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令和2年度以降入学者 | 日本史特講8 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 日本史特講8 | ||||
教員名 | 舟橋正真 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 【対面授業】講義形式で行う。毎回プリントを配布し、授業を進める。授業プリントはpdfをblackboardに公開するので、各自ダウンロード(及び印刷)して授業に臨むこと。 BlackboardコースID:20223581。 |
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授業概要 | この授業は、“ 日本近現代史のなかの天皇とは何であったのか” を昭和戦前・戦中期の政治外交史を通して考えるものである。そこでは、昭和の始まりから政党政治の崩壊、軍部の台頭、そしてアジア太平洋戦争へと日本が突き進み、敗戦へと至る過程を天皇や宮中勢力、内閣、陸海軍など各政治勢力の動向に目を配りながら検討していく。加えて国際関係にも注目する。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業を通して、明治憲法体制の特徴と問題点を理解できるようにするとともに、日本近現代史研究の方法を身につけられるようにする。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCP2,3に対応している。 世界諸国の歴史,経済,文化,政治などの背景を理解し,国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる(A-2-3)。 物事を既存の知識にとらわれることなく,人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し,説明することができる(A-3-3)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 先行研究や史料に基づきながら授業を進める。授業プリントの公開、課題(コメントシートや期末レポート)の提示・提出などは全てBlackboardで行う。初回の授業までに、Blackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの連絡事項欄に掲示するので随時確認すること。 対面授業に参加できない要件を満たした場合、zoomで参加し、指定日時までにBlackboardに配信する課題を提出する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する)【対面授業】 明治憲法下の昭和天皇(統治権の総攬者・大元帥) 【事前学習】シラバスを事前に確認する。明治憲法第1章を調べて読んでおくこと。昭和期の通史を簡単に復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第1回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典などで調べておくこと。 (2時間) |
2 |
張作霖爆殺事件への対応(田中義一内閣への不信任)【対面授業】
【事前学習】第1回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。「昭和天皇」について辞典などで調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第2回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く。 (2時間) |
3 |
ロンドン条約問題への対応(浜口雄幸内閣への支持)【対面授業】
【事前学習】第2回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第3回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第3回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く。 (2時間) |
4 |
満洲事変への対応(陸軍への不信)【対面授業】
【事前学習】第3回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第4回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第4回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く。 (2時間) |
5 |
2・26事件への対応(大元帥・昭和天皇の実像)【対面授業】
【事前学習】第4回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第5回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第5回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く。 (2時間) |
6 |
日中戦争への対応(昭和天皇の日中戦争観)【対面授業】
【事前学習】第5回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第6回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第6回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く(A-2-3)。 (2時間) |
7 |
三国同盟問題への対応(同盟締結の容認過程)【対面授業】
【事前学習】第6回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第7回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第7回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く(A-2-3)。 (2時間) |
8 |
対米英戦争への対応(開戦論への傾斜)【対面授業】
【事前学習】第7回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第8回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第8回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く(A-2-3)。 (2時間) |
9 |
開戦の「聖断」(なぜ開戦を決断したのか)【対面授業】
【事前学習】第8回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第9回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第9回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く(A-2-3)。 (2時間) |
10 |
昭和天皇の戦争指導(戦時下の大元帥・昭和天皇)【対面授業】
【事前学習】第9回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第10回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第10回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く。期末レポート作成の準備を始める(A-3-3)。 (2時間) |
11 |
【補論①】弟宮とアジア太平洋戦争(1)(戦時下の三笠宮崇仁親王)【対面授業】
【事前学習】第10回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第11回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第11回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く。 (2時間) |
12 |
戦争終結工作(戦争に対する態度の変化)【対面授業】
【事前学習】第11回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第12回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第12回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く(A-2-3)。 (2時間) |
13 |
終戦の「聖断」(「国体護持」のための終戦)【対面授業】
【事前学習】第12回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第13回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第13回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く(A-2-3)。課題に即して期末レポートを作成する(A-3-3)。 (2時間) |
14 |
【補論②】弟宮とアジア太平洋戦争(2)(敗戦後の三笠宮崇仁親王)【対面授業】
【事前学習】第13回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第14回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】第14回の配布資料やノートを読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。コメントシートに授業の要約と感想を書く。 (2時間) |
15 |
【補論③】昭和天皇と「独白録」(天皇免責工作)【対面授業】
【事前学習】第14回の配布資料やノートをよく読み直しておくこと。第15回のテーマについて辞典などで簡単に調べておくこと。 (1時間) 【事後学習】第15回の配布資料を読み返し、わからない用語があれば辞典等で調べておくこと。各自興味のあるテーマについてさらに調査を進める(A-2-3)。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | とくに指定しない。 |
参考書 | 古川隆久 『昭和史』 ちくま新書 2016年 清水唯一朗・瀧井一博・村井良太 『日本政治史』 有斐閣 2020年 そのほかは授業内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度(30%) レポートの内容や作成方法については、初回の授業で指示する。授業参画度は、各回のコメントシートの内容で評価する。 |
オフィスアワー | メールで対応する(e-mailアドレスは授業時に提示する)。 |
備考 | 初回のオリエンテーションでは、授業のテーマや到達目標および授業の方法、成績評価について説明するため、必ず出席すること。 |