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日本語史4

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令和元年度以前入学者 日本語史4
教員名 染谷裕子
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド型授業(PwerPointによる音声付スライド資料配信)15回
BlackboardコースID:20211410
授業概要 日本語の語彙および文章の変遷を概説する。
授業のねらい・到達目標 日本語の語彙と文章の変遷を、「古代」と「近代」という大きな流れでとらえ、その変化の背景、現代語との関わりについて理解し、説明できることを目標とする。
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の方法 授業の形式:【講義】
全授業のうち12回は、プリントをもとにして講義形式で進め、毎回リアクションペーパーの提出を求める。3回は、講義に関係するテーマについてレポートを課し、各自にフィードバックする。
授業計画
1 ガイダンス:今年度の流れと参考書の紹介、「語彙史」と時代区分【オンデマンド型】
【事前学習】日本史の大きな流れを復習しておく。 (2時間)
【事後学習】日本語史を二分した根拠を確認し、それぞれの特徴について復習する。 (2時間)
2 古代の語彙と文章1(和語と漢語、古代語の特徴、奈良時代の語彙と文章)【オンデマンド型】
【事前学習】語種(和語・漢語・外来語・混種語)の違いを確認しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】奈良時代語の特徴について復習する。 (2時間)
3 古代の語彙と文章2(平安時代の文体と語彙、漢文訓読文と訓読語)【オンデマンド型】
【事前学習】漢文の「読み下し」の復習しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】漢文訓読語の特徴について復習する。 (2時間)
4 古代の語彙と文章3(和文と和文語、和歌と歌語)【オンデマンド型】
【事前学習】和歌と物語に使われている語彙の違いについて考えておく。配付資料を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】和文語の特徴について復習する。 (2時間)
5 古代の語彙と文章4(変体漢文と記録語、和漢混淆文と語彙)【オンデマンド型】
【事前学習】配付資料を読んで、例文の解釈をしておく。 (2時間)
【事後学習】記録語の特徴について復習する。 (2時間)
6 古代の文章の変遷【オンデマンド型】
【事前学習】平安時代の文学史を復習しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】古代の文章の流れについて復習する。 (2時間)
7 まとめ1 古代語の語彙について復習し講義内容の理解を深める 【オンデマンド型】
【事前学習】第1回~第6回までの講義内容を復習しておく (2時間)
【事後学習】レポート課題を作成する (2時間)
8 近代の語彙と文章1(近代語の特徴・漢語の増加)【オンデマンド型】
【事前学習】古代語の特徴(第2回)を復習しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】近代語の特徴についてまとめておく。 (2時間)
9 近代の語彙と文章2(漢語の通俗化)【オンデマンド型】
【事前学習】江戸時代の文教政策について予習しておく。 (2時間)
【事後学習】江戸時代の漢語の特徴についてまとめておく。 (2時間)
10 近代の語彙と文章3(口頭資料と俗語) 【オンデマンド型】
【事前学習】狂言(の台本)や『浮世風呂』などを読んでみて、言葉の特徴について考えておく。配付資料を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】室町・江戸時代の俗語について、現代語との意味の違いをまとめておく。 (2時間)
11 近代の語彙と文章4(外来語と位相語)【オンデマンド型】
【事前学習】位相語について調べておく。配付資料を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った外来語の歴史についてまとめ、現代の外来語とどうつながっているか考える。 (2時間)
12 近代の語彙と文章5(明治以後の語彙)【オンデマンド型】
【事前学習】配付プリントを読んで、用例の読みと意味を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱えなかった近代後半以降の語彙について、参考書等を読んで補充しておく。 (2時間)
13 近代の文章の変遷1(室町・江戸時代の文章)【オンデマンド型】
【事前学習】配付プリントを読み、例文を解釈しておく。 (2時間)
【事後学習】例文としてあげた文章の中で、興味を持った作品を実際に読んでみる。 (2時間)
14 近代の文章の変遷2(明治以降の文章)【オンデマンド型】
【事前学習】配付プリントを読み、例文を解釈しておく。 (2時間)
【事後学習】言文一致の歴史をまとめ、その意義について考える。 (2時間)
15 まとめ2 近代の語彙と文章を中心にこれまでの内容を復習し、講義内容の理解を深める 【オンデマンド型】
【事前学習】第8回から第14回までの総復習をしておく (2時間)
【事後学習】レポート課題を作成する (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 山口仲美 『日本語の歴史 (岩波新書)』 岩波書店 2006年
沖森卓也 『日本語全史 (ちくま新書)』 筑摩書房 2017年
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度:リアクションペーパー(60%)
授業参画度は,毎回のリアクションペーパーで評価する。
オフィスアワー 質問等はメールで受け付ける。

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