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令和2年度以降入学者 | 西洋史特講4 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 西洋史特講4 | ||||
教員名 | 三潴みづほ | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard ID:20223587 |
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授業概要 | 16世紀後半から17世紀前半のスペインにおける宗教的マイノリティ統治の概要を把握し、時代背景を踏まえながらその変遷について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 授業のねらい:カトリック信仰と強く結びつく近世スペイン国家において、ユダヤ系住民、イスラーム系住民、さらにアメリカ大陸植民地先住民のインディオが、どのように存在し統治されたのか、について具体的な説明を与えることができる。 到達目標:近世スペインの宗教的マイノリティ統治を事例として、多文化共生について自らの疑問や意見を提示できるようになる。 ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。(A-2-3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 対面授業。講師作成の授業資料配布、課題提示、および学生からの課題提出を、原則として教室でおこなう。毎回のテーマごとに示す参考書該当部分・授業資料・板書等に沿って講義を進める。各回授業の最後に内容理解を確認する問題1~2問を小課題として課し、その場で提出してもらう。また、授業テーマについての学生自身の考えや疑問点などを書くリアクションペーパーも数回課す。小課題やリアクションペーパーについては翌週授業にて解説・全体講評をおこなう。 ※対面授業に参加できない学生の代替方法: 対面参加が困難な学生は、授業担当教員の許可を受けてZoomでのオンライン参加をすることができる。Zoom参加者は、Blackboardにて課題を確認し、提出をおこなうこと。ただし、許可を受けずにオンライン参加およびBlackboardでの課題提出をおこなった場合、通常の出席扱いや課題提出扱いにはしない。 なお、本授業の事前・事後学習の詳細については各回のシラバスを参照。 |
授業計画 | |
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1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法の説明、導入としての中近世スペイン小史(A-2-3) 授業第1回から第4回、第6回から8回、第10回から第12回が、「世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる」(A-2)能力を養成する部分となる。
【事前学習】シラバスの授業概要の確認 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
2 |
近世スペイン国家と異端審問(A-2-3)
【事前学習】近世スペイン国家の形成と異端審問制度についての予習(参考書p.128-p.142) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
3 |
近世スペインのユダヤ系住民(A-2-3)
【事前学習】近世スペインのユダヤ系住民の生活状況についての予習(参考書p.142-p.148) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
4 |
対ユダヤ系住民政策の変遷(A-2-3)
【事前学習】対ユダヤ系住民政策についての予習(参考書p.142-p.148) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
5 |
近世スペインのユダヤ系住民統治(A-3-3) 授業第5回、第9回、第13回、第14回が「物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる」(A-3)能力を養成する部分となる。
【事前学習】近世スペインのユダヤ系住民統治について、第2回から第4回までの学習内容を振り返っておく。 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
6 |
外部イスラーム勢力の伸長(A-2-3)
【事前学習】オスマン帝国など外部イスラーム勢力の伸長について予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
7 |
近世スペインのイスラーム系住民(A-2-3)
【事前学習】近世スペインのイスラーム系住民の生活状況について予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
8 |
対イスラーム系住民政策の変遷(A-2-3)
【事前学習】対イスラーム系住民政策についての予習(授業内で参考文献を提示) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
9 |
近世スペインのイスラーム系住民統治(A-3-3)
【事前学習】近世スペインのイスラーム系住民統治について、第6回から第8回までの学習内容を振り返っておく。 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
10 |
アメリカ大陸植民地インディアスの状況(A-2-3)
【事前学習】16世紀以降の植民地インディアスの状況について予習(参考書p.160-p.172) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
11 |
植民地のインディオ住民(A-2-3)
【事前学習】植民地のインディオ住民の生活状況について予習(参考書p.173-p.176) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
12 |
対インディオ政策の変遷(A-2-3)
【事前学習】対インディオ政策についての予習(参考書p.176-p.179) (2時間) 【事後学習】授業内容の復習 (2時間) |
13 |
近世スペインのインディオ住民統治(A-3-3)
【事前学習】近世スペインのインディオ住民統治について、第10回から第12回までの学習内容を振り返っておく。 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
14 |
近世スペインの国家統治と宗教的他者(A-3-3)
【事前学習】近世スペインにおけるユダヤ系住民、イスラーム系住民、インディオ統治について、第1回から第13回までの授業内容を振り返っておく。 (1時間) 【事後学習】授業内容の復習 (3時間) |
15 |
総評 学習内容の整理(A-2-3、A-3-3) この回で、(A-2)及び(A-3)の能力養成を総合する。
【事前学習】ここまでの課題の復習 (1時間) 【事後学習】授業内容の総復習 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | なし。毎回、講師作成の資料を配布する。 |
参考書 | 網野徹哉 『インカとスペイン 帝国の交錯 (興亡の世界史12)』 講談社 2008年 第1版 ここで示した参考書が取り扱っていない部分については、授業内で示す参考文献や資料で補足する。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業内テスト:内容理解の小課題(20%)、授業参画度:リアクションペーパー(30%) 小課題は設問への正答数、リアクションペーパーは記述内容によって評価される。試験は論述である。事情により学期を通してZoomでの授業参加になった者については、授業内課題はBlackboardで対応するが、試験については可能な限り対面参加をしてほしい。やむを得ずオンライン試験を希望する者については教員側が時間・環境を指定しZoomにて監督するなど公平性を保つための配慮をしたうえでおこなう。 |
オフィスアワー | 授業後、教室にておこなう。Zoomでの参加者にはBlackboardのメール機能で授業日に応対する。 |