文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 総合 II 群 > 市民生活と法
日本大学ロゴ

市民生活と法

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 市民生活と法
教員名 松井丈晴
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業(対面授業に参加できない学生のためにZOOMで録画したものをyoutubeで配信)
Blackboard コースID︓20220117
授業概要 私たちの社会生活上に起こりうる法律問題について、具体的な事例に即しながら説明する。
具体的には、日本国憲法、民法、刑法、労働法、社会保障法などを取り扱う。
労働相談員としての経験を生かし、現在、リアルに起きている労働問題、社会保障問題に対し、解決策を提示した授業を行う。
授業のねらい・到達目標 社会生活上に起こりうる法律問題を通して、その問題解決の方法を法的な側面から自ら考え、自ら調べることで、常識を身につけることを目標とする。(問題発見・解決力)
その際に、日本国憲法、民法、刑法、労働法、社会保障法を理解することができる。(専門分野に関する知識・理解)

この科目は、文理学部教育課程表のA-2(DP2・CP2)[世界の現状を理解し、説明する力]の1、A-3(DP3・CP3)[論理的・批判的思考力]の1、A-4(DP4・CP4)[問題発見・解決力]の1に対応しています。
世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。
仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。
事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。
授業の方法 授業の形式:【講義】
対面授業に参加できない場合の代替方法はオンデマンドとし、日本に入国できない留学生、基礎疾患持ちの学生や高齢者と同居する学生など大学が認めるやむをえない事由に該当する場合を原則とするが、詳細は初回の授業で説明します。

授業はブラックボードを通して、ZOOMで録画したオンデマンド教材を配信する。また、その内容の授業時配布資料をあわせて配布する。
次に、翌週の授業までに、授業内容を簡潔にまとめたレポートの提出を求め、ブラックボード上で提出を求めて評価する。
学生の毎回のレポート内容に関する教員のコメントは、レポート返却時に行い、ブラックボードの掲示板機能を通して、質問と議論の機会を提供する。通常課題レポート&小テスト50点とする。

試験50点は、レポートとする。レポートの内容や〆切については、追って連絡する。
レポートは、PDFまたはワードを大原則とし、自宅にPCがなく、スマホのみで、やむを得ない場合のみ写真による提出を認める。
※対面・遠隔を問わず、ブラックボードで小テストやレポートの提出で評価をし、ブラックボードでフィードバックをし、質問はメールで受け付ける。
履修条件 200名を超えた場合、最初の授業出席者のみの履修を認め、2回目以降は履修を認めない場合もありますので、必ず、最初の授業に出席すること。

この科目は旧カリキュラム対象者(令和元年度以前入学者)のみ履修可能です。
新カリキュラム対象者(令和2年度以降入学者)は履修できません。
授業計画
1 法とは何か【対面授業】
法の体系、法の分類について学ぶ(A-2-1世界の現状)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書P14~20、プリントを通読し、法と道徳の違いについて確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業時配布プリントで指示した動画を見て感想文を作成すること。 (2時間)
2 裁判と法【対面授業】
裁判と裁判所、国民の司法参加について学ぶ(A-2-1世界の現状)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書、プリントを通読し、裁判の種類と裁判所の種類について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
3 家庭生活と法【対面授業】
嫡出子と非嫡出子について、学ぶ(A4-1問題発見・解決力)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書、プリントを通読し、遺産相続について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第1回~3回授業内容の小テストを実施に向けて、復習すること。授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
4 婚姻と法【対面授業】
結婚、離婚について学ぶ(A4-1問題発見・解決力)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書、プリントを通読し、結婚と離婚について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
5 学校と法【対面授業】
教育を受ける権利、教科書検定、学問の自由と大学について学ぶ(A3-1論理的・批判的思考)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書、プリントを通読し、表現の自由と検閲について確認しておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業中に流したDVDを基に、感想文を作成すること。 (3時間)
6 情報と法Ⅰ【対面授業】
プライバシー権、マイナンバー制について学ぶ(A-2-1世界の現状)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書P316~325、プリントを通読しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第4回~6回授業内容の小テストを実施に向けて、復習すること。授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
7 情報と法Ⅱ【対面授業】
個人情報保護法について学ぶ(A-2-1世界の現状)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書P208~216、プリントを通読し、個人情報保護について確認しておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業中に流したDVDを基に、感想文を作成すること。 (3時間)
8 職場と法Ⅰ【対面授業】
労働条件について学ぶ(A3-1論理的・批判的思考)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書P256~262、プリントを通読し、労働条件通知書について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
9 職場と法Ⅱ【対面授業】
ハラスメントについて学ぶ(A4-1問題発見・解決力)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書P263~266、プリントを通読し、何がハラスメントになるのか考えておくこと。 (1時間)
【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (3時間)
10 社会保障と法【対面授業】
年金保険・労災保険・雇用保険・健康保険について学ぶ(A-2-1世界の現状)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書、プリントを通読し、社会保険について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第7回~10回授業内容の小テストを実施に向けて、復習すること。授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
11 企業と法【対面授業】
企業再編とリストラについて学ぶ(A3-1論理的・批判的思考)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書P365~374、プリントを通読し、企業再編とリストラについて確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
12 医療と法【対面授業】
尊厳死、インフォームドコンセントについて学ぶ(A4-1問題発見・解決力)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書、プリントを通読し、尊厳死について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
13 被害の救済と法【対面授業】
不法行為と債務不履行について学ぶ(A3-1論理的・批判的思考)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書、プリントを通読し、不法行為と債務不履行の違いについて確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第11回~13回授業内容の小テストを実施に向けて、復習すること。授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
14 犯罪と法【対面授業】
罪刑法定主義、類推解釈禁止の原則、不遡及の原則について学ぶ(A3-1論理的・批判的思考)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。事前に、教科書P353~364、プリントを通読し、罪刑法定主義とは何かを確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
15 講義内容の整理【課題研究】
これまでの復習・解説を行い、講義内容の理解を深める。(A4-1問題発見・解決力)
【事前学習】毎回、授業前に配布プリントをダウンロードして持ってくること。 事前に、教科書、プリントを通読し、わからなかった点をノートにまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業後、テキスト・プリントを再確認し、ノートの整理を行うこと。わからない語句は調べておくこと。 (2時間)
その他
教科書 松嶋隆弘 『スタンダード法学』 芦書房 2018年 第1版
参考書 松嶋隆弘 『ビジネス法務の理論と実践』 芦書房 2019年 第1版
高橋雅夫 『Next教科書シリーズ法学』 弘文堂 2020年 第3版
オンデマンド教材は教科書及び参考書を基に作成しているので、どちらか必ず手元に用意しておくこと。
配布資料のほぼコピペのレポートは認めない。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業全体の理解度確認のための総括したレポートを課す(50%)、授業内テスト:ブラックボードで小テストを行う(40%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴と課題の提出状況をレポートで評価する(10%)
試験は、各回で学修した内容を修得しているかどうかを、その点数にて評価する。
レポートは宿題の提出状況と論理的・批判的な思考で作成され、問題発見し、解決策を提案できているかで評価する。
なお、評価基準についてはあらかじめ配布プリントに詳細に記載する。
対面・リモート参加両方とも同じ基準で評価する。
オフィスアワー ブラックボードの掲示板機能を通して回答する。
備考 履修を検討している学生は必ず最初の授業に出てくること。
関連する法律科目(法学通論、労働法など)を受講することでより理解が深まる。

このページのトップ