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令和2年度以降入学者 | 心の健康 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 健康の科学3 | ||||
教員名 | 服部卓 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンドの遠隔授業(PowerPoint等を利用した録画授業および資料配信をYoutube、Blackboard上より配信する) Blackboard ID:20220122 |
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授業概要 | 健康の科学Ⅲは心の健康について取り扱います。現代ほどこころの健康について言われるような時代はなかったと思います。文明の発展は同時に私たちの心に大きな負担を強いるようになってきています。それは時として私たちの人生に大きな影響を与えることもあり、様々な対策が行われるようになってきました。自分たちのメンタルヘルスを守るために、まず大切なのは適切な知識を得ることです。この授業では、メンタルヘルスに関して様々な方向から見て行くことで、皆さん自身のメンタルヘルスを考えるきっかけとなってほしいと思っています。 日常的に病院等で若者のメンタルヘルスとかかわっている臨床心理士・公認心理師である教員が、その経験に基づき、講義に参加する世代にとって重要なメンタルヘルスへの取り組みを取り上げてゆきます。 |
授業のねらい・到達目標 | (1)メンタルヘルスに関する正しい知識を身につけ、自分自身のメンタルヘルスを健康に保てるように応用できる力を養う。 (2)学生がメンタルヘルスに関する正しい知識を身に着け、自分自身のメンタルヘルスの状態ついて考えることができるようになり、また、精神的に健康な生活を送れるような具体的なアプローチを使用できるようにします。 ・仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察できる。 ・問題の意味を理解し、助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。 ・新しい挑戦への計画を立て、準備することができる。 この科目は文理学部のDP及びCPの3、4、5に対応しています。 〈心の健康〉 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) 新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1) |
授業の方法 | (1)授業の形式:【講義】 (2)Blackboard、Youtube を通して、オンデマンド教材を配信する(20分程度x3)。受講生はその教材を視聴し、学修してください。ある程度の単元ごとに、ワークシート等ミニ課題を用意しますので、期日まで(特に指定がない場合は翌週の講義まで)に所定の方法で提出してください。 (3)課題の解答例は翌週までに提供するので、内容の復習をしてください。また、Blackboardの掲示仮機能を利用して質問を受け付け、そこで議論・回答の機会を設ける予定です。 (4)試験日はBlackboardを通して試験問題を配信します。回答の方法については、受講者の皆さんの通信・視聴状況に即して、最も良い方法を当日までに考えます。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション、今を生きるためのメンタルヘルス;こころの健康って何だろう こころの健康に関する概念を整理します。メンタルヘルスについてどのような視点があるか、現在のような困難な中でメンタルヘルスをどう保つかを理解する(オンデマンド授業)。
【事前学習】メンタルヘルスについて、シラバスを参考に全体的なマップを作ってみる(A-3) (2時間) 【事後学習】自分の現在のメンタルヘルスの状態について評価する(A-3) (2時間) |
2 |
メンタルヘルスとストレス1 ストレスとはどのようなものかについて学びます(オンデマンド授業)。
【事前学習】自分のストレスについて日常生活の中で考えてくる。(A-3) (2時間) 【事後学習】自分のストレス状態に関するワークシートを作成してみます(A-4) (2時間) |
3 |
メンタルヘルスとストレス2 認知行動療法的アプローチ(オンデマンド授業)。
【事前学習】認知行動療法について自分なりに学習しておく(A-4) (2時間) 【事後学習】自分の考えるくせについて考え、どう対処できるかワークシートをまとめる(A-5) (2時間) |
4 |
メンタルヘルスとストレス3 ストレス・マネージメント ストレスへの様々な対処法を学びます(オンデマンド授業)。
