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令和2年度以降入学者 | 東洋史特講2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 東洋史特講2 | ||||
教員名 | 尹国花 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業。BlackboardコースIDは、20223582です。 |
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授業概要 | 本講義では、20世紀の東アジア国際政治の歴史的構造とその特徴を、①中国・朝鮮・日本の政治権力の展開過程、②中国東北地方をめぐる中国・朝鮮・日本およびソ連の国際関係をふまえて講述する。 |
授業のねらい・到達目標 | 20世紀東アジア世界の多様性とダイナミズムを歴史構造的に理解することができ、東アジア世界が抱える諸問題解決に向けての前提的知見を得ることができる。 なお、この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの2-3、3-3に対応しています。 ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-2) ・現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2) ・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2) ・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる。(A-4-2) ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2) ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる。(A-8-2) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 対面授業にて、講義形式で実施する。毎回授業終了後に授業内容に関する質問やコメント(感想)を記したリアクションペーパー(コメントシート)をBlackboardを通じて提出してもらう。提出された質問やコメントに関しては、次回授業の冒頭で適宜フィードバックを行う。 *履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 **なお、対面授業に参加できない要件を満たした場合、Blackboardで配信するプリントを見ながら音声を聴き、指定日時までに課題を提出すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の方法と、授業のテーマが持つ今日的意義について解説する。
【事前学習】高校で学んだ日本史・世界史における、20世紀前半の日本と世界の展開過程を再確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】事前学習の成果をもとに中国の近代化と日本の近代化の違いを整理しておく。 (2時間) |
2 |
日露戦争以降の中国東北地方の歴史的概況。A:2-3、3-3
【事前学習】第1回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】授業内容を整理し、まとめる。 (2時間) |
3 |
「満洲国」の特徴(その1)。A:2-3、3-3
【事前学習】第2回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】「満洲国」成立過程と統治理念を再確認する。 (2時間) |
4 |
「満洲国」の特徴(その2)。A:2-3、3-3
【事前学習】第3回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】満洲をめぐる国際関係を再確認する。 (2時間) |
5 |
第2次世界大戦後の中国東北地方の歴史的概況(その1)。A:2-3、3-3
【事前学習】第4回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】中国東北地方をめぐる国内政治的変化を再確認する。 (2時間) |
6 |
第2次世界大戦後の中国東北地方の歴史的概況(その2)。A:2-3、3-3
【事前学習】第5回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】中国東北地方をめぐる国際政治的変化を再確認する。 (2時間) |
7 |
植民地朝鮮――国内政治(その1)。A:2-3、3-3
【事前学習】第6回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】植民地朝鮮の特徴を再確認する。 (2時間) |
8 |
植民地朝鮮――国外政治(その2)。A:2-3、3-3
【事前学習】第7回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】在外朝鮮人管理問題を再確認する。 (2時間) |
9 |
第2次世界大戦後の朝鮮半島(その1)。A:2-3、3-3
【事前学習】第8回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】分断された朝鮮半島の歴史的背景を再確認する。 (2時間) |
10 |
第2次世界大戦後の朝鮮半島(その2)。A:2-3、3-3
【事前学習】第9回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】在外朝鮮人の朝鮮半島への帰還問題を再確認する。 (2時間) |
11 |
戦前の日本――満洲移民問題。A:2-3、3-3
【事前学習】第10回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】満洲移民の変容過程を再確認する。 (2時間) |
12 |
第2次世界大戦後の日本――日本人引揚げ。A:2-3、3-3
【事前学習】第11回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】日本人引揚者と留用問題を再確認する。 (2時間) |
13 |
事例からみる国際関係(その1)A:2-3、3-3
【事前学習】第12回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】中国東北地方の朝鮮人をめぐる国際関係を再確認する。 (2時間) |
14 |
事例からみる国際関係(その2)A:2-3、3-3
【事前学習】第13回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】日本人と朝鮮人の引揚げをめぐる国際環境を再検討する。 (2時間) |
15 |
講義の「まとめ」。レポート課題に関するフィードバックを行う。A:2-3、3-3
【事前学習】第14回までの講義内容を整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】東アジア国際政治の特徴についてまとめる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 川島 真・服部 龍二編 『『東アジア国際政治史』』 名古屋大学出版会 2007年 参考文献に関しては、毎回の授業時に紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第11回授業時にレポート課題を提示し第14回授業時に提出を課す。(50%)、授業参画度:毎回の授業後に提出するリアクションペーパー(コメントシート)の内容(50%) レポートに関しては、事実の正確の記述と論理的整合性を評価対象として、Blackboardのメール添付機能を利用して提出することを原則とする。コメントに関しては、授業内容の正確な把握や建設的な疑問や提言(そう考えた理由を含めて)を評価対象とする。 対面授業に参加できない要件を満たし、授業方法欄で指定した対応にて授業参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 |
オフィスアワー | 授業終了時。質問や相談は、Blackboardあるいは電子メールで適宜受け付ける。 |