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令和元年度以前入学者 | 美学2 | ||||
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教員名 | 櫻井一成 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | Blackboard コースID:月曜4限→20223006 講義はオンデマンド方式で配信する予定です。 詳細についてはBlackboardで告知しますので、授業開始前に確認してください。 |
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授業概要 | 本授業は、「芸術とは何か」「作品の正しい鑑賞法は存在するか」「芸術は何の役に立つのか」「創造とはどのような行為か」といった根本的な問いを——具体的な作品を紹介しながら——参加者に投げかけ、参加者と共に、また先達たちと共に、これらの問題を考えていこうとするものです。つまり本授業は、たとえば絵画や音楽の鑑賞法を知識として伝授するものではなく、美や芸術に関するみずからの理解を反省的かつ批判的にとらえ返すことをつうじて、参加者を哲学的思索の快楽へといざなうことを目指しています。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では以下のことを目標としています。 ・美学とはいかなる学問で、どのような問題を扱っているのかを理解する。 ・美や芸術に関する自分たちの理解が、歴史的な制約を受けた特殊なものであることを自覚する。 ・芸術を語ることばや芸術経験のうちには、謎やパラドクスが含まれていることに気づく。 ・哲学的問題をみずからの頭で考えることや、意見の異なる他人と議論することの楽しさを知り、そのための技術を獲得する。 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1,2,3及びカリキュラムポリシーCP1,2,3に対応しています。 本講義では、まず古代ギリシアから近代を経て現代に至るまで展開されてきた倫理学の流れを学ぶ。そして、現代の倫理学者が倫理の諸問題をどのように解決しているかを知り、最終的に学生が自分の力で倫理の諸問題に取り組み、問題を解決できるようになる。 本講義では、まず古代ギリシアから近代を経て現代に至るまで展開されてきた倫理学の流れを学ぶ。そして、現代の倫理学者が倫理の諸問題をどのように解決しているかを知り、最終的に学生が自分の力で倫理の諸問題に取り組み、問題を解決できるようになる。 この科目は文理学部のDP及びCPの 1, 3, 4, 8 に対応しています。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる (A-4-1)。 ・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。 (A-8-1)。 |
授業の方法 | 講義形式(オンデマンド配信)。 講義資料はBlacboard上で配信します。 視聴覚資料などををもちいて補足情報を積極的に提供していく予定ですが、対面授業に比べると限定的です。 毎回リアクション・ペーパーを設定しますが、提出は義務ではありません。疑問・確認・主張・リクエスト等があるときに記入してください。内容に応じて加点します。有意義とみなしたペーパーについては、次回の授業時に紹介します。 基本的には、授業前半にプリントを用いて授業を行い、後半に視聴覚資料を用いて授業を行うという形式になります。 受講者の興味関心に応じて授業計画を修正する場合があります。 |
授業計画 | |
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1 |
授業オリエンテーション(授業の進め方、文献紹介、単位認定の方針など) 【オンデマンド型】 【事前学習】シラバスを読み、授業全体の流れを把握する。 (1時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
2 |
美の哲学と美学——古代と近代 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
3 |
科学と芸術——芸術の地位向上をめぐる論理 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
4 |
天才と創造——なぜ芸術家は特別か 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
5 |
芸術と想像力——共通感覚、無意識、狂気 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
6 |
観照と消費——キッチュ、美術館女子、SNS 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
7 |
美的判断——美の無関心性 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
8 |
美と進化——自然の美的鑑賞 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
9 |
芸術作品の記述と評価——美的経験と知識 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
10 |
フィクションの経験 ①——悲劇の快・ホラーの快 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
11 |
フィクションの経験②——推理批評、ごっこ遊び 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
12 |
芸術とジェンダー——芸術と教育 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
13 |
社会の中の芸術——検閲と表現の自由 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
14 |
芸術と道徳——美の危険性 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる (A-4-1)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読し(A-1-1)、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-8-1)。 (2時間) |
15 |
総括(学習内容の整理、論述問題の取り組み方など) 【オンデマンド型】 【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間) 【事後学習】これまでに配布されたプリントを通読する(A-1-1)。論述問題について考える(A-3-1)。 (4時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しません。毎回プリントを配布します。 |
参考書 | 佐々木健一 『 美学への招待』 中公新書 2019年 小田部胤久 『西洋美学史』 東京大学出版会 2009年 西村清和 『現代アートの哲学』 産業図書 1995年 授業内でそのつど参考文献を紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(80%)、授業参画度:リアクション・ペーパーの内容など(20%) 期末レポートにより、授業内容を理解することができているかを確認します。 〈問題を共有し、共に考える〉という観点からリアクション・ペーパーを評価します。 |
オフィスアワー | アポイントメントによる |
備考 | 授業では視聴覚資料を活用します。場合によっては、紹介された作品に対して強い不快感をおぼえる受講者が出てくるかもしれません。そのような可能性が高いと判断した場合には事前に予告し、その作品を鑑賞しなかったことが単位認定上の不利益にならないよう配慮します(なおこれは授業内でどぎついものを見続けることになるという予告ではありません)。 |