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外国教育史研究1

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令和2年度入学者 外国教育史研究1
令和元年度以前入学者 外国教育史研究1
教員名 北野秋男
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 教育学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 「課題研究」として対応します。
シラバス上に課題を明記します。追加の課題や資料、変更点などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。コロナウィルスの感染拡大のため、講義形式の授業の仕方が困難になったため,この授業では予定を変更して、次のように進めます。
授業形式の基本は、テキストを読んで3回(6回目、12回目、15回目)の課題に答えてもらいます。課題の再提出は、最終回までに提出して頂ければ結構です。ただし、何かの事情で提出できない場合には、申し出て下さい。延期も認めます。
授業概要 前後期で「世界の学力テスト政策の国際比較研究をしよう!」をテーマとする。2007(平成19)年以降に「全国学力・学習状況調査」を実施する日本、サッチャー政権以降にStandard Achievement Testを実施する英国、小学校終了時に卒業試験を課すシンガポール、小6・中3・高1を対象に実施する韓国の「国家水準学業成就度評価」など、各国の学力テスト政策は多様である。各国のテスト政策の歴史的状況を調べながら、それぞれの国の学力向上政策の差異を比較検証し、特徴を見出す。前期は、日本と米国を中心に歴史的な経緯と現状を考察する。最終課題は、各自の修論の構想をレポートにして出してください。
授業のねらい・到達目標 この授業では、日米の学力テストの歴史的展開を調べながら、両国の学力政策の国際比較研究を行う。日米以外で取り上げる国は、アジアからは日本・中国・シンガポール、ヨーロッパでは北欧などを取り上げる。これらの国々は、厳しいテストを課す「ハイステイクス・テスト国家」、緩やかなテストを課す「ローステイクス・テスト国家」に区分できるが、それぞれの国の学力テスト政策の比較研究を試みる。到達目標は、テーマに基づいて、自分で文献を調べ、収集し、レジュメを作成し、報告することである。大学院の修士課程に求められる基本的な能力を身に着けること目標にする。
授業の方法 授業の方法は、日米の学力政策に関する基本文献の購読を行いながら、各自が自由に調べてレポート課題を提出することを求める。基本文献を購読しながら、文献を自分で調べ、収集し、レポート課題を作成する。基本文献は、大桃敏行編『教育改革の国際比較』(ミネルヴァ書房)、北野秋男『日米のテスト戦略』(風間書房)を使う予定です。もしも、テキストの入手が不可能であれば、北野に問い合わせてください。用意します。
それ以外の図書・資料は、各自が自分で調べ、自らの知識の深化と幅を広げる努力を行う。提出されたレポートは、全体でも意見交換などするが、修正や再提出を求めることもある。レポート作成の際には、報告する国の学力政策の特色を他国との違いを意識して作成してほしい。
履修条件 特になし。海外の比較研究なので、留学生は大歓迎。
授業計画
1 シラバスをよくお読みください。課題をシラバス上で明示します。レポートは3回提出してください。
不備があった場合には、修正や再提出を求めます。ただ、何か事情があれば、再提出は最終回までとします。追加の課題や資料、変更などあれば、Blackboardで知らせます。
【事前学習】シラバスをよく読み、授業内容をよく理解しておくこと。学力の国際比較の視点を考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
2 大桃敏行編『教育改革の国際比較』(ミネルヴァ書房)から「はしがき」を読んで、国際比較研究の手法を、学んだ後に、第7章「アメリカにおける学力向上政策」を熟読して下さい。世界の学力政策を比較検証する際の枠組みを考えてみましょう。
【事前学習】基本文献を読んで、世界の学力政策を比較検証する際の枠組みを予め理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
3 大桃敏行編『教育改革の国際比較』(ミネルヴァ書房)から、第12章「中国の学校改革」を熟読して下さい。
【事前学習】テキストをよく読み、重要な点を整理し、予め理解しておくこと。質問なども考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
4 大桃敏行編『教育改革の国際比較』(ミネルヴァ書房)から、第8章「シンガポールの教育改革」を熟読して下さい。
【事前学習】テキストをよく読み、重要な点を整理し、予め理解しておくこと。質問なども考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
