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令和2年度以降入学者 | 宗教史2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 宗教史2 | ||||
教員名 | 興津香織 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1・2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard コースID:20223536 |
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授業概要 | 日本の宗教史について、その流れと基本的な知識を学習する。宗教史2(本講義)では近世以降を扱う。キリスト教の伝来や近世の仏教と神道と儒教との関係性や神仏分離、新宗教誕生などの歴史的変遷を辿り、現代の日本における宗教との関連・影響などを見ていく。それ以前の時代については宗教史1にて扱う。宗教史1における知識が必要となるので、通年で受講することが望ましい。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本の諸宗教について、歴史的変遷や影響関係などを含めた基本的な知識を習得できる。専門的な学習を進めていくための基礎作りのみならず、日本宗教についての知識を深め、様々な文化や宗教への相互理解に役立たせる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応しています。 真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づい て,人間と社会の倫理的な 課題を理解し,説明することができる。(A-1-2) 思想・芸術・宗教の観点から,世界の現状をその歴史 的背景とともに理解することができる。(A-2-2) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 教科書に沿った基本的な事項を配付する資料も加えて解説し、理解度を測るため毎回の課題として要点をまとめてもらう。課題については翌週に解説と全体講評を行う。 対面授業に参加出来ない場合:対面授業終了後、Blackboardに記載する期日までに動画を視聴し課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
序説:授業の進め方や評価に関する概要 七福神とインドの神々、中世から近世への導入的な説明(A-1-1) 【事前学習】シラバスを読み、近世以降の日本宗教について自分の関心がどこにあるのか考えておく (1時間) 【事後学習】教科書、配付資料を熟読し、中世から近世の日本宗教の流れについて、不明な点があれば調べておく (2時間) |
2 |
キリスト教の伝来と展開(A-1-2)
【事前学習】教科書「キリシタンの衝撃」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (1時間) 【事後学習】日本へのキリスト教の伝来について、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
3 |
近世社会と仏教Ⅰ:宗教統制(A-2-1)
【事前学習】教科書「宗教統制と権力者崇拝」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】江戸時代における宗教の取り扱いについて、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
4 |
近世社会と仏教Ⅱ:学問奨励と社会への浸透(A-2-2)
【事前学習】江戸時代の学問と社会への学問の浸透に関する配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】江戸時代における学問の取り扱いについて、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
5 |
近世の神道Ⅰ:近世社会の成立と神道(A-1-2)
【事前学習】教科書「世俗の中の宗教」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】近世の神道について、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
6 |
近世の神道Ⅱ:神・儒・仏の交渉(A-2-2)
【事前学習】教科書「神仏から神儒へ」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】神道と儒教、仏教との関係性について、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
7 |
近世から近代へ(A-2-2)
【事前学習】教科書「国学から神道へ」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】国学と神道の関係性について、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
8 |
神仏分離と国家神道(A-2-2)
【事前学習】教科書「国家神道と諸宗教」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】明治政府の宗教の取り扱いについて、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
9 |
民衆宗教(A-1-2)
【事前学習】教科書「民衆宗教の世界」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】近世末期の宗教について、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
10 |
近代社会と宗教Ⅰ:新宗教運動、教派神道(A-1-2)
【事前学習】民衆に支持される新宗教運動についての配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】近世末期から明治初期の宗教について、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
11 |
近代社会と宗教Ⅱ:教派神道、神道系以外の新宗教、キリスト教と近代社会(A-2-2)
【事前学習】明治期の宗教についての配付資料を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】教派神道について、教科書、配付資料を熟読し、まとめておく (2時間) |
12 |
戦争と宗教(A-1-2)
【事前学習】教科書「戦争へ向かう時代の中で」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】昭和初期から戦時下の日本宗教について、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
13 |
戦後の宗教(A-2-1)
【事前学習】教科書「日本宗教の現在」の部分を読んで不明な点を明確にしておく (2時間) 【事後学習】戦後から現代における日本宗教について、教科書、配付資料を熟読し、不明な点があれば調べておく (2時間) |
14 |
日本における近世の宗教についての文化史を扱った映像資料を鑑賞し、日本宗教史における近世を具体的にイメージしていく。(A-1-2)
【事前学習】戦国時代から近世、近代から現代へと続く日本宗教の歴史的変遷を復習して自分でまとめてみる (3時間) 【事後学習】事前学習において自分でまとめた内容を見直し、主立った宗派について確認する (3時間) |
15 |
授業内試験と解説(A-2-2)
【事前学習】第一回から第十四回で学んだ日本宗教の流れを復習して説明できるようにしておく (3時間) 【事後学習】これまで学んだすべての内容について整理し、これまでの学修を踏まえて、自分の関心がどう変化したか、どこを深めていきたいか考えてみる (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 末木文美士 『日本宗教史 (岩波新書)』 岩波書店 2006年 第1版 |
参考書 | 清水正之 『日本思想全史 (ちくま新書)』 筑摩書房 2014年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:授業内テストは全講義内容の中から出題する論述形式(最終回実施)(50%)、授業参画度:授業参画度は毎回の課題(授業内容についての要点のまとめ)により評価(50%) 授業内試験を受けられない場合、理解度を測るためのテーマ(授業内テストとも関連するので現時点では内容は示さない)について2本レポートを提出する。 |
オフィスアワー | Blackboardやメールを通しての質疑応答を行う。 |