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学校図書館メディアの構成

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令和2年度以降入学者 学校図書館メディアの構成
令和元年度以前入学者 学校図書館メディアの構成
教員名 須永和之
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業
対面授業に参加できない学生は、以下の条件でBlackBoardでのオンデマンド方式の授業を認める。(1)オンデマンド方式の授業を認める要件:遠方に居住している学生(2)対面授業に参加できない学生は、対面授業の終了後、配信する授業資料でテーマに関する話題(トピック)を解説するので、それに基づきレポート作成する。要点をまとめるのではなく、テーマについて探求して考察したことを叙述する。
BlackboardのコースID:20224704
授業概要 学校図書館における資料の選択と収集の意義を問い、利用者である教員、児童生徒が資料を探せるように資料の組織化(分類、目録、件名)の方法について学び、情報のデジタル化・ネットワーク化の方向性についても学ぶ。
書籍流通業者(取次店)(株)大阪屋MARC(機械可読目録)の作成と公立図書館の分類・目録作業経験、筑波大学と図書館情報大学での図書館職員の実務経験があり、これらの実務経験に基づき、解説を行う。
授業のねらい・到達目標 学校図書館における資料の種類(図書、継続資料、視聴覚資料、電子資料など)を理解する。さらに資料の選択収集の方法について理解する。日本十進分類法(NDC)に基づく資料の主題(テーマ)による分類方法を理解する。日本目録規則(NCR)による資料の目録情報の記録の方法について理解する。「小学校件名標目表」「中学・高校件名標目表」おける件名とは何かを理解する。学校図書館のネットワーク化について理解できる。(A-2-3,A-3-3)

