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令和元年度以前入学者 | 思想と文化1 | ||||
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教員名 | 笹生美貴子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(オンデマンド型動画配信7/15を含む) 学校現場における教員経験のある者が、その経験を活かして、国語科における古文の作品読解の方法や文法などの基礎知識を講義します。 Blackboard コースID:20220081 |
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授業概要 | この授業では、主に、古代日中の音楽思想・楽統継承譚・音楽伝承譚について取り上げます。古代の音楽(主に七絃琴)に対する価値観について考えるとともに、『うつほ物語』『源氏物語』など日本古典文学作品に見られる音楽描写のあり方も併せて学んでいきます。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士文学)のDP及びCPの4・8に対応しています。 古代日中の音楽観の描かれる日本文学と中国文学の作品の比較を通して深く理解し、それぞれの特徴を自分の言葉で述べることができるようになります。 音楽を通して、日本の伝統文化を学ぶことができます。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 対面授業(オンデマンド型動画配信7/15を含む) オンデマンド型授業では、木曜1限までにBlackboardを通じて配信されたスライド教材とその説明用動画が配信されるので、受講生はそれを学修する。動画視聴後、課題を解いて期日までに所定の方法で提出すること。フィードバックの方法等については、授業内で指示する。 Black boardの掲示板機能を通して、「質問」と「議論」の機会を提供する。 フィードバック方法等については、授業内で指示する。 対面授業に参加できない場合は、必ず事前に相談すること。オンデマンド型用の動画を作成し、Blackboardに配信する。受講生はその動画を視聴し、期限までに課題を提出してもらう。Zoomは使用しない。教員の許可無く、Blackboardに配信する動画を視聴して課題を提出しても出席にはならないので注意すること。 到達度を確認するために、対面での試験を行う。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 古代日中の音楽観・主要楽器について学ぶ(オンデマンド型授業)
【事前学習】シラバスの概要を確認し、事前に配布してある古代文学に関する資料について目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】古代の音楽観・主要楽器について分かったことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
2 |
音楽とシャーマニズムについて学ぶ(オンデマンド型授業)
【事前学習】シャーマニズムに関するプリントを読み、理解を深めておくこと。 (2時間) 【事後学習】音楽とシャーマニズムについて分かったことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
3 |
秘琴伝授の物語①―『うつほ物語』概説(対面授業)
【事前学習】『うつほ物語』に関するプリント①(概説)を読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『うつほ物語』の概要について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
4 |
秘琴伝授の物語②―『うつほ物語』俊蔭の帰朝と結婚・琴の奇瑞・俊蔭の娘について学ぶ (オンデマンド型授業) 【事前学習】『うつほ物語』に関するプリント②(俊蔭・俊蔭の娘を取り巻く場面)を読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『うつほ物語』の俊蔭・俊蔭の娘を取り巻く場面について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
5 |
秘琴伝授の物語③―『うつほ物語』仲忠の弾琴・あて宮への恋について学ぶ(対面授業)
【事前学習】『うつほ物語』に関するプリント③(仲忠とあて宮を取り巻く場面中心)を読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『うつほ物語』仲忠とあて宮を取り巻く場面等について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
6 |
秘琴伝授の物語④―『うつほ物語』いぬ宮への秘琴伝授の場面について中心に学ぶ(オンデマンド型授業)
【事前学習】『うつほ物語』に関するプリント④(いぬ宮を取り巻く場面)を読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『うつほ物語』いぬ宮を取り巻く場面について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
7 |
秘琴伝授の物語⑤―「胡笳の調べ」と王昭君伝承について学ぶ 『源氏物語』概説①―『源氏物語』の受容について学ぶ(対面授業) 【事前学習】「胡笳の調べ」と『源氏物語』①(概要)に関するプリントを読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『うつほ物語』での「胡笳の調べ」の場面や『源氏物語』の概説についてわかったことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
8 |
『源氏物語』概説②―「桐壺」巻を中心に学ぶ(オンデマンド型授業)
【事前学習】『源氏物語』②(概要の続き)に関するプリントを読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『源氏物語』概説の続きと「桐壺」巻について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
9 |
『源氏物語』に描かれる音楽論・奏者の特徴について学ぶ(対面授業)
【事前学習】『源氏物語』③(音楽論等)に関するプリントを読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『源氏物語』の音楽論について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
10 |
光源氏と明石一族を取り巻く楽器の意味①―「明石」巻での「広陵散」弾琴をめぐって(オンデマンド型授業)
【事前学習】『源氏物語』④(明石関連)に関するプリントを読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『源氏物語』「明石」巻の内容について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
11 |
光源氏と明石一族を取り巻く楽器の意味②―「若菜下」巻での「女楽」の場面(女三宮(七絃琴)・紫上(和琴)・明石女御(箏の琴)・明石御方(琵琶))をめぐって(対面授業)
【事前学習】事前に配布してある『源氏物語』⑤に関するプリントを読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『源氏物語』の女楽について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
12 |
宇治十帖の楽器―「橋姫」巻での大君・中の君の弾く楽器について中心に学ぶ(対面授業)
【事前学習】『源氏物語』⑥(宇治十帖の場面)に関するプリントを読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『源氏物語』宇治十帖について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
13 |
平安後期物語に見られる音楽観―『狭衣物語』を中心に(オンデマンド型授業)
【事前学習】『狭衣物語』「冒頭」部分などに関するプリントを読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『狭衣物語』について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
14 |
平安後期物語を学ぶ―『堤中納言物語』「虫めづる姫君」を中心に(対面授業)
【事前学習】『堤中納言物語』「虫めづる姫君」の姫君を取り巻く場面に関するプリントを読み、理解を深めておくこと。必要に応じて、古語辞典などでわからない語句を調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】『堤中納言物語』「虫めづる姫君」について理解したことを、ノート等に整理しておくこと。 (2時間) |
15 |
確認テスト 解説と確認(対面授業)
【事前学習】今まで学んだことについて、各回の資料に目を通すなどして理解を深めておくこと。 (2時間) 【事後学習】確認テストを今一度見直すとともに、分からなかったところを復習すること。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しない。授業時に随時プリントを配付する。 |
参考書 | 授業時に指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:15回目の確認テストにより評価する。(50%)、授業参画度:リアクションペーパーでの感想、課題、質問、授業態度により評価する。(50%) |
オフィスアワー | メールにて対応します。 |