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令和2年度以降入学者 | 美学演習6 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 美学演習6 | ||||
教員名 | 櫻井一成 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | Blackboard コースID:金曜2限→20223545 授業はzoomを用いてリアルタイムで行う予定ですが、状況が許せば対面での授業に切り替えたいと考えています。 |
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授業概要 | カイヨワ『遊びと人間』を読む 「遊び」は美学の重要テーマであるが、ゲーム研究の隆盛とともに「遊び」への学問的関心はますます高まっているようである。この授業では遊び論の名著であり、近年のゲーム研究でもたびたび言及されるカイヨワの『遊びと人間』を学生と共に精読していく。時間に余裕があれば、現代の遊び論の著作についても折に触れて紹介していくつもりである。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、以下のことを目標としています。 ・芸術を語ることばや芸術経験のうちには、謎やパラドクスが含まれていることに気づく。 ・哲学的問題をみずからの頭で考えることや、意見の異なる他人と議論することの楽しさを知り、そのための技術を獲得する。 ・遊びの類型を理解し、現実の事象の分析に役立てることができる。 ・人間にとっての遊びの意義を多角的に理解し、他者や社会に自らの知見を還元する。 この科目は文理学部(学士(文学)のDP3,DP5-8及びCP3, CP5-8に対応しています。 ・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる。(A-3-3) ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直し,自らの思想的課題を設定して,それに挑戦することができる。(A-5-2) ・自分の意見を他人に対してわかりやすく伝えることができる。(A-6-2) ・学修活動のみならず,日常生活においても,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる。(A-7-2) ・他者の評価を謙虚に受け止めながら,自分の学修経験を振り返り,分析していくことができる。(A-8-2) |
授業の方法 | 授業の形式【演習】 各回ごとに担当者を決め、レジュメを作成した上で発表を行ってもらいます。 発表後、デイスカッションを行います。不明点や新たな問題が出てきた場合は、新たに担当者を決めて調査をしてもらう場合があります。 講読がある程度進んだ段階で、これまでに読んだ部分の要約を作成してもらいます(発表担当者は任意提出の予定)。 期末に小論文を書いてもらいます。 なお、授業計画は参加者の能力や関係する講義の進捗状況に応じて、変更されることがあります。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】シラバスを読み、授業全体の流れを把握する。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読する。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
2 |
前期に扱った部分の復習 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】テキストの全体を概観し、興味のある部分を見つける。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読する。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。授業で提示された問題について考える。 (2時間) |
3 |
「第七章 模擬と眩暈」(遊びと文化の相互依存)についての発表と質疑応答 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、疑問点や思いついたことをまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】質疑を吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
4 |
「第七章 模擬と眩暈」(仮面と失神)についての発表と質疑応答 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、疑問点や思いついたことをまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】質疑を吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
5 |
「第八章 偶然と競争」(変遷)についての発表と質疑応答 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、疑問点や思いついたことをまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】質疑を吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
6 |
「第八章 偶然と競争」(能力と運)についての発表と質疑応答 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、疑問点や思いついたことをまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】質疑を吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
7 |
「第八章 偶然と競争」(代理)についての発表と質疑応答 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、疑問点や思いついたことをまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】質疑を吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
8 |
これまでに読んだ部分の要約の作成(課題研究授業)
【事前学習】これまでに扱った部分を再読する(A-8-2)。 (2時間) 【事後学習】要約を作成する(A-3-3、A-8-2) (2時間) |
9 |
「第九章 現代社会への再湧出」についての発表と質疑応答 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、疑問点や思いついたことをまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】質疑を吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
10 |
「補論一 偶然の遊びの重要性」についての発表と質疑応答 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、疑問点や思いついたことをまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】質疑を吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
11 |
「補論三 遊びと聖なるもの」についての発表と質疑応答 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、疑問点や思いついたことをまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】質疑を吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間) |
12 |
これまでに読んだ部分の要約の作成(課題研究授業)
【事前学習】これまでに扱った部分を再読する(A-8-2)。 (2時間) 【事後学習】要約を作成する(A-3-3、A-8-2) (2時間) |
13 |
現代の遊び論の紹介——松永伸司『ビデオゲームの美学』1 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】ビデオゲームにはどのような種類があるか考える(A-3-3)。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読する(A-8-1)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-5-1)。授業で提示された問題について考える(A-5-1、A-6-1)。 (2時間) |
14 |
現代の遊び論の紹介——松永伸司『ビデオゲームの美学』2 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】ビデオゲームの遊びとしての特殊性について考えてみる(A-3-3)。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読する(A-8-1)。授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく (A-5-1)。授業で提示された問題について考える(A-5-1、A-6-1)。 (2時間) |
15 |
小論文執筆のためのガイダンス 【Zoomによる双方向型授業】 【事前学習】これまでに扱った部分を再読する(A-8-2)。 (2時間) 【事後学習】小論文を構想し、執筆する(A-3-3、A-5-2、A-6-2) (6時間) |
その他 | |
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教科書 | ロジェ・カイヨワ 『遊びと人間』 講談社学術文庫 1990年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末に小論文を書いてもらいます(50%)、授業参画度:発表を行なったか、質疑に参加したか、要約を提出したか(50%) |
オフィスアワー | アポイントメントによる。 |