5 大桃敏行編『教育改革の国際比較』(ミネルヴァ書房)から、第4章「北欧諸国の学力政策」を熟読して下さい。
【事前学習】テキストをよく読み、重要な点を整理し、予め理解しておくこと。質問なども考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
6 1回目の課題提出:課題名「大桃敏行編『教育改革の国際比較』(ミネルヴァ書房)の中から、どれか1章を選んで、その内容をまとめること。 字数:3,000字以上(A4・2枚以上。40字X40行で設定)。参考文献:テキスト。 注意点:テキストをよく読んで答えること。テキストを読まずに、テキストと無関係な内容は採点の対象にはなりません。
【事前学習】課題レポートの作成 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
7 提出されたレポートで修正や再提出の必要なものを知らせます。最終回までに再提出してください。
【事前学習】課題レポートの再検討と修正。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
8 北野秋男『日米のテスト戦略』(風間書房)を使って、日本の全国的な学力テストと国・文部省(文科省)の動きを考えてみて下さい。(1・2章)
【事前学習】テキストをよく読み、重要な点を整理し、予め理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
9 北野秋男『日米のテスト戦略』(風間書房)を使って、日本の地方における学力テスト県・市区町村の動きを考えてみて下さい。(6・7章)
【事前学習】テキストをよく読み、重要な点を整理し、予め理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
10 北野秋男『日米のテスト戦略』(風間書房)を使って、アメリカの連邦政府を中心にアメリカの学力政策の動きを考えてみて下さい。(3・4章)
【事前学習】テキストをよく読み、重要な点を整理し、予め理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
11 北野秋男『日米のテスト戦略』(風間書房)を使って、アメリカのマサチューセッツ州を中心に同州の学力政策の動きを考えてみて下さい。(8・9章)
【事前学習】テキストをよく読み、重要な点を整理し、予め理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること (2時間)
12 2回目の課題提出:課題名「北野秋男『日米のテスト戦略』(風間書房)を使って、日米の学力政策の比較を行ってください。(終章) 字数:3,000字以上(A4・2枚以上。40字X40行で設定)。参考文献:テキスト。 注意点:テキストをよく読んで答えること。テキストを読まずに、テキストと無関係な内容は採点の対象にはなりません。
【事前学習】テキストをよく読み、重要な点を整理し、予め理解しておくこと。 (3時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること。 (1時間)
13 提出されたレポートで修正や再提出の必要なものを知らせます。最終回までに再提出してください。
【事前学習】課題レポートの再検討と修正。 (3時間)
【事後学習】テキストの要点と課題をノートにまとめること。 (1時間)
14 修士論文作成に向け、自分の研究テーマや内容のアウトラインを検討して下さい。
【事前学習】教育学科「卒業論作成の手引き」を読んで、修論作成のポイントを検討してください。 (3時間)
【事後学習】重要な要点と課題をノートにまとめること。 (1時間)
15 3回目の課題提出:課題名「修士論文作成に向け、自分の研究テーマや内容の概要を述べて下さい」字数:2,000字程度(A4・2枚以内。40字X40行で設定)。注意点:自分のテーマですから、自分の言葉で書いてください。何か事情があれば、延期も認めます。
【事前学習】レポートの提出準備。配布した資料やノートなどを読み返し、自己の研究内容を検討する。 (3時間)
【事後学習】課題レポートから、今後の自己の研究ウランを立案する。 (1時間)
その他
教科書 テキストは大桃敏行編『教育改革の国際比較』(ミネルヴァ書房)、北野秋男『日米のテスト戦略』(風間書房)の2冊です。
もしも、入手できない場合には北野に申し出て下さい。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業参画度(30%)
課題レポート、課題レポートの修正・再提出など、授業への参画度などにより、総合的に評価する。
オフィスアワー 質問や意見などあれば、メールにてお願いします。
ak0924@minuet.plala.or.jp
備考 何かの事情で期限内に課題が提出できない場合には、理由を申し出て頂ければ、考慮します。
何か不明な点や質問があれば、メールにてお願いいたします.
追加の課題や資料、変更などがある場合には、Blackboad にてお知らせします。

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