【事前学習】第2回、第3回の内容について整理し、自分のストレスの状態について理解する(A-4) (2時間) 【事後学習】自分のストレスマネージメントの傾向と、さらにできることに関するワークシートをまとめる(A-5) (2時間) |
5 |
メンタルヘルスとその周辺2 教育の中でのメンタルヘルス(オンデマンド授業)。
【事前学習】メンタルヘルスリテラシーについて学習しておく(A-3) (2時間) 【事後学習】学生がメンタルヘルスについて学ぶプログラムを作成する(A-5) (2時間) |
6 |
メンタルヘルスとこころの働き1 力動的、人間学的心理学的観点から(オンデマンド授業)。
【事前学習】力動的、人間学的心理学について自分なりに学習しておく(A-3) (2時間) 【事後学習】力動的心理学がメンタルヘルスを考える上でどう役立つかまとめる(A-4) (2時間) |
7 |
メンタルヘルスとこころの働き2 行動主義心理学的アプローチ(オンデマンド授業)。
【事前学習】学習理論について自分なりに学習しておく(A-3) (2時間) 【事後学習】行動主義的心理学がメンタルヘルスを考える上でどう役立つかまとめる(A-4) (2時間) |
8 |
メンタルヘルスとこころの働き3 アドラー心理学的アプローチ(オンデマンド授業)。
【事前学習】アドラーとフロイドの考え方の違いについて学習しておく(A-3) (2時間) 【事後学習】自分のコンプレックスとその対処について考える(A-5) (2時間) |
9 |
メンタルヘルスとこころの働き4 ポジティブサイコロジー(オンデマンド授業)。
【事前学習】ポジティブサイコロジーについて興味のある点を自分なりに学習しておく(A-3) (2時間) 【事後学習】自分の持っている‘強み’について心理テストの結果を参考に、ワークシートをまとめる(A-5) (2時間) |
10 |
メンタルヘルスに影響するもの1 対人関係の中で(オンデマンド授業)。
【事前学習】自分の周りの現在の人間関係について考え、ソシオグラムを作成してみる(A-4) (2時間) 【事後学習】提供される資料に基づき、自分の人間関係の中で自分にとって大切なものを考える(A-5) (2時間) |
11 |
メンタルヘルスに影響するもの2 生涯発達心理学から見て(オンデマンド授業)。
【事前学習】青年期から成人期にある自分の心の問題には何か考えておく(A-3) (2時間) 【事後学習】自分のこれまで、これからのライフストーリーをまとめてみる(A-4) (2時間) |
12 |
メンタルヘルスに影響するもの3 脳や身体の働き(オンデマンド授業)。
【事前学習】人の脳の働きについて概略を頭に入れておく(A-3) (2時間) 【事後学習】メンタルヘルスと脳の働き関する生物学的アプローチによる研究論文を読む(A-4) (2時間) |
13 |
メンタルヘルスとその周辺1 絵画、音楽とメンタルヘルス(オンデマンド授業)。
【事前学習】自分の好きな音楽など芸術的な体験は、どうメンタルヘルスと関連するか考えてみる(A-3) (2時間) 【事後学習】芸術の持つメンタルヘルスへの効果について、自分の例を考えながらワークシートをまとめる(A-4) (2時間) |
14 |
試験と解説 ここまでの知識を確認する(オンデマンド授業)。
【事前学習】第1回から第13回の内容を復習する(A-3、4) (2時間) 【事後学習】ここまでの学習の中で自分にとって大事であった部分をまとめなおす(A-4) (2時間) |
15 |
メンタルヘルスとその周辺2 災害時など非日常な状況におけるメンタルヘルス(オンデマンド授業)。
【事前学習】あらためて、コロナウィルス感染下において自分のメンタルヘルスを考える(A-4) (2時間) 【事後学習】災害時などに、自分がメンタルヘルスのために何ができるか考え、まとめる(A-4) (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし、適宜レジメを配布する |
参考書 | 適宜、授業内で紹介してゆく |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第14回に知識の確認を目的に行う。(70%)、授業参画度:授業参画度はオンデマンド教材の視聴状況とワークシートの回答状況による(30%) 授業内テストはBlacbord上で行う。その時間内に答えるのではなく、提出までに一定の時間を設け、その間に回答を提出するように行う。 詳細は、講義内で案内する。 |
オフィスアワー | Blackboard 等に質問(感想)を書き込む掲示板などを用意する。 また、講義時間の中でオンライン(ZOOM、チャット等を利用)を通じ、直接質問、解凍できるような時間を、終了前10分ほど設ける。 |