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令和元年度以前入学者 | 言語と文化1 | ||||
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教員名 | 菊地優美 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | ・対面授業 (一部、Blackboardを通じたオンデマンド型による遠隔授業あり。「授業計画」欄に「◆オンデマンド型◆」と記載の回は、遠隔授業により行う。) ・ただし状況に応じて、一部の授業形態を遠隔授業(Blackboardによるオンデマンド型やZoomを利用した同時双方向型による)に変更する場合がある。授業形態を変更する場合は、そのつど授業内・Blackboardを通じて知らせる。 ・授業内で使用するため、履修者は第1回までにBlackBoardの使用法を必ず身につけておいてください。 Blackboard コースID: 20220084 |
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授業概要 | 本講義では、主に2000年代以降に発表された小説やメディアにおける作品を取り上げ、私たちを取りまく文化、なかでも身近な文化である小説作品等が私たちに伝えようとする〈ことば〉を、ジェンダー/セクシュアリティの視点から批判的に読み解く方法を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 1.ジェンダー/セクシュアリティに関する基本的な概念を理解し、関連する知識を身につける。 2.小説などの作品を、ジェンダー/セクシュアリティを軸に批判的に読み解く視点を身につける。 この科目は文理学部のDP3及びCP6に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 ・資料を配布し、講義形式を中心に進める。毎回コメントペーパーの提出を課す。 (「◆オンデマンド型◆」の回は、BlackBoardを通じてオンデマンド教材を配信する。「①指定期間内における動画等の教材の視聴」・「②Black Board上の課題提出」の両方を満たした場合に「授業に参加した」とみなす。) ・なお、授業内容に関するワークへの取り組みや発言、ディスカッションへの参加を求めることがある。 ・課題や授業中のワークについては、基本的に当日や翌週の授業内でフィードバックを行う。その他の場合は、授業時に連絡する。 ・授業各回までに読んでくる作品を提示した場合には、各自事前に作品を入手し、必ず授業までに読んでから参加すること。 《対面授業に参加できない場合の代替方法》 ・Zoomによるハイフレックス型授業への参加により代替する。 ・Zoomによる授業参加の場合は、授業中の指定時間内にBlackboardを通じて課題を提出すること。 ・「①Zoomへの参加」・「②課題の提出」の両方を満たした場合に、「授業に参加した」とみなす。 ・Zoomによる授業参加方法の詳細については、授業開始前にBlackboardの「教材」画面に資料を掲示する。必ず【授業開始前日まで】に確認した上で、初回の授業に参加すること。 《代替方法による授業参加を認める要件》 (1)事前に学科に申請して認められた者 (2)新型コロナウイルスの感染者・感染が疑われる者、および濃厚接触者、 ワクチン接種およびその副反応により対面授業への出席が困難な者 ※(2)の場合は、必ずZoom参加となる授業の【開始前】に授業担当者にメールで連絡をすること。 原則として、授業後にZoom参加の理由を証明する書類等の提出を求める。その提出完了と、上記「《対面授業に参加できない場合の代替方法》」の①②を満たすことで、Zoomでの参加により「授業に参加した」とみなす。 ・本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | ・第1回授業において成績評価・授業の参加の方法等を説明するため、履修を希望する場合は必ず第1回の授業に出席すること。 ・履修抽選を実施するので、履修を希望する者は4月11日(月)〜4月15日(金)の間に、CHIPSにて所定の手続きを行うこと。 《対面授業に参加できない場合》 ・【第1回の授業前日】までに、必ず授業担当者にメールで連絡をすること。 ・Zoomによる授業参加方法の詳細については、授業開始前にBlackboardの「教材」画面に資料を掲示する。必ず【授業開始前日まで】にその資料をよく読んだ上で、第1回の授業に参加すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス、ジェンダーとは何か?【対面】
【事前学習】「ジェンダー」について調べてくる 。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、自分の経験や身近な出来事との関連を考える。 (2時間) |
2 |
少女マンガにみる〈女の子〉の生き方【対面】
【事前学習】自分が読んだことのあるマンガのヒロインについてどのような結末が描かれていたかを考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、日頃目にするメディア上の作品の内容と照らし合わせて考える。 (2時間) |
3 |
◆オンデマンド型◆メディアとジェンダー―メディアのメッセージを読み解くために
【事前学習】第1回・第2回の授業内容がテレビ等のメディアにどのように表れているかを考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、普段目にするテレビ等のメディアの情報と照らし合わせて考える。 (2時間) |
4 |
◆オンデマンド型◆朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』(1)―「男らしさ」を考える
【事前学習】「男らしさ」とはどのようなものか考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、自分の経験や身の回りの出来事と照らし合わせて考える。 (2時間) |
5 |
朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』(2)―男性性と生きづらさ【対面】
【事前学習】第4回の授業で考えた「男らしさ」に関する自分の考えを振り返る。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、今後「男らしさ」をどのように捉えていきたいかを考える。 (2時間) |
6 |
朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』(3)―女性性とセクシュアリティ【対面】
【事前学習】性をめぐる場面で女性にどのような規範が課されているかを考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、今後「女性らしさ」をどのように捉えていきたいかを考える。 (2時間) |
7 |
◆オンデマンド型◆よしもとばなな「バブーシュカ」(1)―〈恋愛〉とは何か?
