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化学特別実験2

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令和元年度以前入学者 化学特別実験2
教員名 垣田浩孝
単位数    4 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業と遠隔授業の組み合わせで行う。遠隔授業は同時双方向型授業(Webex等によるオンライン授業)、オンデマンド型授業(パワーポイントによるスライド配信等)、課題研究(3回。Blackboardを通じて)を実施する。初回講義開始までにBlackboardにコース登録すること。受講者への連絡はBlackboardに掲示するので随時確認すること。社会状況の変動等で、授業の形態等が変更される可能性があります。その場合はBlackboardあるいはe-mailを通じて連絡します。
Blackboard ID:20203729
授業概要 海藻の生物化学研究を遂行するための基礎的知識と基礎的技術を習得することを目的とする。海藻に見られる諸現象を化学的に解明することを最終目的として、海藻の生物化学研究を遂行するための基礎知識の獲得ができるように教育する。基礎的な実験操作は実験を通して付与する。
授業のねらい・到達目標 化学特別実験1に引き続いて、海藻の生物化学研究(藻類由来有用物質の研究と手法開発、海藻の生物機能利用研究、環境による海藻代謝変動の解明とその利用研究等)の中から担当教員から与えられた本人のテーマに関して、自発的に実験を遂行させることにより、本人が基礎知識と基礎的問題解決能力を獲得できるようになることを目的とする。また成果の発表の機会を設けることにより、本人がプレゼンテーション能力を強化できるようになることも目的とする。

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。

また,新カリキュラムにおいて,この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP1~8及びカリキュラムポリシーCP1~8に対応しています。
A-1-4)学修から得られた高度な知識と教養,化学的な倫理観に基づいて,自ら研究課題に取り組み,倫理的かつ安全に行動できる。
A-2-4)化学に関係する最新の研究成果や情報に積極的に触れ,国際社会における化学の発展を理解することができる。
A-3-4)高度な化学知識と化学的な根拠に基づいて,自然科学に関連する諸現象を論理的・批判的に考察し,他者に説明することができる。
A-4-4)さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的な化学知識に基づいてそれに対する解決策を考え,独自に行動して解決することができる。
A-5-4)与えられた未知の実験テーマに取り組む気持ちをもち,情報収集・整理分析して用いることができる。
A-6-4)異なる専門分野に属する人々に対して,自分の専門知識を正しくわかりやすく説明することができる。
A-7-4)様々な研究活動において,積極的にリーダーシップおよび指導力を発揮し,他者と協働して作業をすることができる。
A-8-4)自分の実験経験を振り返り,その成果を客観的にまとめ,他社の評価や批判を受け,今後に活かすことができる。
授業の方法 実験遂行、データ収集、データ解析、結果の考察、研究発表まで一連の研究活動を通して、討議しながら指導する。特に海藻の生物化学研究に必要な実験手法に関しては、教員自ら実験操作を行うことにより学生に見本を示す。成果発表を行い、学生のプレゼンテーション能力を向上させる。本授業の事前・事後学習は、各4時間の学習を目安とします。対面授業では討議と実演を通じて実験のコツを指導する。同時双方向型授業では討議を通じて指導する。オンデマンド授業ではBlackboardを通じて教材を配信する。受講生はその教材を視聴し、学修すること。また課題は提出期限までにBlackboardを通じて提出すること。課題の解答例は次回の授業で提供するので復習すること。またBlackboardあるいはe-mailを通じての質問や議論の機会を提供する。別途、課題研究を実施する。
授業計画
1 ガイダンス。海藻の生物化学に関する研究背景や研究目的に関して講義する。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】シラバスを良く読み,授業全体の流れを理解しておく。
【事後学習】第1回授業での資料を復習すること。
2 研究目的に向けた海藻の成分分析法のデザイン等を講義し、講義内容に関して議論する。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】各種抽出法について予習しておくこと。
【事後学習】第2回授業での資料を復習すること。
3 成分分析実施に必要な装置や化学試薬に関する講義とその準備を行う。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】各種化学試薬について予習しておくこと。
【事後学習】第3回授業での資料を復習すること。
4 海藻のタンパク質成分の成分分析の準備。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】過去のタンパク質成分の成分分析例をまとめておくこと。
【事後学習】第4回授業での資料を復習すること。
5 海藻のタンパク質成分の電気的違いによる分析の実施。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】海藻のタンパク質成分の電気的違いによる分析方法について予習しておくこと。
【事後学習】第5回授業での資料を復習すること。
6 海藻のタンパク質成分の分子量の違いによる分析の準備。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】過去のタンパク質成分の分子量の違いによる分析例をまとめておくこと。
【事後学習】第6回授業での資料を復習すること。
7 海藻のタンパク質成分の分子量の違いによる分析の実施。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】海藻のタンパク質成分の分子量の違いによる分析方法について予習しておくこと。
【事後学習】第7回授業での資料を復習すること。
8 海藻の総タンパク質量の測定の実施。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】海藻の総タンパク質量の測定法について予習しておくこと。
【事後学習】第8回授業での資料を復習すること。
9 第4回から第8回までで得られた結果の総合的解析と成分分析法の改良に関する討議。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】総合的解釈をあらかじめ紙面あるいはスライドにまとめておくこと。
【事後学習】第9回授業での資料を復習すること。
10 第9回で再デザインした海藻のタンパク質成分の電気的違いによる分析の実施に必要な装置や化学試薬の調査と準備。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】再デザインした成分分析方法に必要な装置や試薬のリストを完成させておくこと。
【事後学習】第10回授業での資料を復習すること。
11 第9回で再デザインした海藻のタンパク質成分の電気的違いによる分析の実施。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】再デザインした成分分析方法のスキームを完成させておくこと。
【事後学習】第11回授業での資料を復習すること。
12 第9回で再デザインした海藻のタンパク質成分の分子量の違いによる分析の実施。実験スキル獲得の指導を行う(対面授業あるいは同時双方向型授業あるいはオンデマンド型授業もしくはその組合せ)。
【事前学習】再デザインした成分分析方法に必要な装置や試薬のリストを完成させておくこと。
【事後学習】第12回授業での資料を復習すること。
13 分子量を測定する方法を列記した資料を作成し提出する(課題研究1回目_課題Ⅰ)。
【事前学習】分子量を測定する方法にはどのような方法があるかを予習しておくこと。
【事後学習】第13回授業で提出した資料を復習すること。
14 分子量を測定する方法から1種類の方法を選びその説明を記載した資料を作成し提出する(課題研究2回目_課題Ⅱ)。
【事前学習】分子量を測定する方法のうちから1つの方法を選択しておくこと。
【事後学習】第14回授業で提出した資料を復習すること。
15 分子量を測定する方法が記載されている文献を選び、その文献の内容を記載した資料を作成し提出する(課題研究3回目_課題Ⅲ)。
【事前学習】分子量を測定する方法が記載されている文献を予習しておくこと。
【事後学習】第15回授業で提出した資料を復習すること。
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 担当教員から与えられた本人のテーマに関して、基礎知識の獲得度、基礎的な実験操作の獲得度、実験に取り組む熱意、成果のプレゼンテーション能力により総合的に評価する。(100%)
オフィスアワー Blackboardあるいはe-mailを通じての質問等に直接回答するか、授業日までに資料に解説を載せる。

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