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令和元年度以前入学者 | 地域研究4 | ||||
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教員名 | 六辻彰二 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 授業は対面形式で行なう(コロナ感染拡大状況により大学が遠隔授業への切り替えを判断した場合を除く)。 毎回、講義資料は事前にBlackboardに掲載するので、各自でプリントアウトあるいはダウンロードして授業に臨むこと(Blackboard ID:20200180)。 コロナ感染状況にかんがみ、健康上の理由などで通学が困難な者には、録画した授業を視聴してもらうことで授業参加に代えることとする(オンデマンド式)。該当者は事前に申し出ること。録画URLは事前に申し出のあった学生にのみ通知する。申請がない限り録画はしないので、該当者は間違いなく申し出ること。 |
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授業概要 | 本講義の目的は、アフリカが抱える諸問題についての概説にある。長く「暗黒大陸」と呼ばれてきたアフリカは、近年では 豊富な天然資源などで国際的な関心を集めている一方、貧困、内戦、独裁といった負の課題にも事欠かない。本講義ではこ れらの諸問題を、できるだけ偏らずに捉え、現代のアフリカに対する理解を深めることを目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | 【ねらい】 アフリカを取り巻く政治、経済、社会、国際関係を把握する。開発途上国の視点から世界をみる。 【到達目標】 アフリカが貧しい原因を3つ以上あげられるようになる。アフリカと先進国の関係を説明できるようになる。 この科目は文理学部のDP及びCP1に対応しています。 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。 世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 |
授業の方法 | 講義資料は毎回Blackboardから各自でプリントアウトあるいはダウンロードして持参する。 3回の小テストを行い、授業内容の理解を確認する。小テストの提出や各種アナウンスもBlackboardを通じて行う。小テストのフィードバックもBlackboardで行なう。 本授業の事前・事後学習は合わせて4時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | この科目は旧カリキュラム対象者(令和元年度以前入学者)のみ履修可能です。 新カリキュラム対象者(令和2年度以降入学者)は履修できません。 |
授業計画 | |
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1 |
導入:アフリカの地理的、歴史的な特性についての概略を紹介し、次回以降の講義内容の鳥瞰図を提供する。
【事前学習】シラバスに目を通し、授業全体の流れを理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
2 |
独立前史:現代のアフリカの基本構造は、植民地化の過程で生まれた。15 世紀から20 世紀半ばまでのアフリカの歴史を、ヨー ロッパ史の影として解説する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
3 |
独立のパターンと意味:植民地化の歴史とともに、今日のアフリカの基本構造を生み出した、国家としての独立を検討する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
4 |
エスニシティと国家:独立後のアフリカ諸国は、政治的には独裁、経済的には計画経済への道を突き進むこととなった。独立後のアフリカ諸国に共通した文化的、国際関係的な背景から、これらを解説する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
5 |
独立後の混乱と停滞:経済的に停滞した1970年代のアフリカ諸国ではクーデタが頻発した。クーデタは単なる「軍の暴走」ではない。その背景にある政治・経済・社会的な要因を探る。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
6 |
冷戦期の武力紛争:冷戦期にアフリカで武力紛争が多発した構造について、国内的要因と国際的要因の双方から検討する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
7 |
転換点としての構造調整計画:1970 年代の石油危機は、アフリカ経済にとって大きな転機となった。経済改革を余儀なくされたダイナミズムを検証する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
8 |
民主化の始まり:冷戦終結はアフリカに民主化をももたらしたが、それは必ずしも想定された結果をもたらさなかった。アフリカ諸国における民主化の主な特徴を整理する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
9 |
構造調整計画の功罪:1980年代以降のアフリカにおける市場経済化が、経済成長を促すとともに貧困問題を深刻化させた状況について検討する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
10 |
冷戦後の武力紛争:冷戦終結後のアフリカでは、武力紛争が長期化、大規模化しやすいいくつかの変化が生まれた。これらを検討し、あわせて紛争解決のための取り組みを紹介する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
11 |
最後のフロンティア:2000 年代以降、援助対象としてだけでなく、経済的にもアフリカに関心が高まった状況について取り上げる。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
12 |
「新たな争奪戦」:経済的な関心の高まりとともに、各国によるアフリカ進出が加速する様相とその影響を考察する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
13 |
成長の影にある変動:現代のアフリカでテロと内戦が拡散する構造と、これに対する国際的な協力について検討する。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
14 |
日本とアフリカ:日本とアフリカの関係を歴史的に振り返り、今後の課題について考える。 (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】事前に配布する講義資料を読み、不明な語句などを調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
15 |
まとめ (A-1-1)(A-2-1)(A-3-1) 【事前学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義資料を読み返しておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 勝俣誠 『新・現代アフリカ入門』 岩波書店 2013年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、小テスト(30%) 小テストはBlackboardを通じて、半期で3回、授業時間外に提出する。Blackboard掲載時にアナウンスする。 学期末にレポート課題を提出する。 リモート受講の場合も同様に評価する。 |
オフィスアワー | 質問などはメールで応じるが、以下の点に注意すること。 ・技術的な問題に関してはコンピューターセンターなどに問い合わせること。 ・問い合わせの際は、科目名、学籍番号、氏名を明記すること。 t0001319@stu.chs.nihon-u.ac.jp |