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令和2年度以降入学者 | メディア論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | メディア論 | ||||
教員名 | 佐幸信介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業 ただし、新型コロナウィルスの感染状況によっては、オンライン(zoomとオンデマンド)に切り替えることもありうる Blackboard コースID︓20220104 |
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授業概要 | ICTの社会的浸透によるメディア環境の変容は、コミュニケーションの次元にとどまらず、私たちの文化・社会関係の次元においても変容をもたらしている。講義では、私たちの身近な現象や事例を取り上げ、メディアと社会や文化との関連を分析・説明し、受講生と議論を共有する。この関連について、ベーシックなメディア論の学説的な視点を織りまぜながら、歴史的な視点、「空間」という視点からアプローチを重視する。 |
授業のねらい・到達目標 | 社会学をベースとしたメディアの分析を基本とする。 ・メディアについての原理的な理解から現実のメディアの特徴を説明することができる。 ・近代の社会変容とメディアとの歴史的ダイナミズムを説明できる。 ・メディアが現実を構成する構成主義的な具体的事例を説明できる。 ・メディアと空間の変容を身近な事例から説明できる。 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。 世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 Black bodrdを通して、講義資料を事前に配布する。受講生は、その教材をあらかじめ予習として一読しておくこと。 講義の中では適宜Questionを提示する。学習課題として、リアクションペーパーとともに講義後の復習として提出すること。 リアクションペーパーは、次週以降適宜取り上げ、講義にフィードバックする。また、質問をリアクションペーパーに書く場合は、【質問】と明記すること。 講義資料は、一つ前の講義Questionと関連する資料を配布することがある。復習した内容をさらに深め、講義に臨んでもらう方式をとる。 講義では、映画などの映像資料を取り上げることがあるが、シラバスを参考に、その講義までに事前学習として視聴しておくことが望まし い。 また、対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生はzoomでの参加を認める。 ➀zoomで参加し、Blackboardにアップする課題・リアクションペーパーを提出する ➁対面授業終了後、Blackboardにアップ動画を視聴し、課題・リアクションペーパーを提出する |
履修条件 | テキスト(教科書)の他に講義内で適宜文献を紹介するが、そうした文献を随時読むことが望ましい |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業計画とねらい(A-2-1)
【事前学習】シラバスを確認し、教科書の序章を一読しておくこと (1時間) 【事後学習】課題(SNSと社会)について考え、BBに提出すること (1時間) |
2 |
SNSと社会的分断【対面授業】(A-3-1)
【事前学習】第1回と関連する資料を一読すること。 (1時間) 【事後学習】メディアの公共性について考え、BBに提出すること (2時間) |
3 |
近代とメディア:公共性の構造転換(A-2-1)
【事前学習】メディアの公共性に関する配布資料を一読すること (1時間) 【事後学習】講義で配布した資料と講義内容を復習し、要点をノートに整理すること (2時間) |
4 |
メディアと国民国家のゆらぎ:想像の共同体と出版資本主義(A-2-1)
【事前学習】複数の事典をとおして国民国家の定義について調べておくこと (1時間) 【事後学習】オリンピックとメディアについて考え、BBに提出すること (2時間) |
5 |
オリンピックとメディア・イベント:1936年ベルリンオリンピックの記録映画「美の祭典」(監督・レニ・リーフェンシュタール)を通して、オリンピックのポリティカルな問題を考える(A-2-1)
【事前学習】教科書の第2章「都市空間の変容のなかのオリンピック」を読んでおくこと (1時間) 【事後学習】2021年オリンピックでが問われたことを考え、BBに提出する (2時間) |
6 |
オリンピックと都市空間の変容(A-3-1)
【事前学習】教科書の第2章「都市空間の変容のなかのオリンピック」を読んでおくこと (1時間) 【事後学習】東京の都市空間の変容について事例を挙げて考え、BBに提出すること (2時間) |
7 |
メディアと共同性:映画「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」を通して、テレビが形成してきた共同性とその後について検討する(A-3-1)
【事前学習】テレビ視聴に関する統計データを探索し、調べておくこと (2時間) 【事後学習】ポスト・テレビについて考え、BBに提出すること (2時間) |
8 |
グローバリゼーションとパンデミック:新型コロナウィルスのパンデミックを、交通とコミュニケーションの世界史、統治と権力の作用として検討する(A-4-1)
【事前学習】教科書の最終章「新型コロナ禍と「ホーム」という場所」を読んでくこと (1時間) 【事後学習】新型コロナウィルスの経験を生活史として記述し、BBに提出すること (2時間) |
9 |
メディアと現実の構成:映画『トゥルーマンショー』とリアリティTVの問題を考える(A-3-1)
【事前学習】映画『トゥルーマンショー』を視聴して、発見した論点をまとめておく (2時間) 【事後学習】リアリティTVについての見解をBBに提出すること (2時間) |
10 |
メディアとシミュラークル:記号消費の金融ポートフォリオ化する都市空間(A-3-1)
【事前学習】教科書の第1章「新自由主義と空間の暴力」を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】講義の内容を復習し、要点をノートにまとめること (1時間) |
11 |
ICTと監視社会(A-3-1)
【事前学習】教科書の第3章「囲われる空間のパラドックス」を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】あらためて教科書第3章を読み、論点を整理しなおすこと (2時間) |
12 |
コミュニケーション資本主義とスマート・シティ(A-3-1)
【事前学習】教科書の第4章「スマートシティと生政治」を読んでくこと (2時間) 【事後学習】あらためて教科書第4章を読み、論点を整理しなおすこと (1時間) |
13 |
ゴーレム化するICT:寓話としてのゴーレム伝説を現代の文脈で読み直す(A-4-1)
【事前学習】ゴーレム伝説について調べておくこと (2時間) 【事後学習】テクノロジーの表裏の問題について考えBBに提出すること (2時間) |
14 |
郊外空間と文学表象(A-3-1)
【事前学習】教科書の第5章「郊外空間の反転した世界」を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】あらためて教科書第5章を読み、論点を整理しなおすこと (2時間) |
15 |
講義のまとめとレポート課題についての講評(A-4-1)
【事前学習】これまでの講義内容、学習内容をノートや資料をとおして整理しておくこと (2時間) 【事後学習】レポートの講評を受けて、講義全体を復習しなおすこと (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 佐幸信介 『空間と統治の社会学』 青弓社 2021年 第初版 空間という視点から、都市、住宅、ICTをめぐる現代社会を分析したもの |
参考書 | 伊藤守 『よくわかるメディア・スタディーズ』 ミネルヴァ書房 2015年 第2版 その他の参考図書、資料については、講義内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 受講生は、毎回の講義後に提出するリアクションペーパー(課題=Questionを含む)を充実させること。レポートを7月上旬に提出してもらう予定。レポート課題は、6月上旬の講義でアナウンスする。 |
オフィスアワー | 講義後の時間帯およびBlack board を通じた質問に対する応答として行う |