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令和2年度以降入学者 | 倫理学演習1 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 倫理学演習1 | ||||
教員名 | 磯部笑子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) BlackboardコースID : 火曜4限 → 20220604 |
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授業概要 | 応用倫理学の一分野である生命倫理について、議論を通して「自律尊重主義」「無危害」「善行」「正義」の4原則との関わりと問題点を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | ・生殖補助医療や安楽死、遺伝子操作等に関わる技術について調べることで、その問題点を指摘できるようになる。 ・規範倫理学の観点から、議論できるようになる。 ・他人の意見を傾聴することにより、自分の考えを端的に述べることができるようになる。 ・1年次の「自主創造の基礎」で学ぶレポートの作成法を生かし、4年次の卒業論文につながる文章表現力を身につけることができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシー DP 及びカリキュラムポリシー CP の3, 5, 6, 7, 8 に対応しています。 ・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる(A-3-3)。 ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直し,自らの思想的課題を設定して,それに挑戦することができる(A-5-2)。 ・自分の意見を他人に対してわかりやすく伝えることができる(A-6-2)。 ・学修活動のみならず,日常生活においても,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる(A-7-2)。 ・他者の評価を謙虚に受け止めながら,自分の学修経験を振り返り,分析していくことができる(A-8-2)。 |
授業の方法 | ・授業の形式:【演習】 ・教科書に従って、各項目のレジュメを作成する。 ・レジュメをもとに、議論を行う。 ・最終的に、生命倫理の様々な問題について、どのように解決すべきか、自分の意見をまとめたレポートを提出する。 ・レジュメのフィードバックは、授業中にコメントする形で行う。 ・期末レポートのフィードバックは、Blackboardのコメント欄に記載する。 ・対面授業に参加できない場合、以下の要件を満たす学生は課題研究での参加を認める。 (1)課題研究での参加を認める要件:日本に入国できない留学生,遠方に居住している学生 (2)対面授業に出席できない場合:①第1回目の授業開始前に、出席できない旨を教員に連絡する。 ②シラバスに掲載している教科書の項目について、図書館等で該当の資料を調べ、1,600字程度のレジュメを作成し、授業当日の23:59までにBlackboardに提出する。 ③提出されたレジュメには、Blackboardのコメント欄にてフィードバックする。 |
授業計画 | |
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1 |
導入と学修計画立案【対面授業】 各回の担当者の決定 【事前学習】時間割、シラバス、学部要覧をよく読み、個人の時間割案を作成しておくこと。 (1時間) 【事後学習】割り当てられた部分を精読しておくこと。 (1時間) |
2 |
第1章:生命倫理の基本構造 (A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 生命倫理の歴史,規範倫理学との関係 【事前学習】第1章を読んでおく。疑問に感じた点を、ノートにまとめておくこと。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
3 |
第2章以降の資料収集とレジュメ作成【課題学習】
【事前学習】第2章以降のレジュメ作成に必要な資料の収集をしておくこと。各回のレジュメを作成しておくこと。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
4 |
第2章:臨床倫理と医療におけるコミュニケーション (A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 臨床倫理とは/臨床倫理における事例検討の形態/医療におけるコミュニケーション/インフォームド・コンセント/医療メディエーション 【事前学習】第2章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
5 |
第3章:ケアとケアの倫理【対面授業】 ケア/医療におけるケア/ケアの倫理 【事前学習】第3章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
6 |
第4章:生殖補助医療 (A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 生殖補助医療とは/生殖補助医療をめぐる倫理的問題/生殖補助医療の適用拡大 【事前学習】第4章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
7 |
第5章:人工妊娠中絶と出生前診断、着床前診断(A-5-2,A-6-2)【対面授業】 人工妊娠中絶/出生前診断/着床前診断 【事前学習】第5章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
8 |
第6章:子どもの医療(A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 子どもの定義と小児医療の特色/子どもの自己決定権と意思決定をめぐる倫理/子どもの治療をめぐる問題/子どもに関する医学研究をめぐる倫理的問題 【事前学習】第6章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
9 |
第7章:高齢者医療と認知症(A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 超高齢社会の現状と高齢者医療の特徴/超高齢社会における生命倫理/超高齢社会にふさわしい医療に向けた課題 【事前学習】第7章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
10 |
第8章:終末期医療と尊厳死(A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 終末期医療と終末期ケア/ホスピスと緩和ケア/尊厳死/終末期医療をめぐる倫理的課題 【事前学習】第8章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
11 |
第9章:安楽死と医師による自殺幇助 (A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 安楽死と医師による自殺幇助/安楽死に関する日本の動向/安楽死と医師による自殺幇助に関する諸外国の動向/安楽死と医師による自殺幇助の倫理的課題 【事前学習】第9章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
12 |
第10章:脳死と臓器移植 (A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 脳死臓器移植の歴史と現状/倫理的問題点 【事前学習】第10章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
13 |
第11章:遺伝子医療(A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 遺伝医学の進歩とその所産/各種の遺伝子検査とその問題点/発症前診断と非発症保因者診断/遺伝子医療を支える遺伝カウンセリング/DTC遺伝子検査 【事前学習】第11章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
14 |
第12章:再生医療(A-5-2,A-6-2) 【対面授業】 再生医療について/再生医療の現状/再生医療に係る倫理的問題 【事前学習】第12章の内容について、資料に基づいてレジュメを作成する。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
15 |
学期末レポートの作成・提出【課題学習】
【事前学習】これまでのレジュメを復習する。レポート作成の準備をしておくこと。 (1時間) 【事後学習】分かった点、疑問点をノートにまとめておく(A-8-2)。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 霜田求 『テキストブック生命倫理』 法律文化社 2022年 第2版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度:レジュメ(50%) レジュメは「論理的・批判的思考力(A-3-3)」を評価する。 対面授業に参加できない場合の要件を満たし、課題研究で参加した場合、課題の提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 授業終了時・木曜2限 2号館11階助教室 |
備考 | レポート提出には、Blackboardを使用する。 |