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特別活動・総合的な学習の時間の指導法

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令和2年度以降入学者 特別活動・総合的な学習の時間の指導法
令和元年度以前入学者 特別活動・総合的な学習の時間の指導法
教員名 倉持博
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 遠隔授業で、課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)で行うこととします。

Blackboard ID : 水曜2限→20213415       水曜3限→20213416

(対面授業に変更になる場合は、大学からの指示に基づき、分かり次第連絡致します。)
授業概要 特別活動は、様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いの良さや可能性を発揮しながら集団や自己の生活上の課題を解決することを通して、豊かな学校生活を築くとともに、生徒一人一人に自主的、実践的な態度や社会性を育むことをねらいとしている。また、特別活動は、全ての教師が関わる教育活動であり、生徒の人間形成にとって重要な役割を担う教育活動である。授業では、特別活動の教育課程上の位置付けや目標・内容、指導方法、特別活動で育む資質・能力、評価などにおける特質から、人間形成における特別活動の意義や役割について理解できるようにする。
総合的な学習の時間は、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目指すことをねらいとしている。そこで、授業では、各教科等で育まれる見方・考え方を総合的に活用して、広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究する学びを実現するために、指導計画の作成及び具体的な指導の仕方、並びに学習活動の評価に関する知識・技能を身に付けるようにする。
小・中学校教員、特別活動主任、県の派遣指導主事、管理職として学んできた経験を踏まえて、具体的な事例を挙げて授業を行い、人間形成に果たす特別活動や総合的な学習の時間の意義や役割について理解させるとともに、教育実践に生かすことができるようにする。
授業のねらい・到達目標 1.特別活動の目標及び内容が理解できる。
2.教育課程における特別活動の位置付けと各教科との関連が理解できる。
3.学級活動・ホームルーム活動の特質が理解できる。(A-6-3)
4.児童会・生徒会活動、クラブ活動、学校行事の特質が理解できる。(A-6-3)
5.教育課程全体で取り組む特別活動の指導法について理解できる。
6.特別活動における取組の評価・改善活動の在り方とその重要性が理解できる。
7.合意形成や意思決定につながる話合い活動の指導及び集団活動の意義や指導の在り方を例示することができる。(A-7-3)
8.特別活動における取組について、家庭・地域住民や関係機関との連携の在り方について理解できる。
9.総合的な学習の時間の意義と教育課程における役割について、教科等を越えた学習の基盤となる資質・能力の育成の視点が理解できる。
10.総合的な学習の時間の目標並びに各学校における目標や内容を定める際の考え方や留意点が理解できる。
11.各教科等との関連性を踏まえた総合的な学習の時間の年間指導計画作成の重要性とその具体的な事例を理解することができる。
12.主体的・対話的で深い学びを実現するような、総合的な学習の時間の単元計画作成の重要性と、具体的な事例を理解することができる。
13.探究的な学習の過程及びそれを実現するための具体的な手立てが理解できる。(A-7-3)
14.総合的な学習の時間における児童及び生徒の学習状況に関する評価の方法及びその留意点が理解できる。
この科目は文理学部のDP及びCPの6,7に対応しています。
授業の方法 ・非対面授業なので、教材を授業日より前に配信します。事前にプリントアウトしてよく読んで下さい。授業開始30分後に、ミニレポート課題を提示しますので、できるだけ授業内に終えるようにしましょう。
※以下は対面授業の内容です。参考にして下さい。
・基本的には講義形式で授業を行うが、テーマに応じて、討論、グループワークなどを行い、主体的・対話的で深い学びができるようにする。
・毎回プリントを配布し、授業内容を整理し、まとめられるようにする。
・事前学習では、ワークシートを作成すること、或いは教科書をよく読み予定されている学習の要点をノートにまとめること、事後学習では、ワークシートを作成して本授業のまとめを行うことを基本としている。各2時間程度の学習時間を目安とします。
履修条件 ・教職を希望する者
授業計画
1 特別活動で経験した学びを思い出し、特別活動の特質や教育的意義について考える。
【事前学習】教科書の第1章第2節のワークシート「私の特別活動の経験と学び」をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】本時の学習を振り返り、教科書の第1章第1節のワークシート「特別活動の特質・教育的意義」を作成し、翌週提出すること。 (2時間)
2 特別活動の教育課程上の位置づけと特別活動の変遷について学ぶ。
【事前学習】教科書の第1章第3節「特別活動の教育課程上の位置付け」、第4節「特別活動の変遷」を読み、要点をノートにまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】本時の学習を振り返り、教科書の第1章第3節のワークシート「特別活動と教育課程」をまとめ、翌週提出すること。 (2時間)
3 特別活動の目標と内容、特別活動における人間形成と話合い活動について学ぶ。
【事前学習】教科書の題2章第1節のワークシート「特別活動の目標と内容」をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の第2章第2節のワークシート「人間関係の形成に関わる課題と解決方法」と第3節のワークシート「話合い活動の形態について調べてみよう」を作成し、翌週提出すること。 (2時間)
4 特別活動の指導計画の作成と指導と評価、特別活動の組織的取組について学ぶ。
