検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 倫理学基礎講読1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 倫理学基礎講読1 | ||||
教員名 | 磯部笑子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1・2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) BlackboardコースID : 金曜5限 → 20220591 |
---|---|
授業概要 | 古典的功利主義に位置付けられている、ベンサムとミルの著作を精読し、現代における功利主義の可能性を探る。 |
授業のねらい・到達目標 | ・ベンサムとミルの著作を精読し、比較することにより、功利主義について考える力が身につく。 ・ベンサムは量的功利主義、ミルは質的功利主義といわれている。その独自性が著作のどこの部分に書かれているのかを丹念に調べ、議論をすることによって、功利主義に対する理解を深めることができる。 ・1年次の「自主創造の基礎」で学ぶレポートの作成法を生かし、文献講読によって倫理学の問題を自らの視点で考察する力を養うことで、4年次の卒業論文につながる文章表現力を身につけることができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP 及びカリキュラムポリシー CP の 4, 5, 6, 7, 8 に対応しています。 ・文献や資料の読解・解釈を通じて,哲学の代表的な問題を理解し,説明することができる (A-4-1)。 ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直す意欲を持つことができる(A-5-1)。 ・他人の意見が自分の意見とは異なっていても,それを尊重しながら聞く姿勢を示すことができる(A-6-1)。 ・学修活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる(A-7-1)。 ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A-8-1)。 |
授業の方法 | ・授業の形式:【演習】 ・教科書に従って授業を進める。 ・グループに分かれ、レジュメを作成する。 ・各グループで作成したレジュメを発表し、その内容について全員で議論する。 ・対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生は課題研究での参加を認める。 (1)課題研究での参加を認める要件:日本に入国できない留学生,遠方に居住している学生 (2)対面授業に出席できない場合:①(1)の要件を満たす学生は、第1回目の授業開始前に、出席できない旨を教員に連絡する。 ②各回の範囲を読み、小レポートを作成し、授業当日の23:59までにBlackboardに提出する。 ・レポートは添削して返却する。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
---|---|
1 |
授業の説明【対面授業】 グループ分け,各回のレジュメ作成について 【事前学習】時間割、シラバス、学部要覧をよく読み、個人の時間割案を作成しておくこと。 (1時間) 【事後学習】古典的功利主義について調べておくこと。 (1時間) |
2 |
ベンサムとミルの功利主義について【対面授業】
【事前学習】配信された資料に目を通しておく(A-4-1)。 (1時間) 【事後学習】ベンサムの配布資料を読んでおく(A-4-1)。 (1時間) |
3 |
該当箇所のレジュメを作成・資料収集【課題研究】
【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
4 |
『道徳および立法の諸原理序説』①【対面授業】 功利性の原理について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】功利性の原理について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
5 |
『道徳および立法の諸原理序説』②【対面授業】 快楽と苦痛の4つの源泉について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】快楽と苦痛の4つの源泉について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
6 |
『道徳および立法の諸原理序説』③【対面授業】 快楽と苦痛の計算方法について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】快楽と苦痛の計算方法について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
7 |
『道徳および立法の諸原理序説』④【対面授業】 快楽と苦痛の種類 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】快楽と苦痛の種類について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
8 |
『道徳および立法の諸原理序説』⑤【対面授業】 動機について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】動機について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
9 |
『功利主義』①【対面授業】 正と不正の判断基準について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】正と不正の判断基準について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
10 |
『功利主義』②【対面授業】 功利主義について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】ミルの功利主義について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
11 |
『功利主義』③【対面授業】 道徳的行為を導く動機について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】道徳的行為を導く動機について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
12 |
『功利主義』④【対面授業】 効用の原理について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】効用の原理について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
13 |
『功利主義』⑤【対面授業】 正義と効用について 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】正義と効用について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
14 |
ディスカッション【対面授業】 これまでの発表に基づいてディスカッションを行う 【事前学習】該当範囲のレジュメを作成する。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】量的功利主義と質的功利主義について、自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
15 |
レポート作成・提出【課題研究】 総括 【事前学習】これまでにまとめたノートを読み返し、講読によって得た自分の見解をレポートにまとめる(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】15回の授業で議論した内容を振り返り、レポートを作成する仕方をまとめておく(A-8-1)。授業内で紹介されたリアクションペーパーの内容を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | J.S.ミル 『功利主義』 岩波書店 2021年 第2版 ベンサムの資料を適宜配布する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度:レジュメ・議論(50%) 授業参画度は、レジュメの作成と議論を通して、「省察力(A-8-1)」を評価し、レポートは「問題発見・解決力(A-4-1)」を評価する。 対面授業に参加できない場合の要件を満たし、課題研究で参加した場合、課題の提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 授業終了後・木曜2限 助教室(2号館11階) |