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キャリア・ストレスマネジメント

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令和2年度以降入学者 キャリア・ストレスマネジメント
令和元年度以前入学者 キャリアデザイン1
教員名 土屋弥生
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業(一部遠隔授業あり)
オンデマンド型の遠隔授業はBlackboardで教材(PowerPointによるスライド資料配信:音声録音付き動画)を配信する。
課題研究授業では、学修後に小レポートを作成する。
Blackboard コースID:水曜2限→20220139
授業概要 本科目は予防教育として位置づけられる。自身のキャリアを見据えながら、授業を通して得られたスキルや知識により学生生活や卒業後の生活で出会う危機を予防したり、軽減することができるような能力を獲得できるようにすることを目指す。また、セルフ・マネジメントだけではなく、他者理解を深めることを目標とする。
学校心理士としての教育現場での心理教育的支援、キャリア教育の経験のある者が、心理的なサポートや自己理解・他者理解、キャリアとストレスの関係について講義をおこなう。
授業のねらい・到達目標 (1)大学生活や卒業後の社会生活での課題・ストレスを克服・対処するスキルと知識を習得し、活用することができる。また、自身の大学生活、および今後のキャリアを見通し、学生生活や卒業後の生活で出会う危機について考え、予測することができる。さらに、現在の自身がおかれた状況や環境について理解し、自分に合ったストレスマネジメントのあり方を考え、実践することができる。
(2)周囲の人々についての理解を深め、大学生活や社会生活を円滑に送るための知識や技能を身に着け、さらに周囲の人々との共生のあり方について考え、実践し、今後のキャリアに生かそうとする姿勢を身に着けることができる。
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1)
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1)
・集団の活動において、より良い成果を上げるためにお互いを尊重することができる。(A-7-1)
この科目は文理学部のDP及びCPの5,6,7に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【講義】
・授業資料をもとに基本的な事項について講義をおこなう。
・オンデマンド授業については、Blackboardを通して教材(パワーポイントを用いた授業動画)を配信する。
・授業で使用するプリントは、毎回Blackboardに掲載するので、各自事前にダウンロード・プリントアウトするなど準備すること(対面授業当日、紙媒体での配布はおこなわない。)
・各回の小テストについては、対面授業の場合には授業時間内に実施するので、ノートパソコン・タブレット等を持参し、Blackboardに接続できるようにすること。
・各回における小テストについては次週以降にBlackboardでフィードバックをおこなう。また、Blackboardの掲示板機能を通して「質問」等の機会を提供する。
【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】
(1)オンデマンドでの学修を認める要件
日本に入国できない留学生、遠方に居住している学生
(2)対面授業に参加できない場合
①オンデマンド教材をBlackboardで視聴し、学修する。
②小テストをBlackboardで受験する。
③教材、小テストはBlackboardに記載している期限内に視聴、受験する。
④小レポートはBlackboardで提出する。
履修条件 ※この科目は抽選科目になっているので、履修を希望する場合には抽選にエントリーすること。
授業計画
1 ガイダンス(ストレスと健康について)(A-5-1)【オンデマンド型授業】
【事前学習】現在の学生生活を振り返り、自分にとって課題となることを確認してノートにまとめておく。(A-5-1) (2時間)
【事後学習】授業内容、配布資料等を振り返り、ストレスとは何かについて整理し、ノートにまとめておく。(A-5-1) (2時間)
2 ストレスの発生と影響について(A-5-1)【対面授業】
【事前学習】自分自身や周囲の人々が抱えるストレスはどんなものか、また現代社会におけるストレスとはどんなものかについて考え、ノートにまとめておく。(A-5-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、ストレスが発生するしくみ、ストレスが私たち自身にどのように影響を及ぼすかについて整理し、ノートにまとめておく。(A-5-1) (2時間)
3 キャリアとストレスの関係について(A-5-1)【オンデマンド型授業】
各発達段階におけるストレス(A-5-1)
【事前学習】周囲の社会人などから聞き取りをおこない、社会人が抱えるストレスについてノートにまとめておく。(A-6-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を整理し、社会のあらゆる段階、場面でのストレスのあり方について整理し、ノートにまとめておく。(A-5-1) (2時間)
4 キャリアと自己理解(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【オンデマンド型授業】
【事前学習】自分自身や周囲の友人などが困っていることや悩んでいることについて聞き取りなどもおこない、ノートにまとめておく。(A-6-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、キャリアと自己理解についてノートにまとめておく。(A-6-1) (2時間)
5 メンタルヘルスのあり方について(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)
さまざまな精神疾患について(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【対面授業】
【事前学習】厚生労働省のHP「こころもメンテしよう」を閲覧し、こころの健康について調べてノートにまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、精神疾患についての理解を深めるとともに、自分自身や周囲の人のこころの健康について考えてみること。 (2時間)
6 ストレス関連疾患について(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)
心身症について(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【対面授業】
【事前学習】厚生労働省のHP「こころもメンテしよう」を閲覧し、ストレスと病気の関係について調べてノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)。 (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、周囲にストレス関連疾患や心身症で苦しんでいる人がいた場合、どのような理解と支援が必要となるかを考え、ノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