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP2,DP3及びカリキュラムポリシーCP2,CP3に対応している。
授業の方法 【講義】教科書に沿って、資料の分類と目録に関して講義を行なう。それぞれ概説した後に、実際の学校図書館で受け入れる図書資料を中心に分類の演習を行ない、目録に関しても目録作成の演習を行なう。また、課題を日本十進分類法、日本目録規則にしたがって客観的な観点から評価して、点数化して、必要な場合は評価についての解説を付して、フィードバックする。
履修条件 教職課程を履修していること。
授業計画
1 学校図書館リソーセスの種類と構成:メディアとリソーセスの定義、学校図書館法における図書館資料の定義【対面授業】
【事前学習】これまで経験した学校図書館を振り返りノートにまとめてくること。 (1時間)
【事後学習】学校図書館の資料とは何かを復習し、ノートに要点をまとめること。 (3時間)
2 学校図書館リソーセスの選択・収集:学校図書館の実態(図書購入費と学校図書館の面積),選択と廃棄の基準,図書館の自由に関する宣言と資料の選択収集の問題【対面授業】
【事前学習】学校図書館の役割を考えてノートにまとめてくること。 (1時間)
【事後学習】学校図書館で資料を選択する理由を復習し、ノートに要点をまとめること。 (3時間)
3 図書館資料の分類の意義と機能:分類の意義と分類法の歴史,日本十進分類法のしくみと補助表【対面授業】
【事前学習】学校図書館で資料がどのように置かれていたかを思い出してノートにまとめてくること。。 (1時間)
【事後学習】学校図書館での資料の分類方法を復習し、ノートに要点をまとめること。 (3時間)
4 日本十進分類法(NDC)の解説1【課題研究】
0類(総記)、1類(哲学・宗教)、2類(歴史・伝記・地理)
【事前学習】学校図書館の分類の仕方を考えてノートにまとめてくること。 (2時間)
【事後学習】日本十進分類法の0類から2類の分類記号を復習し、ノートに要点をまとめること。 (2時間)
5 日本十進分類法(NDC)の解説2【対面授業】
3類(社会科学)、4類(自然科学)、5類(技術)
【事前学習】日本十進分類法の仕組みについて学んでノートにまとめてくること。 (2時間)
【事後学習】日本十進分類法の3類から5類の分類記号を復習し、ノートに要点をまとめること。 (2時間)
6 日本十進分類法(NDC)の解説3【対面授業】
6類(産業)、7類(芸術)
【事前学習】日本十進分類法の仕組みについて学んでノートにまとめてくること。 (2時間)
【事後学習】日本十進分類法の6類から7類の分類記号を復習し、ノートに要点をまとめること。 (2時間)
7 日本十進分類法(NDC)の解説4と資料分類法演習(自習課題)【対面授業】
8類(言語)、9類(文学)、著者記号
【事前学習】日本十進分類法の仕組みについて学んでノートにまとめてくること。 (2時間)
【事後学習】日本十進分類法の8類から9類の分類記号と図書記号、著者記号を復習し、ノートに要点をまとめること。 (2時間)
8 日本目録規則(NCR)の解説1【対面授業】
図書の部位の名称,記入:アクセスポイント(標目、標目指示)と体現形の記録,その他の要素
【事前学習】図書館の目録システムを使って書誌情報について学んでノートにまとめてくること。 (1時間)
【事後学習】図書の部位の名称と記述、アクセスポイント(標目)の意味を復習し、ノートに要点をまとめること。 (3時間)
9 日本目録規則(NCR)の解説2【対面授業】
体現形の記録と書誌事項1 タイトルと責任表示,版,出版表示
【事前学習】図書の書誌情報とは何かを考えてノートにまとめてくること。 (1時間)
【事後学習】出版流通と図書の成り立ちを復習し、ノートに要点をまとめること。 (3時間)
10 日本目録規則(NCR)の解説3【対面授業】
記述と書誌事項2 キャリア(形態),シリーズ,注記など
【事前学習】図書館の目録システムを使って書誌情報について学んでノートにまとめてくること。 (2時間)
【事後学習】記述、標目の意味を復習し、ノートに要点をまとめること。 (2時間)
11 日本目録規則(NCR)の解説4【対面授業】
アクセスポイント(標目、標目指示)、相互参照を含む書誌コントロール
【事前学習】図書館の目録システムを使って書誌情報について学んでノートにまとめてくること。 (2時間)
【事後学習】アクセスポイント(標目)の表し方を復習し、ノートに要点をまとめること。 (2時間)
12 資料目録法演習:目録の作成【対面授業】
MARCとOPACの解説と利用目録の意義と機能
【事前学習】図書館の目録システム(OPAC)について学んでノートにまとめてくること。 (2時間)
【事後学習】MARCとOPACの意味を復習し、ノートに要点をまとめること。 (2時間)
13 目録作成の演習,件名標目とその活用,分類記号と件名標目【課題研究】
【事前学習】図書館の分類記号について復習してノートにまとめてくること。 (2時間)
【事後学習】分類記号と件名の違いについて復習し、ノートに要点をまとめること。 (2時間)
14 多様な学習環境と学校図書館リソーセスの配置【対面授業】
【事前学習】図書館の資料と利用について考えてノートにまとめてくること。 (1時間)
【事後学習】図書館の資料を探索して利用するための工夫を考えて、ノートに要点をまとめること。 (3時間)
15 講義の総括(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)【対面授業】
【事前学習】資料の選択、分類、目録、件名について学んでノートにまとめてくること。 (1時間)
【事後学習】図書館の整理業務について復習し、ノートに要点をまとめること。 (3時間)
その他
教科書 志保田務ほか 『分類・目録法入門』 第一法規 2020年 第新改訂6版
教科書の改訂6版が2020年2月に刊行されました。教科書を購入して、講義に臨んでください。講義の内容が膨大になるので、是非とも教科書の内容を熟知してほしい。
参考書 日本図書館協会 『日本十進分類法』 日本図書館協会 2015年 第新訂10版
日本図書館協会 『日本目録規則1987年版』 日本図書館協会 2006年 第改訂3版
日本図書館協会 『日本目録規則2018年版』 日本図書館協会 2018年
日本図書館協会 『日本十進分類法新訂10版簡易版』 日本図書館協会 2018年
高額なので購入する必要は無い。公立図書館・大学図書館で所蔵しているが貸出不可の場合が多いので、講義の前後に参照して、学習に役立ててほしい。
日本目録規則2018年版は、次のサイトでPDF版を閲覧できる。図書以外の資料・情報についても叙述されているので、専門家でも理解するのが難しいと言われている。https://www.jla.or.jp/committees/mokuroku/ncr2018/tabid/787/Default.aspx
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、レポート:分類記号と目録作成の課題(10%)、授業参画度:講義に対する姿勢(質問の内容)(10%)
課題の提出と試験の評価点で最終評価する。
(1)対⾯授業に参加できない場合の要件を満たし,オンデマンド方式で参加した場合,課題の提出によって評価する。 (2)授業内試験を受けられない場合,レポートの提出によって評価する。
オフィスアワー sunaga@kokugakuin.ac.jp
質問に誠実に応対するつもりですが、十分に対応できないこともあります。ご了承ください。
受講者全員に知らせる必要がある場合、Blackboardで連絡します。
備考 sunaga@kokugakuin.ac.jp
質問に誠実に応対するつもりですが、十分に対応できないこともあります。ご了承ください。
受講者全員に知らせる必要がある場合、Blackboardで連絡します。

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