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物理化学特論1

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令和元年度以前入学者 物理化学特論1
教員名 周彪
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド授業(PowerPointによるスライド資料配信)+課題研究(Blackboard)
授業概要 合成化学、物性化学、構造化学等、化学のあらゆる分野において分子の構造を知ることは重要である。構造解析に必要な結晶学の知識や、回折原理、回折装置、構造解析手法、構造解析実験などX線結晶構造解析の基礎について講義する。
授業のねらい・到達目標 合成化学、物性化学、構造化学に必須の分子の構造、あるいは結晶構造を知るもっとも確実で、直接的な手法であるX線解析を行うための基礎知識を取得できる。構造解析実験を行うために必要なコンピューター操作、結晶作成技術などに関する知識も取得できる。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。

また,新カリキュラムにおいて,この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3,4,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,8に対応しています。
A-3-4)高度な化学知識と化学的な根拠に基づいて,自然科学に関連する諸現象を論理的・批判的に考察し,他者に説明することができる。
A-4-4)さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的な化学知識に基づいてそれに対する解決策を考え,独自に行動して解決することができる。
A-8-4)自分の実験経験を振り返り,その成果を客観的にまとめ,他社の評価や批判を受け,今後に活かすことができる。
授業の方法 結晶構造解析に必要な結晶学的な知識や、実験法について演習や実験を交えて解説する。
履修条件 なし
授業計画
1 分子の対称と対象操作、点群
【事前学習】シラバスを良く読み,授業全体の流れを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】第1回学修した内容を整理すること。 (2時間)
2 分子の対称と点群の演習
【事前学習】第1回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第2回学修した内容を整理すること。 (2時間)
3 結晶の対称(1) 結晶格子と格子点、対称要素、演習
【事前学習】第2回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第3回学修した内容を整理すること。 (2時間)
4 結晶の対称(2) 結晶の点群,7つの晶系,演習
【事前学習】第3回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第4回学修した内容を整理すること。 (2時間)
5 結晶の対称(3) 空間格子、ラセン軸と映進面
【事前学習】第4回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第5回学修した内容を整理すること。 (2時間)
6 結晶の対称(4) 空間群、演習
【事前学習】第5回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第6回学修した内容を整理すること。 (2時間)
7 X線の発生と性質,一個の電子による散乱
【事前学習】第6回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第7回学修した内容を整理すること。 (2時間)
8 原子による散乱、単位胞からの散乱,結晶からの散乱、実格子と逆格子
【事前学習】第7回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第8回学修した内容を整理すること。 (2時間)
9 回折の条件(ラウエの条件、ブラッグの条件)
【事前学習】第8回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第9回学修した内容を整理すること。 (2時間)
10 原子散乱因子と構造因子,温度因子、消滅則
【事前学習】第9回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第10回学修した内容を整理すること。 (2時間)
11 フーリエ変換と電子密度
【事前学習】第10回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第11回学修した内容を整理すること。 (2時間)
12 X線構造解析実験、データ収集とデータ処理
【事前学習】第11回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第12回学修した内容を整理すること。 (2時間)
13 原子座標の決定と精密化、結晶構造解析の応用
【事前学習】第12回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】第13回学修した内容を整理すること。 (2時間)
14 理解度の確認、まとめと小テスト(課題研究)
【事前学習】全体の講義内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】期末テストを見直すこと。 (2時間)
15 総括、試験の解説と補足、X線構造解析の実習(課題研究)
【事前学習】これまでの学習内容を振り返ること。 (2時間)
【事後学習】これまでの学習内容を理解し、自分なりにまとめること。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 大橋祐二 『X線結晶構造解析』 裳華房 2018年 第4版
William Clegg 著 大場 茂 訳 『X線結晶学入門』 化学同人 2017年 第1版
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、授業参画度:出席状況、授業内で質疑に対する応答の内容、発言の積極性など(40%)
授業内演習を行う。期末試験を行う。積極的な授業参画が重要である。
オフィスアワー 随時、アポイントメントをとること。
備考 結晶学の知識は、これまで勉強してこなかったと思われる。したがって参考書によりさらに理解を深めることが望ましい。

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