7 発達障がいの理解と対応について(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【対面授業】
【事前学習】厚生労働省のHP「発達障害の理解のために」を参照し、基本的なことをノートにまとめておく。(A-5-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、それぞれの発達障がいの特徴や当事者が困っていること、対応する際の留意点について整理し、ノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
8 大学での人間関係とコミュニケーションスキル(現在の学生生活に生かせること)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【対面授業】
【事前学習】大学生活において、人間関係構築やコミュニケーションが上手い人の言動を観察し、その特徴を自分なりにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、実際の大学生活を念頭に置いたアサーティブな対応について考え、ノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
9 キャリアについて考える(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)
就活とストレスの関係(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【オンデマンド型授業】
【事前学習】自分自身のキャリア、就職についての現時点での課題について考え、ノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、就職活動時や就職後のストレスとの向き合い方について整理し、ノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
10 今後の自らのキャリアとストレスの関係について考える(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【オンデマンド型授業・課題研究】
【事前学習】文理学部の就職状況、就職サポートセンターについてHPなどで調べて、ノートにまとめておく。(A-5-1) (2時間)
【事後学習】自分の就職活動やその後のキャリアについて考える。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
11 社会生活におけるコミュニケーションスキル(今後のキャリアの中で生かせること)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【オンデマンド型授業】
【事前学習】第8回「大学での人間関係とコミュニケーションスキル」の授業を振り返り、内容を確認し、重要な部分をノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、コミュニケーションスキルの面から、人間関係のあり方や関係構築の際に工夫できる点をまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
12 ストレスへの対処法、ストレスマネジメント(今後のキャリアの中で生かせること)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【オンデマンド型授業】
【事前学習】厚生労働省HP「こころもメンテしよう」を閲覧し、ストレスへの具体的な対処法について整理し、ノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、自分自身に合ったストレスへの対処法について考え、実践できるようノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
13 他者を理解するということ(人間学的な観点から)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【対面授業】
【事前学習】他者を理解するために重要なことについて考え、ノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、実際に自分の身近な人を理解できているかどうかを検証し、実際に周囲の人と相互理解について話し合う。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
14 授業の振り返りと授業内テスト(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【対面授業】
【事前学習】第1回から第13回までの内容を振り返り、重要な点を整理し、ノートにまとめておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
【事後学習】これまでの学習内容を整理し、理解が不足しているところを補足し、復習する。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
15 支援や治療へのアクセス(今後のキャリアに向けて)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)【対面授業】
【事前学習】厚生労働省HP「こころもメンテしよう」の「困ったときの相談先」を閲覧し、内容を確認しておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
【事後学習】授業内容や配布資料等を振り返り、自分自身や周囲の人たちが困ったとき、どのような支援にアクセスするのが良いのかを具体的に考え、整理しておく。(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1) (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 中野敬子 『ストレス・マネジメント入門第2版 自己診断と対処法を学ぶ』 金剛出版 2019年 第2版
ストレスマネジメントにおける自己診断とストレス対処法についてまとめられており、具体的な調査票により自己診断をしたい学生は参考にするとよい。
成績評価の方法及び基準 レポート:課題研究において提示されたレポートについて、求めるテーマと内容、提出状況をみて評価します。(10%)、授業内テスト:第14回の授業内テストで評価します。(50%)、授業参画度:授業に対する取り組みを小テストの解答状況等で評価します。(40%)
(1)授業内テストが受けられない場合、レポート課題の提出によって評価します。
(2)対面で授業に参加できない場合でも、小テストはBlackboard上で受験することができます。
オフィスアワー Blackboardの掲示板機能を通して質問することができます。
また、メールでの個別の質問にも対応します。
備考 科目の特性上、1年生の履修を優先します。

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