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歴史学演習1

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令和2年度入学者 歴史学演習1
教員名 長沼宗昭
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 対面授業(集中授業)
授業概要 ナチズムについて、とくにホロコーストの問題を軸にして検討する。
授業のねらい・到達目標 テクストに即し、その内容を正確に理解しながら、ホロコーストの実態を検討する。また、イタリア・ファシズムや、いわゆる天皇制ファシズムとも比較し、その異同の検証を試みる。
授業の方法 下記テクストの当該部分(p.254~)を精読しながら、それに基づいて検討・討論を進めていく、演習形式である。

*履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。
履修条件 特にないが、事前にテクストを精読しておくこと。


授業計画
1 報告順の確定/「ユダヤ人」をどのように定義するか
【事前学習】「ユダヤ人」という存在についての、自分なりの理解を確かめておく。 (3時間 )
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (1時間)
2 参加者Aの卒論、もしくは修論構想/計画の報告(1)
【事前学習】予め示された、Aのテーマについて下調べしておく。 (3時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
3 参加者Bの卒論、もしくは修論構想/計画の報告(2)
【事前学習】予め示された、Bのテーマについて下調べしておく。 (3時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
4 参加者Cの卒論、もしくは修論構想/計画の報告(3)
【事前学習】予め示された、Cのテーマについて下調べしておく。 (3時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
5 参加者Dの卒論、もしくは修論構想/計画の報告(3)
【事前学習】予め示された、Dのテーマについて下調べしておく。 (3時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
6 ナチズムの全般的な特徴、イタリア・ファシズム、天皇制ファシズム
【事前学習】「ファシズム」や「ナチズム」の、言葉の歴史的由来を調べておく。 (2時間)
【事後学習】大正~昭和初期の日本近代史について再確認しておく。 (2時間)
7 1933年1月30日のヒトラー政権成立
【事前学習】『世界史年表』(岩波書店)などを用いて、ヨーロッパ全体の動向を調べておく。 (3時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
8 会読、対ユダヤ人政策(1)、全権委任法
【事前学習】ヴァイマル憲法の緊急事態条項を調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
9 会読、対ユダヤ人政策(2)、公共圏からの排除
【事前学習】ヴァイマル憲法における人権条項を調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
10 会読、対ユダヤ人政策(3)、市民生活の圧迫
【事前学習】1920年代のドイツにおける食、医療、観劇、音楽鑑賞、スポーツ活動など、どれか一つの切り口を定め、生活水準について調べてみる。 (4時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
11 会読、ユダヤ人共同体の対応
【事前学習】「公法団体」という概念を調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
12 会読、シオニズム
【事前学習】Th.ヘルツルについて調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
13 会読、ナチズムとシオニスト
【事前学習】前の時間に配布する、『講座世界史』(東京大学出版会)中の長沼論文を読んでおく。 (1時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
14 会読、強制収容所
【事前学習】ヨーロッパの白地図を用意し、強制収容所の所在地をマッピングする。 (3時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
15 会読、「水晶の夜」
【事前学習】テーマに関連する著作をリストアップしておく。 (1時間)
【事後学習】授業内容をノートに整理・記録しておく。 (2時間)
その他
教科書 Ruth Gay, The Jews of Germany : A Historical Portrait., Yale University Press, 1992
学期始めに、コピーを配布する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度:参加者それぞれの報告内容やディスカッションの状況などによって評価する。(100%)
オフィスアワー 授業終了時に適宜実施する。

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