検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和元年度以前入学者 | 国際情勢2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 日吉秀松 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(一部Zoomによるライブ中継あり) (Blackboardを通じて学習の指示および学習資料の配信) BlackboradコースID:水曜5限ー>20223066 |
---|---|
授業概要 | 授業のテーマ:グローバル化の進展と国際社会の摩擦 冷戦終結後、東欧の社会主義諸国は政治の民主化、経済の市場化が実現したが、ソ連は崩壊した。唯一の超大国となったアメリカは、世界秩序を主導し、グローバル化を推進した。その結果、世界経済の規模は前例のない拡大を遂げ、ヒト、モノ、カネの移動も頻繁になった。一国だけでの経済発展はますます難しい今日において、反グローバル化の動きも活発化している。とりわけ、保護主義的立場をとったトランプ(Trump)氏がアメリカ第45代大統領に就任し、イギリスがEU離脱した。アメリカを含む多くの国での政治と経済両面でのポピュリズムの台頭で、グローバル化を支持する国家と反グローバル化の国家間の摩擦が起きている。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識> 冷戦後の国際社会の変化に関する認識を深めることによって、世界の現状を分析し、説明することができる。 グローバリゼーションの現状に関する理解を深めることによって、世界が直面する諸課題を分析することができる。 <能力> 冷戦後の国際政治の事象を独自の視点で分析できることである。(DP3) 学習を通じて、国際社会が直面している問題に対する見解を示すことができる。 この科目は文理学部のDP及びCP2,3,4に対応しています。 世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 ①対面授業を予定しておりますが、新型コロナウィルスの感染状況により遠隔授業に変更する場合もあります。詳細はBlackboardにて確認してください。 ②授業の内容を理解できるように適切な学習の目標を設定し、事前に配信された資料を予習し、または、事前に関連資料を調べ、事後には授業内容を整理し復習する。授業のレジュメ・資料に基づき、対面授業となります。その都度にレポートの提出やリアクションペーパーを通じて学習状況を把握する。本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 フィードバックの方法:提出されたレポートやリアクションペーパーをチェックし、課題の設定や要点を説明する。 ③対面授業に参加できない場合、ZOOMで参加し、Blackboardに配信する課題を提出する。 |
履修条件 | ①必ず新聞やテレビのニュース番組を通じて国際社会の現状などを把握したうえで授業に参加すること ②遅刻しないこと ③私語禁止 この科目は旧カリキュラム対象者(令和元年度以前入学者)のみ履修可能です。 新カリキュラム対象者(令和2年度以降入学者)は履修できません。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する)およびグローバル化を解説する(対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】シラバス事前に確認し、授業全体の流れを理解すること (2時間) 【事後学習】復習することと、二回目の授業に備え、「冷戦期の東欧諸国の政治状況」に関する資料を調べること (2時間) |
2 |
社会主義諸国の民主化潮流1-ハンガリーの役割:東欧民主化の潮流の中で、ハンガリー自身の改革、そして近隣の東ドイツとの関係などについて説明する。(対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】調べた「冷戦期の東欧諸国の政治状況」の資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「ソ連の政治改革」に関する資料を調べる。 (2時間) |
3 |
社会主義諸国の民主化潮流2-ソ連の役割:東欧諸国の民主化に大きな影響を与えたゴルバチョフの改革について説明する(対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】調べた「ソ連の政治改革」に関する資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】 学修した内容を整理し、配布資料「アメリカ大統領選挙の仕組み」を予習する。 (2時間) |
4 |
アメリカ大統領選挙の仕組み:アメリカ大統領選挙の流れおよび選挙人選挙について説明する (対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】配布資料を「アメリカ大統領選挙の仕組み」予習し、事前に学習にノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、配布資料「アメリカ大統領制」を予習する。 (2時間) |
5 |
アメリカ大統領制と三権分立:アメリカ大統領と議会の関係について説明する (対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】配布資料「アメリカ大統領制」を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】小テストに備え第2回~第5回の内容を復習し、「中東地域の政治」に関する資料を調べる。 (2時間) |
6 |
冷戦後の国際協力:湾岸戦争の起因・過程・結果について説明する (対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】調べた「中東地域の政治」に関する資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「中東地域の国際関係」に関する資料を調べる。 (2時間) |
7 |
中東地域と米英の関係:イギリスと中東地域の関係を回顧し、第二次世界大戦後のアメリカと中東政治の関係について説明する(対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】「中東地域の国際関係」に関する資料を調べ、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理し、「アジア共同体の構想」に関する資料を調べること。 (2時間) |
8 |
グローバリゼーションの中のアジア:アジア共同体の構想やその動きについて説明する (対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】調べた「アジア共同体の構想」に関する資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「ヨーロッパ連合」に関する資料を調べる。 (2時間) |
9 |
グローバリゼーションの中のヨーロッパ:ヨーロッパ連合の形成過程と現状について説明する (対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】調べた「ヨーロッパ連合」に関する資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「戦後アフリカの現状および対外経済関係」などに関する資料を調べること。 (2時間) |
10 |
日中のアフリカ政策の比較:アフリカの政治経済及び地域協力について説明する (対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】調べた「戦後アフリカの現状および対外経済関係」などに関する資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】小テストに備え、第6回~第10回の内容を復習し、配布資料「テロ関連」を予習すること。 (2時間) |
11 |
アメリカの反テロ戦争と国際秩序の変化:単独主義と多極主義について説明し、冷戦後の秩序の変化について説明する(対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】配布資料「テロ関連」を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、配布資料「一帯一路政策」を予習する。 (2時間) |
12 |
「一帯一路」政策における中国の目的:中国の「一帯一路」政策の目的とアメリカの狙いの衝突について分析し説明する(対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】配布資料「一帯一路政策」を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、配布資料「TPP関連」を予習する。 (2時間) |
13 |
TPPの狙いと日米関係:TPPの目的や日米関係について説明する(対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】配布資料「TPP」関連」を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、「アメリカの孤立主義」に関する資料を調べる。 (2時間) |
14 |
トランプ政治の特徴と日米関係:トランプの孤立主義の本質及び日米関係への影響について説明する(対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】調べた「アメリカの孤立主義」に関する資料を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】学修した内容を整理し、配布資料「グローバル化と諸問題」を予習すること。 (2時間) |
15 |
グローバル化の行方:強権政治の復権か?1-14回の授業の振り返り (対面授業)(A-2-1、A-3-1、A-4-1) 【事前学習】配布資料「グローバル化と諸問題」を予習し、事前に学習ノートをとること。 (2時間) 【事後学習】15回の授業に関する自己点検を行う (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(55%)、レポート:2回(30%)、授業参画度(15%) 冷戦の原因、構造および変化を検証しつつ、冷戦の本質を理解したうえで、国際情勢の現実と結合する論述問題により、国際政治や国際関係の知識の習得状況を確認し、評価します。また、リモート参加の学生に関しては、Blackboradに提出される課題を評価します。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて質疑応答を行います。 |