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令和2年度以降入学者 | 哲学課題研究2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 哲学課題研究2 | ||||
教員名 | 長綱啓典 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 BlackboardコースID:20223547 |
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授業概要 | この授業では近代日本におけるセクシュアリティに関する言説を調査・分析します。その際、ミシェル・フーコー(Michel Foucault, 1926-1984)の方法論にならい、①その言説はどのように語られているのか、②その言説はどのような力(権力)関係にもとづいているのか、③その力(権力)関係はどのような知と結びついているのか、という三つの点に着目します。その最終的な目的は(セクシュアリティ言説に限らず)哲学の研究方法をしっかりと身に付けることです(個別的・具体的な目的については下記の「授業のねらい・到達目標」をご覧ください)。この目的を達成するため、この「哲学課題研究2」では学生は各自の関心に基づいて研究テーマを設定し、それに関する一次文献および二次文献を調査し、その結果をレポートにまとめます。ここでは、「哲学課題研究1」での学修をふまえて、学生各自が自律的にレポートを作成します。したがって、「哲学課題研究1」とは異なり、この「哲学課題研究2」では個人ワークが中心となります。ただし、レポートのよしあしを自ら判定できるようになるため、第15回授業ではレポートの批評会を開催しますが、これはグループワークとなります。さらにポートフォリオ作成をつうじて、学生は研究の方法を改めて自覚します。以上のような作業を通じて、学生は哲学の研究方法をしっかりと身に付けます。なお、セクシュアリティに隣接する分野である「衛生」についても一定の知識を得るため、第10回授業では北里柴三郎記念館を訪れます。 |
授業のねらい・到達目標 | ・学生は自分が調査したことをレポートにまとめることができる。(A-3-3)(A-5-3) ・学生は研究に必要な一次文献と二次文献を収集することができる。(A-3-3)(A-5-3) ・学生は一次文献と二次文献の内容を整理・分析することができる。(A-3-3)(A-5-3) ・学生はグループワークにおいて他者を尊重しながら質疑応答することができる。(A-6-3) ・学生は授業時間内外において他の学生に学修に関するアドヴァイスをすることができる。(A-6-3)(A-7-3) ・学生は自身の学修について振り返ったうえで今後の研究構想を立てることができる。(A-8-3) この科目は文理学部(学士(文学))のDP3,5,6,7,8及びCP3,5,6,7,8に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 上でも述べましたが、この授業では、近代日本におけるセクシュアリティに関する一次文献と二次文献を調査し、その調査結果をレポートにまとめます。 その際、この授業のいわば目玉となる方法として、その都度の調査内容をレジュメ(一次文献の場合)もしくは情報カード(二次文献の場合)にまとめ、これをゼミの共有財産としてデータベース化します。 この方法によって、ゼミ全体として知見を積み上げていきましょう。 なお、教員はすべての提出物(とくにポートフォリオ)に対してコメントを付しフィードバックし、レポート作成をはじめとする学修の手助けをします。 対面授業に参加できない場合、課題をBlackboardに提出してください。添削してフィードバックします。 |
授業計画 | |
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1 |
研究テーマを発表しよう【対面】(A-5-3)(A-7-3)
【事前学習】研究計画書を作成する。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、研究計画書を改善する。 (0.5時間) |
2 |
二次文献の内容を報告しよう①【対面】(A-3-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】自身の研究テーマに関する二次文献について情報カードを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】情報カードに情報を補足する。 (0.5時間) |
3 |
二次文献の内容を報告しよう②【対面】(A-3-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】自身の研究テーマに関する二次文献について情報カードを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】情報カードに情報を補足する。 (0.5時間) |
4 |
二次文献の内容を報告しよう③【対面】(A-3-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】自身の研究テーマに関する二次文献について情報カードを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】ポートフォリオを作成する。 (0.5時間) |
5 |
一次文献の内容を報告しよう①【対面】(A-3-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レジュメ資料を改善する。 (0.5時間) |
6 |
一次文献の内容を報告しよう②【対面】(A-3-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レジュメを改善する。 (0.5時間) |
7 |
一次文献の内容を報告しよう③【対面】(A-3-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レジュメを改善する。 (0.5時間) |
8 |
一次文献の内容を報告しよう④【対面】(A-3-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レジュメを改善する。 (0.5時間) |
9 |
一次文献の内容を報告しよう⑤【対面】(A-3-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】一週間分の調査内容についてレジュメを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】ポートフォリオを作成する。 (0.5時間) |
10 |
北里柴三郎記念室を訪ねてみよう【対面】(A-5-3)(A-7-3)
【事前学習】北里柴三郎の生涯と業績を調べる。 (1時間) 【事後学習】報告書を作成する。 (1時間) |
11 |
レポートのアウトラインを発表しよう【対面】(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】レポートのアウトラインを作成する。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、アウトラインを改善する。 (0.5時間) |
12 |
レポートを発表しよう①―途中経過―【対面】(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】レポートを途中まで作成する。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レポートを改善する。 (0.5時間) |
13 |
レポートを発表しよう②―途中経過―【対面】(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】レポートを途中まで作成する。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レポートを改善する。 (0.5時間) |
14 |
レポートを発表しよう③―完成版―【対面】(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)
【事前学習】レポートを完成させる。 (1.5時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レポートを改善する。 (0.5時間) |
15 |
レポートを批評しよう【対面】(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】他の受講生のレポートのよかった点と改善すべき点を挙げる。 (1.5時間) 【事後学習】ポートフォリオを作成する。 (0.5時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は指定しません。 |
参考書 | 参考書も指定しません。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(50%)、ポートフォリオ(20%) ・「レポート」では、①形式面、②内容面(文献に対する言及の豊富さや文献から引き出される見解の適切さなど)を評価します。 ・「授業参画度」として、①一次文献調査(レジュメ)、②二次文献調査(情報カード)、③他の学生への質問やアドヴァイス、以上三点の質と量を評価します。 ・「ポートフォリオ」では、①自身が何をどのように学修したかに対する省察、②自身が何をどのように研究するかに対する構想を評価します。 対面授業に参加できない方についても、Blackboardに提出された課題の結果に基づいて評価します。 |
オフィスアワー | 質問や相談のある方は、いつでも構いませんので、STUメールでその旨ご連絡ください。 |