体位置と八面体位置
教科書1.1.2、1.5.1、1.5.2
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (2時間)
【事後学習】参考書の該当箇所を読んでおく (2時間)
5 イオン結晶の四面体位置と八面体位置による表現、イオン結晶の配位多面体による表現
教科書1.5.1,1.5.2,1.3.1
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (2時間)
【事後学習】ノートを振り返って参考書を用いて復習する。わからないところは質問する。 (3時間)
6 イオン結合
マーデルングエネルギーとボルンハーバーサイクル
教科書1.3.1~1.3.3
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (1時間)
【事後学習】ノートを振り返って参考書を用いて復習する。わからないところは質問する。 (2時間)
7 結晶場と配位子場
教科書1.7.3
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (1時間)
【事後学習】ノートを振り返って参考書を用いて復習する。わからないところは質問する。 (2時間)
8 金属結合
教科書5.1
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (2時間)
【事後学習】ノートを振り返って参考書を用いて復習する。わからないところは質問する。 (2時間)
9 バンド理論・半導体
教科書5.2~5.4.1
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (2時間)
【事後学習】ノートを振り返って参考書を用いて復習する。わからないところは質問する。 (2時間)
10 格子振動と相転移
教科書4.1~4.3
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (2時間)
【事後学習】ノートを振り返って参考書を用いて復習する。わからないところは質問する。 (4時間)
11 相図と固溶体
教科書2.1~2.3
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (2時間)
【事後学習】相図の課題を解く (2時間)
12 欠陥・中間状態・ガラス転移
教科書2.4~2.5
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (2時間)
【事後学習】熱力学の課題を解く (2時間)
13 誘電体と磁性体
教科書6章
【事前学習】教科書の該当箇所を読んでおく (3時間)
【事後学習】ノートを振り返って参考書を用いて復習する。わからないところは質問する。 (2時間)
14 理解度の確認
【事前学習】第13回までの内容についてまとめておく。 (8時間)
【事後学習】わからなかった問題について、講義での説明や配布資料や参考文献を用いてまとめておく。 (2時間)
15 総括と補足
【事前学習】これまでの授業を通して理解不足のところを確認しておく。 (1時間)
【事後学習】授業後もわからないところについて、配布資料や参考文献を用いてまとめておく。 (2時間)
その他
教科書 田中勝久 『固体化学』 東京化学同人 2004年 第1版
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2019年の第2版でも問題ありません。
参考書 H.イバッハ/H.リュート著 石井力/木村忠正訳 『固体物理学 21世紀物質科学の基礎』 丸善出版 2012年 第3版
A.R.ウェスト著 後藤孝ほか訳 『ウエスト固体化学 基礎と応用』 講談社 2016年 第2版
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成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
授業参画度は、BlackBoardの授業資料へのアクセス状況や課題を通じて評価する。
また、授業内容への質問等があれば、授業参画度として評価する。
オフィスアワー 質問等は,BlackBoardを通じてメールで随時受け付ける。

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