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令和2年度以降入学者 | 哲学特殊講義4 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 哲学特殊講義4 | ||||
教員名 | 三平正明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業あり) Blackboard ID:20223557 |
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授業概要 | 認識様相と義務様相:「外は雨に違いない」の「~に違いない」、「彼は謝罪しなければならない」の「~しなければならない」は、それぞれ、認識的な必然性と義務的な必然性を表しています。これらの表現にはおもしろい特徴があります。認識様相や義務様相表現を、文脈主義と相対主義の観点から考察していくことが目標です。 |
授業のねらい・到達目標 | (1) 様相表現について論理的な取り扱いができる。 (2) 様相表現にはいろいろな種類があることを理解する。 (3) 認識様相や義務様相に関する文脈主義と相対主義を説明することができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,4及びカリキュラムポリシーCP1,4に対応しています。 〇 真・善・美・聖の探究から得られた豊かな知識と教養に基づいて、自己の倫理観をもって、人間と社会の倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-3) 〇 文献や資料の読解・解釈を通じて、あるいは、現代の思想的状況を注意深く考察することによって、哲学的問題を発見し、解決策を考えることができる。(A-4-3) |
授業の方法 | (1) 授業の形式:【講義】 (2) Blackboardを通じて、認識様相と義務様相に関するいくつかの資料を配信します。授業の進展に応じて、配信した資料を事前に読んでおいてください。 (3) 重要事項については、小テストを適宜実施します。実施後、ポイントの解説を行います。 (4) 対面授業への参加が困難な場合には、Blackboard配信の教材で学習し、そこに記載されている期日までに課題を提出してください。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業の方法について説明する)【対面授業】
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 (1時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、認識様相と義務様相表現を書き出して、その特徴について考えてみる。 (1時間) |
2 |
様相表現とは【対面授業】
【事前学習】プリントの「様相表現とは」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、いろいろな様相表現を分類してみる。 (2時間) |
3 |
可能世界と到達可能性【オンデマンド型】
【事前学習】プリントの「可能世界と到達可能性」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、可能世界と到達可能性について簡単な図が描けるようにする。 (2時間) |
4 |
フレームとモデル【対面授業】
【事前学習】プリントの「フレームとモデル」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、フレームとモデルの作り方を整理しておく。 (2時間) |
5 |
単純な様相論理【オンデマンド型】
【事前学習】プリントの「単純な様相論理」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、様相論理の練習問題を解いてみる。 (2時間) |
6 |
単純な様相論理の問題点【対面授業】
【事前学習】プリントの「単純な様相論理の問題点」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、単純な様相論理の問題点を説明できるようにする。 (2時間) |
7 |
様相の指標性【オンデマンド型】
【事前学習】プリントの「様相の指標性」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、様相表現の指標性について要点を整理しておく。 (2時間) |
8 |
クラッツァーの着想【対面授業】
【事前学習】プリントの「クラッツァーの着想」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、クラッツアーの考え方の長所をまとめておく。 (2時間) |
9 |
会話背景:様相基底【オンデマンド型】
【事前学習】プリントの「会話背景:様相基底」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、様相基底とは何かを説明できるようにする。 (2時間) |
10 |
会話背景:順序づけ【対面授業】
【事前学習】プリントの「会話背景:順序源」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、順序づけの仕方について要点を整理しておく。 (2時間) |
11 |
認識様相と義務様相の文脈主義【オンデマンド型】
【事前学習】プリントの「認識様相と義務様相の文脈主義」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、文脈主義の特徴をまとめておく。 (2時間) |
12 |
文脈主義の問題点【対面授業】
【事前学習】プリントの「文脈主義の問題点」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、文脈主義の問題点について回答を考えてみる。 (2時間) |
13 |
認識様相と義務様相の相対主義【オンデマンド型】
【事前学習】プリントの「認識様相と義務様相の相対主義」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、相対主義の特徴をまとめておく。 (2時間) |
14 |
相対主義の問題点【対面授業】
【事前学習】プリントの「相対主義の問題点」の部分を読み、疑問点をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】プリントと講義に基づき、相対主義の問題点について回答を考えてみる。 (2時間) |
15 |
試験と解説(A-1-3, A-4-3)【オンデマンド型】
【事前学習】第2回~第14回の内容を復習しておく。 (4時間) 【事後学習】学んだ事項を整理しておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし。プリントや資料を配布します。 |
参考書 | 飯田隆 『言語哲学大全 3 意味と様相 (下) 』 勁草書房 1995年 蝶名林亮 (編著) 『メタ倫理学の最前線』 勁草書房 2019年 Paul Portner, Modality, Oxford University Press, 2009 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%) 【授業参画度】は、小テストや授業内容に関する質問などによって評価します。 【授業内テスト】は、認識様相と義務様相の重要事項について理解を確認するためのものです。 *授業達成目標の A-1-3 と A-4-3 は、授業における学修の積み重ねの結果、授業の最後に達成されます。そして、その評価は、授業参画度と授業内テストをあわせて行われます。 *対面授業への参加が困難な場合には、課題の提出と試験によって評価します。 |
オフィスアワー | 質問や相談のある方は、STUメールでその旨ご連絡ください。 |