【事前学習】小説やマンガなどの身近な作品について、「恋愛」がどのように描かれているかを考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、自分の経験や身の回りの出来事と照らし合わせて考える。 (2時間) |
8 |
よしもとばなな「バブーシュカ」(2)―〈恋愛〉とジェンダーを考える【対面】
【事前学習】第7回とこれまでの授業内容を振り返り、確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業の内容を振り返り、身近な作品と照らし合わせて考える。 (2時間) |
9 |
よしもとばなな「バブーシュカ」(3)―ことばの喪失と〈無償の愛〉【対面】
【事前学習】第8回の授業でまとめた小説「バブーシュカ」における「恋愛」に関する自分の考えを振り返る。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、今後「恋愛」をどのように捉えていきたいかを考える。 (2時間) |
10 |
桐野夏生『グロテスク』(1)―ジェンダーと美醜【対面】
【事前学習】「美しさ」とジェンダーの関連について考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、自分の経験や身の回りの出来事と照らし合わせて考える。 (2時間) |
11 |
桐野夏生『グロテスク』(2)―〈語る〉こと/〈語られる〉こと【対面】
【事前学習】前回授業で扱った小説について美醜とジェンダーの視点から考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、今後美醜とジェンダーをどのように捉えていきたいかを考える。 (2時間) |
12 |
よしもとばなな『キッチン』(1)―「家族」とは何か?①【対面】
【事前学習】「家族」とはどのようなものか考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、自分の経験や身の回りの出来事と照らし合わせて考える。 (2時間) |
13 |
本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』―「家族」とは何か?②【対面】
【事前学習】前回授業で扱った小説について「家族とは何か」の視点から考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、自分の経験や身の回りの出来事と照らし合わせて考える。 (2時間) |
14 |
よしもとばなな『キッチン』(2)―「家族」を考える【対面】
【事前学習】第12・13回の授業で扱った小説を「家族」の視点から比較して考えてくる。 (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り、今後「家族」をどのように捉えていきたいかを考える。 (2時間) |
15 |
◆オンデマンド型◆全体のまとめ
【事前学習】これまでの授業内容をふまえ、レポートを作成する。 (2時間) 【事後学習】授業全体で学んだことを振り返り、その知識を今後どのようにいかしたいかを考える。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | とくに指定しない。授業教材を配信する。 また、授業で取り上げる作品については、各自事前に作品を入手し(あるいは配布された作品についての参考資料を)、授業までに読んでから参加すること。 |
参考書 | 授業時に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業最終回終了後、レポートを提出する。詳細は授業時に説明する。(80%)、授業参画度:毎回課すコメントペーパーや授業中のワークへの取り組みを評価の対象とする。(20%) ・なお、レポート作成において本、論文、雑誌、新聞、インターネットなどから全部あるいは大幅な部分を、典拠を明らかにせずにコピーして書いた場合は単位を取得できない。 授業の内容を踏まえ、自身で資料等を調べて考察し、自分自身の考えを作り上げて書いたレポートを優れたレポートとして評価する。 ・本授業では、対面による参加と遠隔オンラインによる参加とにおいて成績評価に差を設けない。 《対面授業に参加できない場合の成績評価の方法》 ・本授業では、対面による参加と遠隔オンラインによる参加とにおいて成績評価に差を設けない。 ・Zoomによる授業参加の場合、成績評価の方法は上記の対面授業に参加した場合の評価方法と同じとする。 ※対面での授業参画度における「毎回課すコメントペーパー」については、授業中の指定時間内におけるBlackboardを通じた課題提出により代替する。 |
オフィスアワー | 質問等は授業開始前・終了後、もしくはメールにより受け付ける。 |
備考 | ・授業に関する連絡を、Blackboardを通じた掲示・Blackboardのメール機能により行う場合がある。各自、必ず定期的にBlackboardや大学から配布されているアドレスに届くメールを確認すること。 ・一部の回で行う遠隔授業に関して、この授業で配信するBlack board上の授業資料を利用できるのは授業履修者のみです。 他人への譲渡、インターネット上でのSNSへの投稿等による公開は絶対にしないこと。 |