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令和元年度以前入学者 | 哲学2 | ||||
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教員名 | 金子佳司 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard コースID: 月曜2限→20223002 |
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授業概要 | (1)「哲学とは何か」という問題に対しては様々な意見がありますが、哲学が古代ギリシアで始まったという点では意見が一致しています。そこで、まず、古代ギリシア哲学の歴史をたどることによって、歴史的事実として「そもそも哲学とは何であったか」を学びます。 (2)哲学は近代になって西ヨーロッパで大きな変化を遂げ、そこから近代科学も生まれました。そこで、古代ギリシア哲学と比較しながら、近代西ヨーロッパ哲学の新しさを、近代科学の成立との関連も踏まえながら学びます。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士(文学))のDPとCPの1,2,3に対応しています。 日本大学教育憲章の8つの能力とそのレベル(A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) そもそも哲学とは何であったかということを理解し、説明することができる。 近代西ヨーロッパで哲学がどのように変化したかを理解し、説明することができる。 |
授業の方法 | 講義形式 やむをえない事情で対面授業に参加できない学生には、毎回、簡単な課題を出すので、自分で教科書を読んで学習し、それを踏まえて課題に答え、それを提出してください。さらに、オンラインで期末試験を行います。なお、課題の答えや期末試験の答案の提出方法についてはBlackboard上で指示します。 |
授業計画 | |
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1 |
授業計画や評価方法などの説明。 「哲学とは何か」「哲学はいつ始まったのか」という問題を考える。また、アリストテレスの哲学史観を学ぶ。 【事前学習】このシラバス全体と教科書p.6〜p.15読み、授業の概要を理解する。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
2 |
最初の哲学と言われているミレトス派の人々(タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス)の哲学を理解する。
【事前学習】教科書のp.6〜p.24を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
3 |
エレア派(パルメニデス、ゼノン)の哲学がそれまでの哲学とどのように異なるかを理解する。
【事前学習】教科書のp.31〜p.38を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
4 |
レウキッポスとデモクリトスの原子論を学ぶ。 小テスト 【事前学習】教科書のp.45〜p.49を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
5 |
ソフィストとソクラテスの考え方や生き方の違いを理解し、哲学者とは何かを考える。
【事前学習】教科書のp.50〜p.60を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
6 |
プラトンのイデア論を学ぶ。
【事前学習】教科書のp.61〜p.70を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
7 |
アリストテレスの存在論と実体論を学ぶ。 小テスト 【事前学習】教科書のp.71〜p.81を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
8 |
どのような歴史的経緯を経て西ヨーロッパで近代哲学が生まれ、どのように世界観と人間観が変化したかを学ぶ。また、その関連で、ルネッサンスと宗教改革も学ぶ。
【事前学習】教科書のp.91〜p.103を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
9 |
デカルトの「我思うゆえに我あり」の哲学的な意味を理解し、彼の物心二元論と近代的世界観を学ぶ。
【事前学習】教科書のp.104〜p.114を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
10 |
ホッブズの唯物論的世界観と社会契約説における人間観を学ぶ。 小テスト 【事前学習】教科書のp.115〜p.119を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
11 |
イギリス経験主義に基づく認識論を学ぶ。
【事前学習】教科書のp.120〜p.128を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
12 |
イギリス経験主義を踏まえながらも、デカルトらの理性主義(合理主義)も継承したカントの認識論を学ぶ。
【事前学習】教科書のp.134〜p.143を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
13 |
ヘーゲルの観念論的世界観と弁証法的歴史観を学ぶ。 小テスト 【事前学習】教科書のp.144〜p.148を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、次回の授業につなげる。 (2時間) |
14 |
この授業全体を振り返って、古代ギリシア哲学と近代西ヨーロッパ哲学の概要と主要な学説を理解する。
【事前学習】前回までの授業内容をノートを読み直して確認しておく。 (3時間) 【事後学習】授業の内容を復習する。 (1時間) |
15 |
この授業の重要点を理解できているかどうかを確認する。
【事前学習】前回の授業の要点をよく復習する。 (3時間) 【事後学習】期末試験に適切に答えることができたかどうかを確認する。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 金子佳司 『哲学の起源と変貌』 北樹出版 2022年 第1版 必携です。 |
参考書 | 授業中に随時紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、授業内テスト:授業参画度の確認のために行なう小テスト(30%) 授業内テスト(=小テスト)は4回実施する予定ですが、これは授業参画度(=授業をちゃんと聞いていたかどうか)の確認のために行なうものです。なお、このテストではノートのみ参照可です。他方、試験(=期末試験)は授業の理解度の確認のために行なうもので、授業内容を本当に理解できているかどうかを厳密に評価します。なお、この試験では参照物は一切不可です。 評価の割合は、期末試験が70%ではありますが、この試験は厳密に採点しますので、高得点を取ることは容易ではないと思っておいてください。これに対して、小テストは授業をちゃんと聞いていた上で解答されていることが確認できれば満点を付けますので、この30%分を確実に取るかどうかが最終的には重要になってきます。 例えば、期末試験が50点(100点満点中)しか取れなかったとしても(50点×70%=35点相当)、小テストで満点(30点)を取っていれば、65点でなんとか合格できますが、期末試験でたとえ80点取れたとしても(80点×70%=56点相当)、授業をちゃんと聞いていなくて、小テストが0点であったら、最終評価は56点で合格できません。 なお、対面授業に参加できない学生の場合は、課題の解答の評価(50%)とオンラインの試験(50%)で評価します。 |
オフィスアワー | 授業の前後に教室にて。または、Blackboardにて。 |