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令和2年度以降入学者 | 博物館資料保存論1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 博物館資料保存論1 | ||||
教員名 | 佐野千絵 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:20221741 |
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授業概要 | 博物館・美術館では実物資料を展示で活用するとともに、保存をしている。賢明な利活用を行うためには博物館資料を常に良好な保存環境下で管理しなければならない。その方法について、博物館美術館環境についての調査助言の経験を持つ教員が、実務経験をもとに、基礎知識や博物館の実践について授業を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 博物館・美術館に収蔵された資料は公共財の側面を持つ。それらを保存し活用するためには、常に博物館資料を良い状態であるよう管理することが求められる。その達成のため、博物館資料の材料と構造、受けやすい劣化を説明することができ、博物館の場で調査や劣化防止対策を実践できることを目標とする。 到達目標 1. 文化財の材料と構造、製作技法を説明でき(A-1-1) 2. 文化財の劣化要因とその影響を解説できる(A-3-1) 3. 定期的に観察・記録することができる(A-4-1) 4. 関係法令を調べ、文化財保護との関係を解説できる(A-1-1) 5. チームで活動することができる 到達目標の観点 ・文化財調査の倫理綱領を説明できる(A-1-2) ・正しい測定方法を説明できる(A-4-1) ・測定器の限界をカタログから調べることができる(A-3-1) ・測定器の校正を説明できる(A-3-1) ・薬剤の危険性を調べて説明できる(A-3-2) ・報告書に使われる単位を説明、必要な場合には換算できる(A-4-2) この科目は文理学部のDP及びCP1,3,4に対応しています。 |
授業の方法 | (1)授業の形式:【講義】 対面授業 教科書の基本事項を説明する。緊急時には、Zoomによるライブ中継を行うこともある。 配布資料、課題掲示や提出物の送受信は、Blackboardを用いる。初回授業開始までにBlackboard のコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの”連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 毎回の授業前(1回目を除く)に、PDFで配布する配布資料等を確認し、目を通して質問など分からない点をまとめておくこと。 授業最後に毎回、知識の確認のための小テストを受講すること。小テスト受講、リアクションペーパー(100字程度、授業当日締め切り)提出をもって、授業参画度を評定する。 前期で3回程度、授業内容に関連する調査例や事例について調べてレポート作成を適宜実施する。レポート課題締め切りは適宜、Blackboardで告知する。 小テスト・レポートについては、返却しないが、翌週以降随時、重要なものに対して解説・コメントを行う。 (2)対面授業に参加できない学生の代替方法 以下の学生は、Zoomでの参加を認める。 ①学部への事前の申請で認可された学生(詳細は学部へ相談のこと) ・新型コロナウィルス感染症への対策により入国できない外国人留学生 ・経済的な理由により通学が困難な学生 など ②体調不良者 事前に教員あてに連絡・相談すること(当日も可) その他、教員が認めたものについては、当日授業の録画(オンデマンド型、配信期間に制限あり)を、Blackboardで受講できる。 ・大学の行事等で必要不可欠な役割がある学生で、行事が開講時間と重なった場合 Blackboardに掲示された小テスト(掲出開始は当該授業日の14時以降を予定)を当該授業日中に受験し、リアクションペーパーを当該授業日中に提出のこと。レポートはBlackboardに掲示された締め切り日までに提出のこと。グループワークについては、Zoomで当該授業日に参加すること。期末試験はZoomで本人確認をし、Blackboard経由で試験問題を配布し、解答後提出する形式で、当該授業日に実施する。 当該授業日に、教員側の機材不備などにより視聴に問題があった場合には、オンデマンド授業を別途配信するので、配信期間などに関する連絡事項等をチェックすること。 |
授業計画 | |
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1 |
博物館資料とは何か、博物館資料の価値、博物館資料の保存の目的と意義(A-1-1, A-1-2)
【事前学習】シラバスを読んで授業の概要を把握する (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
2 |
文化財保護・保存研究の歴史(A-1-1, A-1-2)
【事前学習】配布資料に目を通し、質問することをまとめておく (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
3 |
博物館資料の劣化要因と損傷(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】配布資料に目を通し、質問することをまとめておく (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
4 |
博物館資料の材質および製作技法-日本画・油画-(A-4-1, A-4-2)
【事前学習】配布資料に目を通し、質問することをまとめておく (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
5 |
博物館資料の材質および製作技法-歴史史料-(A-4-1, A-4-2)
【事前学習】配布資料に目を通し、質問することをまとめておく (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
6 |
博物館資料の材質および製作技法-立体-(A-4-1, A-4-2)
【事前学習】配布資料に目を通し、質問することをまとめておく (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
7 |
博物館資料の材質および製作技法-工芸品-(A-4-1, A-4-2)
【事前学習】配布資料に目を通し、質問することをまとめておく (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
8 |
博物館資料の材質および製作技法-考古資料-(A-4-1, A-4-2)
【事前学習】配布資料に目を通し、質問することをまとめておく (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
9 |
博物館資料の材質および製作技法-グループ学習-(A-4-2)
【事前学習】材料、製作技法を調べたい対象候補をまとめておく (3時間) 【事後学習】グループディスカッションを深める (1時間) |
10 |
博物館資料の材質および製作技法-発表-(A-4-2)
【事前学習】発表用資料をグループで作成する (3時間) 【事後学習】授業内容を復習する (1時間) |
11 |
博物館の温湿度管理1(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】教科書のp6~16、p17~25,p36~43を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
12 |
博物館の温湿度管理2(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】教科書のp26~36を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
13 |
博物館の照明制御(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】教科書のp45~65ページを通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
14 |
博物館の生物被害防止(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】教科書のp94~97,p102~113を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
15 |
博物館の空気環境制御(A-3-1, A-3-2)
【事前学習】教科書のp74~84を通読し、理解できなかった点、質問内容をノートにまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容を復習し、解決できなかった質問をリアクションペーパーにまとめ提出する (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 三浦定俊、佐野千絵、木川りか 『文化財保存環境学第2版』 朝倉書店 2016年 第2版 |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | 試験(10%)、レポート:レポートは内容、提出状況をみて評価します。前期で3回程度実施します。(30%)、授業参画度:授業参画度は、小テストの受験状況とリアクションペーパーで評価します。(30%)、グループ学習、ペアワークなどでディスカッションを深めて、その内容を発表する機会を設けます。(30%) 対面授業に参加できない学生は、以下の対応を行う。 (1)期末試験はZoomで本人確認をし、Blackboard経由で試験問題を配布し、解答後提出する形式で、当該授業日に実施する。 (2)レポートはBlackboardに掲示された締め切り日までに提出のこと。 (3)Blackboardに掲示された小テスト(掲出開始は当該授業日の14時以降を予定)を当該授業日中に受験し、リアクションペーパーを当該授業日中に提出のこと。 (4)グループワークについては、Zoomで当該授業日に参加すること。 |
オフィスアワー | 授業期間中の質問等は、メールやBlackboardを用いて随時受け付けます。 |