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令和2年度以降入学者 | 倫理学基礎講読2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 倫理学基礎講読2 | ||||
教員名 | 磯部笑子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1・2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) BlackboardコースID : 金曜5限 → 20223530 |
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授業概要 | 自由主義の古典であるミルの『自由論』を精読し、功利主義的観点からの「自由」を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | ・「公共の利益」と「個人の自由」を探究することで、「他者危害原則」に基づく自己決定について理解することができる。 ・「他者危害原則」と「パターナリズム」の問題点についてディスカッション・グループワークによって探究し、最終的に自らの視点からレポートを作成できるようになる。 ・1年次の「自主創造の基礎」で学ぶレポートの作成法を生かし、文献講読によって倫理学の問題を自らの視点で考察する力を養うことで、4年次の卒業論文につながる文章表現力を身につけることができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP 及びカリキュラムポリシー CP の 4, 5, 6, 7, 8 に対応しています。 ・文献や資料の読解・解釈を通じて,哲学の代表的な問題を理解し,説明することができる (A-4-1)。 ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直す意欲を持つことができる(A-5-1)。 ・他人の意見が自分の意見とは異なっていても,それを尊重しながら聞く姿勢を示すことができる(A-6-1)。 ・学修活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる(A-7-1)。 ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A-8-1)。 |
授業の方法 | ・授業の形式:【演習】 ・教科書に従って授業を進める。 ・グループに分かれ、レジュメを作成する。 ・各グループで作成したレジュメを発表し、その内容について全員で議論する。 ・対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生は課題研究での参加を認める。 (1)課題研究での参加を認める要件:日本に入国できない留学生,遠方に居住している学生 (2)対面授業に出席できない場合:①(1)の要件を満たす学生は、第1回目の授業開始前に、出席できない旨を教員に連絡する。 ②各回の範囲を読み、小レポートを作成し、授業当日の23:59までにBlackboardに提出する。 ・レポートは添削して返却する。 |
授業計画 | |
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1 |
導入と学修計画立案【対面授業】 グループ分け,担当回の決定 【事前学習】時間割、シラバス、学部要覧をよく読み、個人の時間割案を作成しておくこと。 (1時間) 【事後学習】ベンサムとミルが生きた時代背景を調べておくこと。 (1時間) |
2 |
功利主義と自由主義【対面授業】
【事前学習】教科書に目を通しておく(A-4-1)。 (1時間) 【事後学習】『自由論』を読んでおく(A-4-1)。 (1時間) |
3 |
レジュメ作成と資料収集【課題研究】
【事前学習】教科書の該当ページを確認し、資料を収集する(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】読んだ部分について自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
4 |
第1章「はじめに」①【対面授業】 多数派の専制について 【事前学習】第1章前半部を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】読んだ部分について自分の考えをノートにまとめておく (A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
5 |
第1章「はじめに」【対面授業】 自由の制度について 【事前学習】第1章後半部を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく。 (1時間) 【事後学習】読んだ部分について自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
6 |
第2章「思想と言論の自由」①【対面授業】 出版の自由・言論の自由について 【事前学習】第2章42-65ページを読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。 (1時間) |
7 |
第2章「思想と言論の自由」②【対面授業】 刑罰について 【事前学習】第2章65-88を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】読んだ部分について自分の考えをノートにまとめておく (A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
8 |
第2章「思想と言論の自由」③【対面授業】 道徳的教義と宗教的教義について 【事前学習】第2章88-111を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】読んだ部分についてノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
9 |
第2章「思想と言論の自由」④【対面授業】 道徳的真理について 【事前学習】第2章111-134を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
10 |
第3章「幸福の要素としての個性」①【対面授業】 欲望と衝動について 【事前学習】第3章前半部を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
11 |
第3章「幸福の要素としての個性」②【対面授業】 個性について 【事前学習】第3章後半部を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
12 |
第4章「個人にたいする社会の権威の限界」①【対面授業】 個人の権限について 【事前学習】第4章前半部を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
13 |
第4章「個人にたいする社会の権威の限界」①【対面授業】 社会的権利について 【事前学習】第4章後半部を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
14 |
第5章「原理の適用」【対面授業】 二つの公理について 【事前学習】第5章を読んでおく(A-4-1)。不明な点、共感できる点をノートにまとめておく(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】自分の考えをノートにまとめておく(A-5-1,A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
15 |
学期末レポート提出【課題研究】 総括 【事前学習】これまでにまとめたノートを読み返し、講読によって得た自分の見解をレポートにまとめる(A-8-1)。 (1時間) 【事後学習】15回の授業で講読した内容を振り返り、文献講読によってレポートを作成する仕方をまとめておく(A-8-1)。授業内で紹介されたアンケートの結果を整理しておく(A-6-1)。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 『自由論 (ミル)』 2020年 第8版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:リアクションペーパー(50%)、発表(50%) 授業参画度は、リアクションペーパーの内容によって、「リーダーシップ・協働力(A-7-1)」を評価する。また、レジュメの作成を通して、「省察力(A-8-1)」を評価し、発表は「問題発見・解決力(A-4-1)」を評価する。 対面授業に参加できない場合の要件を満たし、課題研究で参加した場合、課題の提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 授業終了時 2号館11階助教室 |
備考 | レポート提出には、Blackboardを使用する。 |