検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 東洋史講究 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 東洋史概説2 | ||||
教員名 | 高井康行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard ID:20223573 |
---|---|
授業概要 | 2010年代中葉以降の香港における民主化要求運動とそれに対する中国・香港政府の対応は、西洋民主主義対東洋専制主義という図式でとらえがちである。しかし、学生などによる政治批判は東洋史において普遍的に見られる現象であり、また政治批判を統治者が受容する=「言路を開く」ことこそが理想的な政治であると認識されてもいた。本講義では東洋史上における代表的な政治批判運動およびそれに対す政府の対応、その思想的・社会的背景について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | ・中国・朝鮮・日本における政治に対する意見表明・批判行動の在り方について基本的な説明を与えることができる。 ・中国・朝鮮・日本における政治に対する意見表明・批判行動の思想的背景について基本的な説明を与えることができる。 ・中国・朝鮮・日本における政治に対する意見表明・批判行動の検討から得られた知見に基づいて、現代における人々の政治参加のあり方などについて自分なりの意見を提示できるようになる。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの1、2、3に対応しています。 学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-1) 学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-2) 現代社会における人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-2-1) 現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2) 物事を論理的に説明することができる。(A-3-1) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 参考書・参考論文の内容についての説明および、事前に配布する参考資料の解釈などを中心として講義を行う。 本授業の事前・事後学習は各2時間を目安とする。 ・履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。参考資料の配付は事前にBlackboard上にアップロードするので事前学習として内容を把握しておくことを求める。 対面授業に参加できない場合、以下の条件を満たす学生は教員の許可うけてZoomでの参加を認める。 ・日本に入国できない留学生、遠方に居住する学生 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス:、授業の目標・方法について説明する。また、東洋における「言路」についての考え方について概説する【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】シラバスを事前に確認すること。(A-2-1) (1時間) 【事後学習】講義を振り返り「言路」 についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-2-2) (2時間) |
2 |
前近代中国における理想的な政治とは?【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し前近代中国における理想の政治について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り前近代中国における理想の政治についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
3 |
党錮の禁(1)事件の経過【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し「党錮の禁」の過程ついて、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り「党錮の禁」の過程についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
4 |
党錮の禁(2)その社会的背景と事件の影響【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し「党錮の禁」の社会的背景について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り「党錮の禁」の社会的背景についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
5 |
宋代の言路官について【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し宋代の言路官について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り宋代の言路官についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
6 |
宋代の朋党論【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し宋代の朋党論についてについて、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り宋代の朋党論についてについてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
7 |
宋代の「学生運動」【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し宋代の「学生運動」について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り宋代の「学生運動」についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
8 |
明末の東林党(1)その思想的背景【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し東林党の思想的背景について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り東林党の思想的背景にについてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
9 |
明末の東林党(2)その運動の経緯【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し東林党の運動について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り東林党の運動についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
10 |
明末の復社【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し明末の復社について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り明末の復社についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
11 |
五・四運動とその影響【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し五・四運動とその影響について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り五・四運動とその影響についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
12 |
朝鮮王朝の士林政治【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し朝鮮王朝の士林政治について、疑問点などをメモしておく。(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り朝鮮王朝の士林政治についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
13 |
幕末における「公議」「公論」(1)その思想的背景【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し幕末における「公議」「公論」の思想的背景について、疑問点などをメモしておく(A-1-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り幕末における「公議」「公論」についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
14 |
幕末における「公議」「公論」(2)明治維新への道【対面授業】(A-1-2)
【事前学習】事前に配布する資料を通読し幕末における「公議」「公論」の政治的展開について、疑問点などをメモしておく(A-1-1) (3時間) 【事後学習】授業を振り返り幕末における「公議」「公論」の政治的展開についてまとめ、説明できるようにしておく。(A-1-2) (2時間) |
15 |
まとめ【対面授業】(A-2-2)
【事前学習】これまでの学習内容を振り返り、疑問点などを整理しておく(A-2-1) (2時間) 【事後学習】授業を振り返り東洋史上における「言路」の問題を検討する意義などを説明できるようにしておく。(A-2-2) (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 使用しない |
参考書 | 川勝義雄 『六朝貴族制社会の研究』 岩波書店 1982年 第1版 東晋次 『後漢時代の政治と社会』 名古屋大学出版会 1995年 第1版 平田茂樹 『宋代政治構造研究』 汲古書院 2012年 第1版 宮崎市定 『宮崎市定全集10宋』 岩波書店 1992年 第1版 小野和子 『明季党社考:東林党と復社』 吉川弘文館 2002年 第1版 ラナ・ミッター 『五四運動の残響:20世紀中国と近代世界』 岩波書店 2012年 第1版 李泰鎮 『朝鮮王朝社会と儒教』 法政大学出版局 2000年 第1版 塩出浩之(編) 『公論と交際の東アジア近代』 東京大学出版会 2016年 参考書は事前事後学習と平行して通読することが望ましい。 また、その他の参考文献は授業中または配布資料中で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:講義に関連する文献(論文等)の書評などを通して「論理的・批判的思考力A-3」を評価する(80%)、授業参画度:授業内における質疑応答の内容等で評価します(20%) ・レポートは中間・期末の2回行う予定。 ・やむを得ない事情により授業を受講できなかった者については、上記のレポートのほかに参加できなかった授業分に応じたレポートを別途課すことで評価する。 |
オフィスアワー | 質問は授業終了後の教場、およびメールにて受け付けます。 |