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構造無機化学特論

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令和2年度入学者 構造無機化学特論
令和元年度以前入学者 無機化学特論
教員名 尾関智二
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 相関理化学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 双方向授業(対面での実施が不可能である期間はBlackboard Collaborate Ultra、Zoom、Webex等を使用。対面での実施が可能になり次第、大学内で実施)と課題研究を組み合わせる。
授業開始までにBlackBoardのコースID 20204587 : 2020構造無機化学特論(尾関智二・前・火1) に登録し、「初回授業までに行うこと」に従って準備をしておくこと。
授業概要 無機化合物の構造を研究するための重要な手法であるX線構造解析の基礎
授業のねらい・到達目標 X線回折理論および分子・結晶の対称性について理解を深める
授業の方法 双方向授業(対面での実施が不可能である期間はBlackboard Collaborate Ultra、Zoom、Webex等を使用。対面での実施が可能になり次第、大学内で実施)と課題研究を組み合わせる。それまでの授業内容を理解していることを前提に講義を進めるので、毎回予習・復習を行うこと。授業中に適宜質問を行う。
授業計画
1 講義全般に関する概要の解説
【事前学習】シラバスを事前に確認し、Blackboardの当該コースに登録、注意事項に従った準備をする。X線構造解析について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく (2時間)
2 電子によるX線の散乱
【事前学習】三角関数を用いた波の表現について調べておく (2時間)
【事後学習】複素関数を用いた波の表現について整理してまとめる (2時間)
3 原子によるX線の散乱
【事前学習】原子散乱因子について調べておく (2時間)
【事後学習】原子散乱因子の概要について整理してまとめる (2時間)
4 分子によるX線の散乱
【事前学習】複数の原子による散乱について調べておく (2時間)
【事後学習】複数の原子による散乱について整理してまとめる (2時間)
5 結晶によるX線の散乱
【事前学習】回折格子による光の散乱について調べておく (2時間)
【事後学習】結晶によるX線の散乱について整理してまとめるとともに、回折格子による光の散乱と比較する (2時間)
6 分子の対称性
【事前学習】分子が持つ対称性について調べておく (2時間)
【事後学習】分子の持つ対称操作が群をなすことについて整理してまとめる (2時間)
7 結晶の対称性(1)結晶中で許される回転対称
【事前学習】並進対称性について調べておく (2時間)
【事後学習】結晶中で許される回転対称の種類が限られることについて整理してまとめる (2時間)
8 結晶の対称性(2)ブラべ格子
【事前学習】ブラべ格子について調べておく (2時間)
【事後学習】ブラべ格子の種類が限られることについて整理してまとめる (2時間)
9 結晶の対称性(3)結晶点群
【事前学習】結晶点群について調べておく (2時間)
【事後学習】結晶点群の種類が限られることについて整理してまとめる (2時間)
10 結晶の対称性(4)らせん軸と映進面
【事前学習】らせん軸と映進面について調べておく (2時間)
【事後学習】らせん軸・映進面と回転軸・鏡面の類似点と相違点について整理してまとめる (2時間)
11 結晶の対称性(5)空間群
【事前学習】空間群について調べておく (2時間)
【事後学習】空間群記号の表す意味について整理してまとめる (2時間)
12 結晶構造からわかること
【事前学習】結晶構造からわかることについて調べておく (2時間)
【事後学習】結合距離・角度の求め方について整理してまとめる (2時間)
13 結晶構造解析結果の評価と解釈
【事前学習】結晶構造解析結果の評価基準について調べておくこと (2時間)
【事後学習】結晶構造解析結果を評価する基準と、評価結果に応じてどこまで議論が可能かについて整理してまとめる (2時間)
14 第1回から第13回までの講義内容について演習形式で振り返り、その内容に関する質疑応答を行う。
【事前学習】第13回までの講義内容を整理し、疑問点や理解不足と思われる点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】演習問題で理解不足だった部分をノートに抜き出し、再度問題を解く。 (2時間)
15 到達度の確認(授業内テスト)と内容解説。
【事前学習】第14回までの講義内容を理解し消化しておく。 (2時間)
【事後学習】自分の解答と正解を照らし合わせ、理解不足だった部分をノートにまとめる。 (2時間)
その他
教科書 特に指定しない。
参考書 講義中に紹介するほか、自分自身で優れた参考書を探してみることも勧めたい。
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(30%)
授業中に行うこれまでに行った授業内容及び予習内容に関する質問への対応状況をもとに授業参画度を評価する。
オフィスアワー 授業終了時、Blackboard Collaborate Ultra、Zoom、Webexのいずれかを用いて質問及びフィードバックの機会を設ける。使用するツールは授業中に連絡する。

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