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日本史演習7

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令和元年度以前入学者 日本史演習7
教員名 平野卓治
単位数    1 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 課題研究型の遠隔授業(11回)と集中授業(4回)
授業概要 『日本書紀』巻十四大泊瀬幼武天皇の巻を講読しつつ、関連する諸問題に関わる諸研究を検討し、5世紀後半における倭王権の位置づけを探る。
授業のねらい・到達目標 日本古代史の諸問題について、史料に基づいて考察する力を養う。古代史の史料の読解力を高め、『日本書紀』の史料批判の方法を学ぶ。同時に、考古学の発掘成果なども踏まえて、研究史の到達点を理解して、さまざまな視点から研究する方法を習得する。
授業の方法 課題研究型の遠隔授業では、Blackboardを通して『日本書紀』巻十四 雄略紀の講読のポイントを各回提供し、それを元に講読を進め、疑問点・問題点に関するリアクションペーパーの提出を求める。また集中授業では、5世紀後半の時期を対象に、受講生が、それぞれの関心に応じた課題を析出し、その課題に関する報告を行ってもらう。
初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
授業計画
1 『日本書紀』解題:成立と特徴について(課題研究型授業)
【事前学習】『日本書紀』について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
2 『日本書紀』と諸資料について(課題研究型授業)
【事前学習】『日本書紀』を構成する資料について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
3 日本書紀講書と『日本書紀』の伝来(課題研究型授業)
【事前学習】事前に配布する資料を読み、疑問点などをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】検討内容を整理し、ポイントを整理する。 (2時間)
4 『日本書紀』巻十四 雄略紀を読む―王名の分析(課題研究型授業)
【事前学習】雄略天皇をはじめ歴代の天皇名を調べ、整理しておく。 (2時間)
【事後学習】検討内容を整理し、ポイントを整理する。 (2時間)
5 『日本書紀』巻十四 雄略紀を読む―即位前紀の記事を中心に(課題研究型授業)
【事前学習】即位前紀の記事を読み、疑問点などを整理していおく。 (2時間)
【事後学習】検討内容を整理し、ポイントを整理する。 (2時間)
6 『日本書紀』巻十四 雄略紀を読む―元年三月条~二年十月条(課題研究型授業)
【事前学習】該当部分を読み、問題点などを析出する。 (3時間)
【事後学習】内容を再検討し、ポイントを整理する。 (2時間)
7 『日本書紀』巻十四 雄略紀を読む―二年十月是月条~四年二月条(課題研究型授業)
【事前学習】該当部分を読み、問題点などを析出する。 (2時間)
【事後学習】内容を再検討し、ポイントを整理する。 (2時間)
8 『日本書紀』巻十四 雄略紀を読む―四年八月条~五年七月条(課題研究型授業)
【事前学習】該当部分を読み、問題点などを析出する。 (3時間)
【事後学習】内容を再検討し、ポイントを整理する。 (2時間)
9 『日本書紀』巻十四 雄略紀を読む―六年二月条~七年七月条(課題研究型授業)
【事前学習】該当部分を読み、問題点などを析出する。 (2時間)
【事後学習】内容を再検討し、ポイントを整理する。 (2時間)
10 雄略天皇期―5世紀後半期の問題を探る(課題研究型授業)
【事前学習】これまでの記事を読み直し、問題点を析出する。 (2時間)
【事後学習】自分の課題を設定し、検討を進める。 (2時間)
11 雄略天皇期―5世紀後半期の問題を探る(2)(課題研究型授業)
【事前学習】これまでの記事を読み直し、問題点を析出する。 (2時間)
【事後学習】自分の課題を設定し、検討を進めて整理する。 (2時間)
12 5世紀後半期の諸問題―報告と検討(集中授業)
【事前学習】事前に配布する資料を読み、疑問点などをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】検討内容を整理し、ポイントを整理する。 (2時間)
13 5世紀後半期の諸問題―報告と検討(集中授業)
【事前学習】事前に配布する資料を読み、疑問点などをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】検討内容を整理し、ポイントを整理する。 (2時間)
14 5世紀後半期の諸問題―報告と検討(集中授業)
【事前学習】事前に配布する資料を読み、疑問点などをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】検討内容を整理し、ポイントを整理する。 (2時間)
15 5世紀後半期の諸問題―報告と検討(集中授業)
【事前学習】指定する論文を事前に読み、問題点などを析出する。 (3時間)
【事後学習】討論内容を整理して自分の研究に役立てる。 (2時間)
その他
教科書 坂本太郎・家永三郎・井上光貞・大野晋 『『日本書紀』(三) (岩波文庫)』 岩波書店 1994年
岩波文庫以外でも、日本書紀の雄略天皇の部分であればかまわない。また、各回に必要な資料はBlackboardを通して提供する。
参考書 Blackboardを通して随時指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:課題報告をまとめたものを提出する。(50%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出により評価する。(50%)
授業参画度は、授業での報告、授業の質疑応答での発言内容や発言回数などにより評価する。
オフィスアワー Blackboardを通して質問に直接回答するか、授業資料に説明などを掲載する。メールでの相談も受け付ける。

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