【事前学習】教科書の第2章第4節「特別活動の指導計画の作成と指導」を読み、ノートにまとめておくこと。また、第5節のワークシート「特別活動における評価」をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の第3章のワークシート「特別活動と組織的取組」をまとめ、翌週提出すること。 (2時間)
5 特別活動と道徳教育、特別活動とキャリア教育について学ぶ。
【事前学習】教科書の第4章第1節「特別活動と道徳教育」のワークシート「学級活動と道徳科の違い」をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の第4章第2節のワークシート「特別活動とキャリア教育」についてまとめ、翌週提出すること。 (2時間)
6 特別活動と生徒指導、特別活動と学級経営、特別活動と部活動について学ぶ。
【事前学習】教科書の第4章第3節のワークシート「特別活動と生徒指導」をまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】教科書の第4章第4節のワークシート「私の学級経営」と第5節のワークシート「( )部の指導計画を考えよう」をまとめ、翌週提出すること。 (3時間)
7 学級活動・ホームルーム活動の実践について学ぶ。
【事前学習】教科書の第5章第1節「学級活動・ホームルーム活動の実践」を読み、ノートにまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】学級活動・ホームルーム活動の指導略案を作成し、翌週提出すること。 (2時間)
8 児童会・生徒会活動の実践、クラブ活動の実践、学校行事の実践について学ぶ。
【事前学習】教科書の第5章第2節のワークシート「児童会・生徒会活動の実践」と第3節のワークシート「クラブ活動の年間指導計画を作成してみよう」をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】教科書の第5章第4節のワークシート「学校行事の教育的意義と内容」、「学校行事の年間指導計画を作成する」、「学校行事の実施計画案を作成する」をまとめ、翌週提出すること。 (2時間)
9 総合的な学習の時間の目標と各学校において定める目標及び内容とその取扱いについて学ぶ。
【事前学習】教科書の第1章「総説」、第2章「総合的な学習の時間の目標」、第3章「各学校において定める目標及び内容」を読み、要点をノートにまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】中学・高校で行われた総合的な学習の時間の学び(学習内容)についてワークシートにまとめ、翌週提出すること。 (2時間)
10 総合的な学習の時間の指導計画の作成と各学校が定める目標・内容・探究課題について学ぶ。
【事前学習】教科書の第4章「指導計画の作成と内容の取扱い」と第5章「総合的な学習の時間の指導計画の作成」を読み、要点をノートにまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】総合的な学習の時間の全体計画例を作成し、翌週提出すること。 (2時間)
11 総合的な学習の時間の年間指導計画と単元計画の作成について学ぶ。
【事前学習】教科書の第6章「総合的な学習の時間の年間指導計画及び単元計画の作成」を読み、要点をノートにまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】総合的な学習の時間の単元計画としての学習指導案を作成し、翌週提出すること。 (2時間)
12 総合的な学習の時間の学習指導について学ぶ。
【事前学習】教科書の第7章「総合的な学習の時間の学習指導」を読み、要点をノートにまとめること。 (2時間)
【事後学習】前時に作成した学習指導案の探究的な学習過程において、「主体的・対話的で深い学び」をどのように実現させるのか、ワークシートにまとめ、翌週提出すること。 (2時間)
13 総合的な学習の時間の評価について学ぶ。
【事前学習】教科書の第8章「総合的な学習の時間の評価」を読み、要点をノートにまとめること。 (2時間)
【事後学習】総合的な学習の時間の評価について、生徒指導要録に具体的にどのように記載するのか、ワークシートにまとめ、翌週提出すること。 (2時間)
14 総合的な学習の時間を充実させるための体制づくり、環境整備、外部との連携について学ぶ。
また、これまで学習してきた内容について、重要事項を整理する。
【事前学習】教科書の第9章「総合的な学習の時間を充実させるための体制づくり」を読み、要点をノートにまとめておくこと。 (1時間)
【事後学習】本時の授業を振り返り、ノートに要点を整理する。また、これまで授業で配布した特別活動と総合的な学習の時間のプリント(要点を整理したもの)とワークシートを基にまとめをする。 (3時間)
15 授業内テストを行い、まとめをする。
【事前学習】これまで配布されたプリントやワークシートを用いて復習をしておくこと。 (4時間)
【事後学習】試験の結果を振り返り、不十分だった内容を確認し、総まとめを行う。 (1時間)
その他
教科書 渡部邦雄 緑川哲夫 桑原憲一 『平成29年・30年告示学習指導要領準拠改訂2版特別活動指導法 』 日本文教出版 2020年 第2版
文部科学省 『中学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』 東山書房 2018年
参考書 文部科学省 『中学校学習指導要領解説特別活動編』 2018年
・授業時に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(20%)
・レポートは、ミニレポートを毎回提出していただき評価します。
・授業内テストは、15回目にまとめとしてレポート(小論文)を提出していただき評価します。(対面授業の場合はテストをします。)
・授業参画度は、教材の閲覧状況やレポートの提出状況から評価します。(対面授業が行われた場合は、出席状況、授業への取組(発言内容、グループワークの状況等)などを中心に評価します。)
オフィスアワー ・Blackboard上で、学生の疑問、質問等に応えたいと思います。

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